僕と先生 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 784
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575520088

感想・レビュー・書評

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  • この人の作品は殺人がないから安心して読めます。

  • 「先生と僕」の続編。
    今回も読みやすいサラッとしたミステリ。

    今回から魅力的な女性が出てきてより面白くなった。
    主人公・伊藤二葉の良いところが存分に出ていて、忠犬ワトソンって感じ。

    1つの話が50ページ前後の短編集なので、区切りが多い方が好みの方にもおすすめ。

  • 極度の心配性な大学生とミステリー好きな中学生の話の続編。

    隼人が賢過ぎて、というか小賢しいというか、ちょっと引く。
    二葉のモノローグもちょっと卑屈で違和感がありました。
    とは言え日常の謎解き、素人探偵の展開は面白かったです。
    新たにチョコレート泥棒が出てきたりして、まだ続くのかなと期待してしまう展開。

  • 日常の謎解き

  • 主人公は、内気で謙虚な大学生の「僕」と、アニメのコナ◯を彷彿とさせる「先生」。この主人公2人の関係性が、なかなか他作品にはない組み合わせで新鮮でした。
    ジャンルとしては、まさにコージーミステリー。日常生活に埋もれた謎を、素人な主人公2人が解決していきます。ミステリーだけど、ほわっとした雰囲気。特に大学生主人公の控えめさに癒されます。
    ただ、普通の人間生活の隣にあるような悪意や犯罪ではあるので、なんとなく心がひっかかるような…そんなミステリー感も味わえます。
    プールで食べるおでん、男子大学生の好む揚げ物天国全部盛り定食…など、坂本さんの描く食べ物は、やっぱり魅力的!でした^ ^

  • ほのぼの2

  • 隼人と二葉の凸凹コンビの第2弾。
    今作品はライバル? キャラが出てきたり、現実と理想について書いていたりと、なかなか考えさせられる作品。
    隼人のお父さんがなかなかいいキャラしています。

  • 先生シリーズ?僕シリーズ?の2作目
    タイトルを見たとき違和感を感じて手に取ってみればシリーズ2作目だった
    なんて紛らわしい…

    今回も日常の謎+関連するミステリの紹介というスタイルは変わらず
    謎も人の悪意に由来するのが多いのもね

    そして今回は怪盗が出てくる
    何その名探偵コ◯ン
    あ~、こうやってどんどん現実離れしていくのね

    でもまぁ名探偵と対を為すのは名犯人とも言えるキャラが必要なわけで
    このシリーズからしてみたら必然なのかもしれない

    これは続編ありそうだなぁ
    そしたらタイトルはどうするんだろうね?

  • 探偵役の人間的な未熟さをワトソン役がフォローする、
    二人揃って立派なコンビという、ありそうであまり無いようなコンビの日常系ミステリ。
    役割分担がしっかりとしてきた気がするし、準主役のキャラクターとの関係も気になる、
    続きが読みたい一冊。

  • 2018/11/12
    ちょっとずつ嫌な話。
    ほのぼのかと思いきや、後味がなんか悪いの。
    おっしゃる通り日常の謎は意地悪だ。
    そして探偵にもワトソンにもそこまで魅力を感じない。
    ミステリガイドって言って紹介してくれても、そこまで魅力的でない人の薦める本、読むかしら。
    私は彼とは好みが合わなそうだからいいわ。

著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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