後宮の花は偽りを散らす (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575522464

作品紹介・あらすじ

こんな国、滅んでしまえばいい――空(ルビ:から)の花轎(ルビ:かきょう)の“秘密”が明らかになる時、過去の亡霊が国を揺るがす――国の危機を救おうと、新皇帝の双子の弟・郭郭央と共に偽りの夫婦を演じた秘密をもつ相国の女官、陶蓮珠。無事に帰ってきた本物の皇帝夫婦のため、立后式を成功を目指すが、厄介事ばかりが舞い込んで……。過去と現在の陰謀が絡み合い、秘めた恋は無情な選択を迫られる。バリキャリ女官と皇帝の弟の、W身代わりの契約結婚、再び――!! 大反響の圧倒的中華ファンタジー待望の第2弾!!

感想・レビュー・書評

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  • ※辛口です

    双子の兄が皇帝で、異国の公主を妃として国境付近に迎えにいってから公主と姿を消す。なので、双子の弟と異国の言葉が話せる女性官吏がばれないように身代わりになって国の陰謀とかなんかを蹴散らす話。
    文章が読みにくくて頭に入ってこないのに、陰謀だらけで頭の中がごちゃごちゃになってゆっくり整理しながら読んでたら、感情移入する隙もなく。まだ完結していないためどこまで続くか見通しもつかないのでここで脱落です。。(完結してたら斜め読みでもして読破しますが。)

    1巻で最初に入れ替わりする時に、しれっと後宮に収まっていて。国境付近で消えた〜後宮までの道中どうなったんだろう?がずっと頭から離れず(読み飛ばしたかな。。とか思いながら)、双子の弟→女性官吏へのLOVEアピールがバリバリにあり、いつの間にそんな好きになった。。。?となり、2巻ではまたもや当然のように冬来という身辺警護の女の人が登場し(あれ?誰この人???)と困惑し、2巻最後の陰謀の幕引きはあっさり終わり。。。初っ端からの困惑をずっと引きずる形となり話に集中できませんでした。。

    せめて恋愛面できゅんとするのであれば良かったのですが(本当に1台詞だけでもいい。匂わせでもいい)、双子の弟→女性官吏のアピールに鈍い三十路手前の女性官吏はさすがにちょっと無理がありました。。双子の弟←女性官吏でもあるんだから「あれ、両思いじゃんこれ」と、勘違いしなさい。気づきなさい。

  • 威国の公主襲来。主人公の威国語は地方の訛りが強いのではなかったのだろうか。
    威国の公主はそんな人を通訳につけられて侮られたと思うのも当然かとも思うが、勝手に他国の王宮に乗り込み道場破りを仕掛け、後宮に居座っているのに蛮族扱いされて怒るとか意味が分からない。
    相国にしてもこんな簡単に乗り込まれるくらい弱くてよく戦争で負けなかったものだと思う。

    公主と威妃の関係にしても、皇帝は一族が違うので接点はないと説明していたが、公主は威妃に恩があるという。
    二人の様子を見ても仲良しとまではいかないが交流はあるようだったし。
    自国に蔑ろにされてきた威妃は相国の皇帝を出会い全てを捧げる決意をしたらしいが妹との関係は言っていなかったらしい。

    威妃の生い立ちにしても、母の一族で放っておかれた、という話のすぐ後に、都で正妻に育てられたとあった。
    私の読解力がないせいだろうが、このようにコロコロと変わる記述が多くついていけない。
    主人公カップルにしても「バレる」を多用していることが気になった。下町言葉としての扱いなら分かるが、後宮内でもこれだけ使われるとただのガラの悪い人たちにしか見えない。
    前巻に続いてそういったチグハグした箇所が気になって集中できなかった。

  • 2巻目!!出てよかったー続き待ってたーー書いてくれて、出版してくれて、書店に置いてくれてありがとうーーー!!!って気持ち。(ハマりすぎ)
    次も待ってます!!


    以下ネタバレ。


    今回は上級官吏として物語がスタートして、後宮女官になって(ここで一回翔央に嘆かれる)、皇帝叡明の寵妃になって(ここでもう一回翔央に嘆かれる)、立后式に身代わりで立って(翔央も身代わり)、と、何回も立場が変わり、その都度翔央を泣かせている蓮珠。振り回してばかりかと思いきや、翔央は翔央で隙あらば言葉を伝え、態度で示し、わかりやすく嫉妬し、こちらはこちらで蓮珠を動揺させているので、おあいこ。…いや、翔央の方が不憫。
    叡明は二人の気持ちがわかってて、色々思うところがあるようなので、次回以降、二人がどうなるかという部分に叡明が大きく関わるかも??
    この相国の設定では、妃嬪の身分は貴族限定ではないようなので、どうなるかは二人次第でしょうか。
    前巻終了段階で、翔央からのアプローチにまったく気づいていないくらいには色気が足りない蓮珠ですが、今回も全然色気とは無縁かと思えば、香りを覚えていたりときめいたりして、しっかり恋する乙女ぶりを発揮してくれているので、この後どうなるか。仕事馬鹿な面とどう共存するか。1:1くらいになるのか。今全然7:3くらいで仕事だし。
    今回は叡明威妃夫妻の夫婦っぽいところもちょっとあってよかったです。叡明、ちゃんと旦那さんやってんだ!ってとこがちょっと意外だったり。威妃の「忙しい」理由が「それかっ!」って理由だったり。このへん翔央は知ってるっぽそうですね。蓮珠は知らなさそう。
    それにしても叡明が「僕より頭いい三人」と言った人って誰だろ。一人は張折さんかなーっておもうんだけど。李洸さんは「僕と同じくらい」って評価な気がする。誰だろ。
    次回あたり蓮珠は張折さんにしごかれそうだし、翔央はもっと焦らされそうだし。
    早く出ないかなーー

  • 新皇帝の双子の弟・翔央と共に偽りの夫婦を演じる、「遠慮がない・色気がない・可愛げがない」と言われる相国の女官・蓮珠は上級官吏になった。無事に帰ってきた本物の皇帝夫妻のため、立后式の成功を目指すが、押しかけてきた新皇后の異母妹である公主のお世話や厄介ごとが多々舞い込む。自分の気持ちを自覚し始め、それが露呈するのはよくないと隠そうとしつつも仕切れない蓮珠と、隠す気もなく押し通したい翔央が今回は見られる。それにしても、公主の個性強いし、新皇后かっこいいし、新皇帝いい性格してるし、新しく出てくるキャラたちがいいわぁ。
    繋がりがありつつ、一応1巻ごとに完結してるように終わるのも個人的にはありがたい。

  • #読了 ようやく上級官吏になれたと思ったら、また威妃の身代わりになる蓮珠。今回も身代わりがあるんだろうなーとは予想していたけれど、まさか蓮珠自身が妃嬪として召し上げられそうになる(?)とは思わなかった。
    蓮珠がもう少し恋愛に対して消極的なのかな?と思っていたら決してそういうわけでもなく、意外と早くくっつくか?なんてわくわくしていた。んだけど、皇帝の叡明には思うところがあるようでなんとも怖い。
    最後に叡明と威妃のやりとりが見られてよかった。威妃の存在があまりにも謎に包まれていて気になっていたけれど、もう登場していたとは驚きだった。この二人の話もまたちょくちょく読めればいいな。

  • 皇帝の双子の弟郭翔央と女官陶蓮珠のお決まりのなかなか進展しない恋も宮中で起こる事件に対処するうちに、少しずつ近づいてきた。それなのに皇帝の蓮珠を排除しようとする意志が怖い。

  • ぶっちゃけ皇帝夫婦のお話の方をもっと見たい

  • 一冊読み飛ばしたかな?!と思うほど知らないキャラが増えていた。本物の威妃と皇帝の関係とてもよい。

  • あー、最近後宮ものが多くて、話がこんがらがる…。只でさえ物覚え悪いのに。それにしても、前回の主人公に続き、翔央さんも迂闊じゃないかなぁ。まぁラブラブで何より。

  • もう少し恋愛が進んでほしいかなぁ。

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著者プロフィール

東京都生まれ。2019年、『後宮の花は偽りをまとう』でデビュー。同作から始まる「後宮の花」シリーズが人気を博している。

「2023年 『宮中は噂のたえない職場にて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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