小夏と麦の物語 (双葉文庫)

  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575521634

作品紹介・あらすじ

あるきっかけから殺処分寸前の犬「小夏」を引き取った真央。仕事も恋もうまくいかない毎日に、小夏がリズムを与えてくれる『ニューサマーオレンジ』。野良猫「麦」と暮らす夫婦に訪れた試練。生への希望と儚さを描いた『麦ねこ』。人間に寄り添う「小さな命」との温かくも穏やかな日々を描く中編小説二編を収めた感動の物語。

感想・レビュー・書評

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  • Kindle Unlimitedで気軽に読んだニューサマーオレンジ。
    小説としての完成度はまあまあなんだけど、小夏目線の語りにうるっとさせられることもある。

    わたしも、民宿でのびのび可愛がられるわんちゃんになりたい...

  • 犬の小夏の一生を描いた「ニューサマーオレンジ」と猫の麦の一生を描いた「麦ねこ」の2編が収録されています。
    どちらも飼い主の愛情に包まれたものになっていますし、犬・猫の方から見た情景も描かれています。
    また最近書かれたものですので、犬・猫を取り巻く環境もそれなりに把握されたものだと思われます。

  • 人の言葉がわかる犬と猫、昔からある設定だから新鮮味もなくストーリーも凡庸。フィクションとはいえ、飼い主の都合をどうぶつに言わせすぎ。

  • 「酒飲み書店員大賞」を受賞した作品ということで、同じ酒飲みとして気になったので手に取ってみました。

    動物モノは大体最後に動物が死んでしまうので、ツライ気持ちになりがちなイメージがあって敬遠がちでした。けれど本作は、小夏も麦も幸せな気持ちで旅立っていくので、悲しさよりも温もりが勝る読了感がありました(ただ、小夏の「生まれてきてよかった」という言葉には涙が……)。

    また、飼い主はこうであってほしいという思いが伝わってくるような、まっすぐな作風にも癒される気がしました。

    酒飲みながら読んでたら号泣していたかもしれませんがw

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