おいしい診療所の魔法の処方箋 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 122
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575524109

作品紹介・あらすじ

夢も資格も恋人もいない関根菜生28歳。
事務から営業へ移動させられたのだが、突如として現れたじんま疹に、仕事がままならなくなってしまう。
ただ治して欲しいだけなのに病院をたらい回しにされ、最後にたどり着いたのは、女癖の悪そうなイケメン医師・小野田が患者さんに治療の一環としてご飯を出している診療所だった。適当な小野田を全く信用できないと思う菜生だったが、気づけばじんま疹は消えており――。現役の医師が綴る医療ヒューマンドラマ開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 上司のパワハラでじんましんが止まらない菜生。昭和ならば通じたのだろうが、「気合が足りない」というのは令和の時代には通用しない気がする。上司自身も、若いころはそんなパワハラに耐えて耐えて、ようやく今が巡ってきて、自分の代になったらパワハラは犯罪だといわれ、思わず「やってられない」と思う気持ちもわからなくはないが・・今回のはここまでは書かれていなかった(笑)
    話は戻り、菜生がいろいろな病院をめぐることを「病院ショッピング」などという言葉でまとめられてしまったのは愕然としたのだろう。そういう人がいるとは思うが、自分がそういわれたら、やっぱりショックだろうな。んんん診療所を紹介してもらえたのはラッキーだったな。いい意味での自由診療。でも何で収入を得ているのだろう・・?

  • 水分、塩分、糖分が大事ってそうですよね。栄養とか言っても短期的に効く(必須)のはこれ、と、共感してしまいました。二人がどうなるのか気になるし、続編が読みたいです。

  • ストレスにさらされている人をご飯で癒していくという、暖かい気持ちになれる病院が素敵。菜生も人間観察が上手くてちゃんと無くてはならない存在になれて良かったなと思います。

  • こんなお医者さん、いたらいいなぁ!菜生ちゃんはもっと自信つくといいね。

  • 心因性のものが、こうも体に響くとは。
    検索除けのために変わった名前が付けられた診療所は、どちらかというと精神面でのサポートに重きが置かれていた。
    先生は非常にちゃらんぽらんしているけど。
    女癖悪いし、朝からパチンコ通いだし。
    でも、主人公のように病院を盥回しにされても解決しなかった病気と向き合ってくれる最後の砦のような場所。
    そして、温かく迎え入れてくれるおばあちゃん家みたいな場所。
    いや、ちゃらんぽらんしてるけど。
    何かそういう不思議な安心感があった。
    女癖の悪さも、主人公が来てからは落ち着いた気もするし。

    現役のお医者さまが書かれていることもあって、読みやすいコメディ調でありながら、土台はしっかりしていたと思う。
    だから、先生がちゃらんぽらんしていても(何度言うんだ、ちゃらんぽらん)説得力があった。
    確固たる知識に基づいた解説と言うか。
    日用生活やセルフ養生時でも役立ちそうな話も多くて、読んでいてためになった。
    他の先生たちの態度も妙にリアルだったなとも感じた。
    故に主人公が大変な目に遭っているのに、知らない人から見るとそう見えるのかと変に現実が見えてしんどい部分もあった。
    だから、余計にあのちゃらんぽらんな先生が救いに見えたというか(ただ初対面が酷い状態だったから、主人公が彼に全幅の信用を抱くには時間がかかった)

    主人公が抱えていた悩みが実は仕事だけではなかったことも、驚くと同時に実際ありえそうだなと、ここでも嫌な現実が見えたと思う。
    その時の先生の何とかっこいいことよ。
    普段のいい加減さからは想像できないほどのかっこよさ。
    あれがギャップ萌えか。
    ちゃんとお医者様している姿も拝めたことは嬉しかった。

    年齢や資格なしを気にしていた主人公も、目標ができて、前に進めそう。
    先生は先生で、信頼できる人が増えて、少しは素行が落ち着いてくれるといい。
    まあ彼は彼で実家の悩みがあるから、すぐという訳にはいかないが……(主人公の実家の悩みは解決したが、彼の実家の悩みは解決していない)
    三人体制になって、ますます細やかな診療が期待できそう。
    本当に読みやすい作品だったので、続きを期待したい。
    先生の悩みが解決するところまでは見たいので。
    是非に!

  • 設定は面白いんだけど話が広がらずダラダラ続く内容に途中脱落。

  • 我慢強くて自分に自身がなさすぎる菜生。自分なんて。という思いが端々に見えて悲しくなる。そんな菜生が助けを求めて辿り着いた先が小野田のところで本当によかった。じんま疹を治してくれるだけでなく、菜生の良いところを根気強く伝え続けてくれたから。問題に気がつける菜生と、解決法を見つけられる小野田。どんどんいいコンビになっていくのが楽しかった。今後、2人が出会う患者さんたちの話をもっと読みたくなった。

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