あの頃の想いと優しい夏休み-京都寺町三条のホームズ(11) (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
3.60
  • (26)
  • (44)
  • (59)
  • (10)
  • (1)
本棚登録 : 708
感想 : 45
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575521818

作品紹介・あらすじ

葵が大学2年生となった夏。大丸京都店での修業を終え、次の修業までの短い夏休みを『蔵』で過ごしていた清貴のところに、高校時代の先輩・日野が尋ねてきた。最近、勤めていた会社を辞めたという日野を、清貴は永観堂に誘う。「永観堂といえば秋では?」といぶかしむ日野だが…。また、『円生の独白』では、円生の過去が明らかに! 大人気シリーズの魅力が満載の第11弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今までの話を別の登場人物視点で振り返る巻。
    同じ話でも誰目線で描くかによって印象がこんなにも変わるのか。
    特に円生視点が興味深い。

  • 振り返り巻で、私は清貴と葵の出逢いエピソードが清貴目線で書かれていたのが面白かったです。

  • 10巻で一区切りとのこと。
    サブタイトルからもわかるように、シリーズの裏側の物語を補足した感じ。スピンオフといえば、スピンオフ。


    どの短編も軽く読めたけど、円生の告白というか独白は印象的でした。減らず口をたたくひねくれものという印象でしたが、ちょっと違う。
    ただただ強く威嚇することで、自分や大切な人を守る、切ない一面も。


    シリーズの転機。
    どうなるのか、気になる。

  • 円生目線。こんな感じだったんだなという感じ。それと、『あの月に行ってみたいですね』エロっ…

  • 内容(ブックデータベースより)

    葵が大学2年生となった夏。大丸京都店での修業を終え、
    次の修業までの短い夏休みを『蔵』で過ごしていた清貴のところに、
    高校時代の先輩・日野が尋ねてきた。最近、勤めていた会社を辞めたという日野を、
    清貴は永観堂に誘う。「永観堂といえば秋では?」といぶかしむ日野だが…。
    また、『円生の独白』では、円生が過去が明らかに!
    大人気シリーズの魅力が満載の第11弾。

    令和6年2月6日~9日

  • 今までの巻で描かれた場面の裏側(違う人での目線)を描いたスピンオフ的なものが多くて、この時こんな風に思っていたのか、考えていたからあんな行動だったのか……と新たな発見があったりしました。

    普段の物語は葵ちゃん目線で描かれているので、一度読んだ物語を違う人の目線で読めるのは新鮮でした。

    円生さんは怖い人って思っていましたが、円生さん目線で物語を読んでいると思っていたよりも優しくていい人、ただ不器用なだけの人ってのが分かって、なんか愛おしくなりました。

    香織ちゃんと店長の関係には驚きましたが、2人が同じタイミングでそれぞれ違う場所で違う人に話を聞いてもらって、相手が誰かバレたと思うほどの葵ちゃんとホームズさんの対応はなかなか感激するもので、ワクワクしてしまいました。

  • 〇どんなに突出した技術があり、素晴らしい絵を描くことができようと、潰れていった画家を何人も見てきている。技術がなくても人気画家になる者もいる。抜きんでるものは何かを持っているのだ。

  • いくつかの視点からの短編集。
    登場人物・主役が色々違うので面白かった。香織ちゃん…幸せになって欲しいな〜

  • 今回は事件無し。それぞれのキャラクターの視点からストーリーを振り返る巻でした。こういうのもいいですね

  • あの頃にどう思ってたかがわかる短編集。
    ほのぼのした気持ちになる。

全45件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

北海道出身、現在は京都在住。2013年にエブリスタ主催第二回電子書籍大賞を受賞し、デビュー。2016年「京都寺町三条のホームズ」で第4回京都本大賞を受賞。「京都寺町三条のホームズ」「京洛の森のアリス」「わが家は祇園の拝み屋さん」「満月珈琲店の星詠み」「京都船岡山アストロロジー」シリーズなど著書多数。

「2023年 『京都 梅咲菖蒲の嫁ぎ先』 で使われていた紹介文から引用しています。」

望月麻衣の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×