図書室のピーナッツ (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
3.46
  • (10)
  • (14)
  • (22)
  • (2)
  • (4)
本棚登録 : 374
感想 : 20
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575523133

作品紹介・あらすじ

資格を持たない「なんちゃって司書」として直原高校の図書室で働く詩織。サンタクロースは実在するのか? 村上春樹とスヌーピーの関係は? などなど、今日も難問珍問が生徒たちから持ちこまれる。はたして、怠け者のキリギリスは2年目の春を迎えることができるのか!? 恋の気配と共に綴られる、ハートフルブックストーリー第2弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 図書館で働く詩織の奮闘を描くシリーズものだと、後で知りました。

    図書館の本で調べ物をして、深掘りしていくのは、パズルを緻密に組み合わせるかのよう。

    いつも利用している図書館の司書さんもこうした知識を持ちながらこなしているのか?と思ったりもしました。

    調べ物のためにではなく、本を見つけたい時に相談するだけではもったいないのかもしれないです。

  • ググれば大抵のことはわかってしまう世の中ですが、わからないことについて図書館で文献にあたって調べる。そんな楽しさを改めて教えてくれるお話。意外なところに謎は転がってるし、意外なところに答えは潜んでる。その答えに行きつくまでの過程が楽しい。続いてほしいシリーズです。

  • 直原高校図書室のなんちゃって司書、詩織サン。
    本と生徒たちをつなぐお仕事で頑張っています、というお話。

    図書館に来るような生徒たちですから、もちろんいい子なんでしょう。エピソードがピュアッピュア。
    いやな気持になる話なんざ全くなくて、さわやかな読後感が味わえるでしょう。

    生徒たちとの穏やかな知的交流を楽しむか、詩織のお仕事話を追うのか、本の紹介として参考にするか。
    なんにせよ悪い気持ちになることはないです。
    今回村上春樹氏ネタが多かったので、嗜まないワタシにはちと遠いカンジだったかな。
    知らない本の楽しみ方があって興味深かった。
    それを実践する日は来るのだろうか・・・。

  • 〇図書館の本や調べる楽しさ
    〇図書室でなくて学校図書館だったらなあ~
    〇文字のないラブレターがすてき


    「サンタクロースの証明」
    サンタクロース関連資料と情報
    〇レファレンスは拡散と収束

    「ハイブリッドの小原庄助」
    「会津磐梯山」委員会探究合戦と学校司書探究とレファレンス
    もしくは、生徒たちの恋と司書就活
    ハイブリッド!
    〇歌、知らなかった。西だから?

    「ロゼッタストーンの伝言板」
    卒業式、うさぎの読書会、プチ予知能力
    〇ノート、書いてくれるかな

    「ピーナッツの書架整理」
    ハッピネスをさがす
    〇辿り着いた!

    ☆竹内真のブックトーク
    作中の本の紹介と作者の探究と本の思い出
    〇探しにいきたい、再読したい、調べたい気持ちに
    814,8→814.8でごわす おんなしなんかな?

    〇利用者が所属を外れたときは利用履歴等は削除の方向で

  • 高校の図書室で働く詩織
    司書の資格はなく事務職採用で年度毎の更新、不安定
    仕事への手応えも感じ司書資格取得にがんばる

    きっかけを活かして人も本も思いも繋げていく
    まず本を通してってのがステキ

  • 図書室のキリギリスの続編。

    なんちゃって司書(資格のない学校司書)の主人公が仕事にやりがいを感じた前作から、よりもっとこの仕事を充実させたいと司書資格を目指すようになったりとすごく成長が見られる。

  • 図書館司書に憧れがあり読んでみました。
    学生の時は全くと言っていいほど図書室に行った覚えがないのですが、ここ数年で足繁く近所の市立図書館に通うようになっています。こんな楽しい図書室だったら学生の頃行ってみたかったなと思いました。
    図書館の色々なサービスや司書資格取得についても触れており参考になりました。

  • こちらは、シリーズ第二弾。

    高校の司書として働く詩織も、一年が経とうとしていた。

    3年生だった楓ちゃんや瀬井くんも無事大学に合格して卒業。
    1年生だった大隈くん、小枝ちゃんは2年生に。
    学校では図書室ノートなる企画を始めたり、詩織自身は司書の資格を取るべく、一歩動き出す。
    そして、なんと言っても図書館司書の山村さんとの出会いが大きい。
    丸メガネ男子でちょっとトボけてるけど優秀な司書の先輩として、詩織たちの「ブックミステリー」を解くべくサポートしていく。
    良いなぁ、山村さん。

    しかし、前作でも述べたけど、この超能力いるかなぁ…?と思う。
    こんな能力なくても、本を愛するまっすぐな気持ち一本で勝負すれば良かったのになぁ…と個人的にはやはり感じた。

    勝手にキャスティング
    詩織→波瑠ちゃん
    山村さん→松坂桃李くん

    桃李くんは、「蜜蜂と遠雷」の明石さんのイメージです。

  • 『図書室のバシラドール』が気に入ったので、同シリーズの別の本を借りてみる。
    図書館の仕事ってやりがいありそう。謎解きもできたらなおさら。

  • シリーズの第二段ですね。
    図書室は調べる場所なんですね。
    改めて認識しました。
    残念ながら自分には図書室で調べたい事はないですね。

全20件中 1 - 10件を表示

竹内真の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×