君の膵臓をたべたい (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575519945

感想・レビュー・書評

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  • R2.2.26 読了。

     高校生の男女が織りなす、甘くて、せつなくて、もどかしい日常生活。限りある時間を精いっぱい生きなきゃと改めて思う。
     読後、なんとなく生きるって素晴らしいことなのかもって、元気をもらえた気がする。

    ・「私達は、皆、自分で選んでここに来たの。君と私がクラスが一緒だったのも、あの日病院にいたのも、偶然じゃない。運命なんかでもない。君が今までしてきた選択と、私が今までしてきた選択が、私たちを会わせたの。私達は、自分の意思で出会ったんだよ。」
    ・「人間は相手が自分にとって何者か分からないから、友情も恋愛も面白いんだよ。」
    ・「きっと誰かと心を通わせること。そのものを指して、生きるって呼ぶんだよ。」

  • 有名だけど読んだことも、映画観たことも無かったので…まぁ…有名だし…感動系だし…そんな泣けな…


    …号泣でした(笑)
    勿論 二人のやりとりがメイン何ですが
    自分はそれより、「恭子さん、サクラの元カレ」など学校の人たちの【秘密を知ってるクラスメイト君】への扱いに イライラしっぱなしでした…俺ってズレてるのかなぁ
    なんで【秘密を知ってるクラスメイト君】にこんな人権ていうか…嫌…酷いな…と思ってしまい
    少し本編に集中出来なかったので、★★★★☆で…

    でも【秘密を知ってるクラスメイト君】と恭子さん達って、現代で言えば 最近のSNSなどの いらない書き込みと同じ感じがする
    間違った正義感で振り回され
    実際は誰も悪くないのに傷つけあう みたいな…

    • にゃんちびさん
      フォローありがとうございます!

      私も、これ有名だし、ちょっと若者向き?なイメージできっと泣けないんだろうなぁ…と思って読んだら最後まさかそ...
      フォローありがとうございます!

      私も、これ有名だし、ちょっと若者向き?なイメージできっと泣けないんだろうなぁ…と思って読んだら最後まさかそっち!?の衝撃からの切ない展開で、普通にじゃんじゃん泣きました。
      大分前に読んで、内容がうっすらしているので、また久し振りに読んでみようかなと思いました。
      そう、きっと泣きます。
      2021/03/21
  • 「私もキミも、1日の価値は一緒だよ。」
    この作品で一番印象に残ったのが桜良が春樹に対して言ったこの言葉でした。今の時代であっても余命宣告は行われます。少し前に身内が長くてあと一年の宣告を受け、そして亡くなるという経験をしました。本人もそのことは告げられていたのですが、このことを知って以降、何だか会っても微妙な空気感に苛まれたのを覚えています。この人は間もなく死んでしまうんだ、と。もう駄目だ、と嘆いていたこともありました。とてもいたたまれなかったです。その時は、ただただ可哀想だとしか思えなかったのですが、この桜良の言葉にある通り、生きている限りその一日一日の価値というのは、本当は余命宣告を受けた人も自分も全く変わらないんだという客観的事実。これは衝撃的でした。今までそんな風に考えたことが全くなかったからです。この本を読んで以降、自分の中で日々生きることへの考え方が少し変わりました。日々、瞬間瞬間のあのこと、このことについて一つづつ悔いなきように捉え生きていきたい、日々そう意識するようになりました。私生活においても、仕事においても。

    私にとって、とても大きな気づきを与えてくれた一冊でした。

  • 久しぶりにここまでひどいものを読んだ。
    はじめて小説に触れるという子どもならいいが、それなりにまともな読書の経験を積んだ人間が読んではいけない、時間のムダである。
    すべての要素が安直。
    文章も、どう?小説っぽいでしょ?とバカな作者のドヤ顔が浮かぶような気持ちの悪い表現ばかり。
    作者の妄想と願望だけで成り立った小説。
    こんなものが流行して、泣ける!とかいう感想が出回るのも問題だが、現代日本のリテラシーの低さを思い知るのにはちょうどいいかもしれない、日本はここまで落ちぶれたのだ。

    • ふくさん
      誰かとこの感情を共有したかったです。言いたいことをすべて言ってくださっていて…!
      みんなが良い良い言うので、無性に腹が立ちます笑
      誰かとこの感情を共有したかったです。言いたいことをすべて言ってくださっていて…!
      みんなが良い良い言うので、無性に腹が立ちます笑
      2018/10/13
    • nさん
      まるで自分の感性が全てでそれ以外はあってならないと言った物言いで断言しきっていて凄いと思いました!小説1つの感想に日本は落ちぶれただの莫大な...
      まるで自分の感性が全てでそれ以外はあってならないと言った物言いで断言しきっていて凄いと思いました!小説1つの感想に日本は落ちぶれただの莫大な規模のことまで断定されてる達観したその視点も考察力もとても羨ましいです!自分も養いたいです!
      2023/08/30
  • 伏線はあったけど終わり方よ、、、
    人生どう転ぶか、いつ死ぬかなんてわからんてことやね。

  • 『君の膵臓をたべたい』 
    タイトルから中身が気になり読みました。こちらは小説を読んだあと映画も観ました。もうタイトルが全てを物語っていると思います。個人的には同じ内容でも活字で読んだときのほうが気持ちを強く揺さぶられた気がします。読んでよかった。やっぱり小説はいいですね。

  • 命が本当の意味で平等であることを教えてくれました。
    人が重い病に侵され死がどんどん近づいてくる重たいストーリーのはずなのに、何故か笑いが起こり、熱くなれます。しかし、最後はしっかり感動させてくれるのでthe小説といった印象を持ちました。

    互いが認め合う関係、互いが互いの膵臓を食べたい関係は恋人以上に素晴らしいものだと私は思いました。

  • 知人に薦められて、遅ればせながら読んでみました。

    カップルのどちらかが不治の病に侵されてしまい…というような、いわゆる「泣ける純愛小説」は苦手な私。
    ですがこの作品は、偏屈な私でも素直に読むことができました。

    理由として、まず彼女が底抜けに明るいのです。
    儚げで今にも消えてしまいそうな悲劇のヒロインではなく、明朗快活、天真爛漫という言葉がぴったりの女の子。
    そしてもう一つ、主人公かつ語り手である「ぼく」は、彼女が近いうちに死んでしまうと分かっても悲しまないのです。
    「だって君はもうすぐ死ぬじゃないか」みたいなセリフを面と向かって言ってしまうほど、人を気遣うことを知らない。

    カップルではない、ぼくが病気を知るまでただのクラスメイトだった二人。
    「病気なんてかわいそう」と思わせない二人だからこそ、辛くならずに読み進めることができました。

    二人の息の合った会話も、また面白かったです。





  • わたしのお姉ちゃんが大好きで、おすすめしてもらって読んだら面白くてわたしも好きになりました。

  • 面白かった。一気に読んだ。でも、嫌い笑。
    何が?文体と会話。志賀くんと桜良のやりとりが何とも気持ち悪く感じる。。
    アニメなら良いかもしれない。これはラノベなのだろうか?
    タイトル回収も個人的には微妙。え、そこからその台詞繋がる?そして、偶然重なっちゃう??
    あと、高校生カップルで一泊旅行、薬で保っているような状態なのに飲酒、赤裸々な日記を親に見せる等々、私の理解を越えすぎてついていけない。もっともこれは、私が陰キャな高校生だったからかもしれない。

    「生きるとは?」に対する桜良の回答は良かった。それを聞いて、自分の気持ちに気付く志賀くんも。

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著者プロフィール

高校時代より執筆活動を開始。デビュー作『君の膵臓をたべたい』がベストセラーとなり、2016年の本屋大賞第二位にランクイン。他の著書に『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』『か「」く「」し「」ご「」と「』『青くて痛くて脆い』『この気持ちもいつか忘れる』『腹を割ったら血が出るだけさ』がある。カニカマが好き。

「2023年 『麦本三歩の好きなもの 第二集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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