京都寺町三条のホームズ(15) 劇中劇の悲劇 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 138
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575523850

作品紹介・あらすじ

ニューヨークから戻ってきた清貴と葵。再び、『蔵』での日常に戻った二人の前に、以前、吉田山荘で事件を殺人未遂を事件を解決した相笠くりすが現れる。くりすは、清貴をモデルにした『華麗なる一族の悲劇』という小説を読んでほしいと持ってきた。昭和初期が舞台のその物語の意外な結末とは…。大人気シリーズ、15弾!

感想・レビュー・書評

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  • 本シリーズ初の試みとなる劇中劇をメインに据えた巻、作者は以前にも登場した相笠くりす先生で、清貴が小松と出会うことになった事件以来、2度目の登場です。

    著者も以前から書いてみたかった海外名作ミステリーのパスティーシュ、ということで、ミステリー好きには楽しめる内容かもしれません。

    ただ、劇中劇にはいつものように骨董や絵画といった鑑定士としての腕の見せ所と事件内容が絡み合った部分はなく、物語も清貴と秋人のコンビを軸に進みますので、葵の登場シーンは少な目。そんなこともあって、なんとなく華やかさに欠ける印象で、少々物足りなさも残ります。

    劇中劇の前後には蔵を舞台としたストーリーが描かれていますので、そこはいつも通り。葵を好きすぎる清貴のブラックな一面も垣間見え…。

    それにしても人をありのままに受け入れ愛する、そしてありのままを相手に見せるというのは、この二人をみているとなんだか難しいことのように思え(清貴のブラックさゆえかもしれません)、いったいどれだけの人がそのようにできているのだろう、などと考えてしまいます…。

  • 作中劇(というか、過去に登場した小説作家さんが書いた小説という形)で、ホームズさんが昭和初期の探偵に。
    相方が葵ちゃんではなく秋人さんだったのは、美味しいような物足りないような。
    元ネタとなった超有名推理小説は未読だったので、純粋にミステリとして楽しめた。
    犯人はある意味禁じ手な気はするが……ホームズさんが混乱するのも無理なかろうという。

    ただ今回は作中劇の方に重きが置かれているので、連作短編ミステリな感じは少なく、謎解きはそれ一本に近く(一応他の話もあったけど、作中劇の印象が強くて霞む)葵ちゃんの出番も少なかったので、物足りなさもあった。
    本編というより番外編を楽しんだ、そんな感じだ。
    円生の壁を乗り越える的エピソードもあったが、個人的には折角ホームズさんが京都に戻ってきてるのだから、もう少し主役二人の日常話も読んでみたかった。
    作中劇という形で、いつものメンバーを違う世界で活躍させるという試み自体は面白かったと思う。

  • 劇中劇長っ!って思ったけど結構面白かった。前置きなしで劇中劇が急に始まったほうが、自分的には好きかも、と思う。それにしても、清貴は紙一重だなー。葵のこと好きすぎてヤバいわ。

  • 清貴と葵が円生を想う気持ちが好きや。
    円生の展示会が気になる
    相笠先生の小説も面白かった。
    今まで読んできた清貴がそのまま描かれていておもろい
    清貴と秋人の関係性は何ともいえん笑
    そのままな感じ笑

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著者プロフィール

北海道出身、現在は京都市在住。2013年にE★エブリスタ主催第2回電子書籍大賞受賞。著作に「京都寺町三条のホームズ」「わが家は祇園(まち)の拝み屋さん」シリーズ、「京都烏丸御池のお祓い本舗」シリーズ、「京洛の森のアリス」シリーズ、「太秦荘ダイアリー」シリーズ、『お嬢様・綾小路美優さんのヒミツ!』『花嵐ガール』『託された子は、陰陽師!? 出雲に新月が昇る夜』がある。2016年『京都寺町三条のホームズ』で第4回「みんなで選ぶ 京都本大賞」の大賞を受賞。

「2020年 『わが家は祇園の拝み屋さん13 秋の祭りと白狐の依頼』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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