ひとたびバイクに ツーリングを愛する者たちへ (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575521115

作品紹介・あらすじ

涙の再会、微笑ましいスレ違い、喜びの因縁……。バイクとツーリングを通して描かれる人間模様、人(ひと)が旅(たび)する意味と人情の機微を掬い上げる珠玉の短編集。単行本未収録の7編を文庫化に際し追加収録。

感想・レビュー・書評

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  • 山田深夜『ひとたびバイクに ツーリングを愛する者たちへ』双葉文庫。

    バイク雑誌『アウトライダー』に連載されたバイク乗りをテーマにした作品を収録した短編集。文庫化にあたり単行本未収録の7編を新たに加え、全26編を収録。バイク好きでなくとも、なかなか味わい深い、面白い短編集に仕上がっている。

    山田深夜が描いたこの作品の登場人物はライダーとかバイカーというよりも、バイク乗りと言った方がしっくり来るように思う。悩みを抱えたバイク乗り、心優しきバイク乗り、詐欺師のバイク乗り、様々なバイク乗りの姿が描かれるが、皆、どこか人情味があり、非常に人間らしいのだ。

    最初に読んで気に入った山田深夜作品は『千マイルブルース』だったが、それに優るとも劣らない良い作品である。

  • 切れ味の良い短編集。懐石料理のように一皿、一皿味わえるようです。作者の技を感じます。ただ食べ終わってもお腹いっぱい、の感覚はありませんが。

  • バイク乗りの短編集。
    バイク乗りにはお勧め、特にソロバイカーかな。少しナルシズムを感じるけどバイクってそういう部分もあるからいいでしょ。

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著者プロフィール

1961年福島県須賀川市生まれ。地元の高校を卒業後、神奈川県横須賀市で私鉄職員として約20年勤務。1999年7月、文筆業に専念するために退職。バイク雑誌各誌に小説を発表。著書に『ロンツーは終わらない』『千マイルブルース』『横須賀Dブルース』などがある。

「2011年 『電車屋赤城』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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