卒業タイムリミット (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 246
感想 : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575525502

作品紹介・あらすじ

高校で人気の女性教師が誘拐され、72 時間後に始末するとネット動画で予告された。3年生の黒川のもとに「誘拐の謎を解け」と挑戦状が届く。仲間になったのは、体育会系男子、学年一の美女、幼馴染みの優等生。事件の背後には、思いがけない真相が――。『このミス』大賞出身作家が送る青春の光と影を描いたタイムリミット・ミステリ!

感想・レビュー・書評

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  • ネタバレ無し! 4月放送開始のNHK総合 夜ドラ「卒業タイムリミット」をとことん楽しむ! 72時間以内に謎を解かないと、憧れの先生は死ぬ──『卒業タイムリミット』辻堂ゆめ|ブックレビュー|COLORFUL
    https://colorful.futabanet.jp/articles/-/1235

    井上祐貴さん主演 夜ドラ『卒業タイムリミット』制作開始のお知らせ | お知らせ | NHKドラマ
    https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/20000/460631.html

    辻堂ゆめ『卒業タイムリミット』は学校が有意義になるかどうかは先生次第だとわかる物語 | webstation plus(2020.08.14)
    https://webstation-plus.com/graduation_time_limit.html

    [本の森 ホラー・ミステリ]『卒業タイムリミット』辻堂ゆめ/『歩道橋シネマ』恩田陸 | レビュー | Book Bang -ブックバン-(小説新潮 2020年2月号)
    https://www.bookbang.jp/review/article/603277

    株式会社双葉社|本の詳細 | 卒業タイムリミット|ISBN:978-4-575-52550-2
    https://www.futabasha.co.jp/booksdb/smp/book/bookview/978-4-575-52550-2/smp.html

  • プロットが結論ありきすぎる気がする。主人公たち4人は誘拐の謎を解けるとして集められたのに、集められた理由とかそもそも謎って何って方向に進まない。72時間しかないのに、だらだらと人間関係ばかり調べてる。なぜ自分たちなのか、なぜ誘拐されたのがあの女教師なのか、そこが重要なのに。文章は読みやすくてテンポもいいのに、なんか残念な小説。

  • 学校関係で困っている人がいたら、まず読んでほしい一冊。とても読みやすく、ミステリーなのだが、感動する場面がとても多い印象だった。特に、最後の50ページは絶対に一文一文噛み締めて読んでほしい。

  • 学校で人気のある綺麗な先生が監禁されネットに期限(死亡予定)があげられる。そんな中、主人公(不良)、学年一番の美人、一番優等生、サッカー部の有名人に君たちだけが先生を救えますと手紙が届く。何の関わりもなかった四人が監禁された先生を探し始めるのだがそこにはやはり因縁めいた関係が含まれていた。
    謎解きを進めるように話が展開していき、因縁が明らかになっていく。真犯人に共感できなかった以外は面白く読めた。そこが共感できていたら★5だったけどなぁ。
    経過から犯人は自然と絞られていくのだけど、なぜその人なのかとか、少し仕掛けられていたある種のトリックとかが最後に解けていくところは一気読みになります。

  • 真相に近づくことが出来るぐらい単純なトリックでありつつも巧みな描写が真実を隠しており、終始手が止まらないうえ、最後に全てが明らかになったとき理解がしやすかった。

  •  高校で起こった人気美人教師・水口里紗子の監禁事件。その謎を解け!との挑戦状を受け取った4人の卒業間近の高校3年生たち。彼らはこれまで繋がりはほとんど無かった。札付き問題児の黒川良樹、優等生の高畑あやね、グランプリ優勝美少女の小松澪、サッカー部のホープだった荻生田隼平。彼らは若手教師・伊藤倫太郎の協力を得て卒業式までの3日間のタイムリミットに挑む。なぜこの4人が選ばれたのか…?徐々に明らかになってきた彼ら4人そして水口、伊藤の他、多くの教師の抱える秘密。主人公・黒川の推理はいくつも揺れる。しかし、最後は全くどんでん返しの結論。やはり若手女性小説家だからこそ書けるような青春物語であり、推理小説。やや展開に無理は感じないでもなく、重複した物語に混乱を感じないでもなかったが、楽しく読ませてもらった。

  • 正確に書くと星3.9。
    思っていたより伏線が張られていて、面白かった。なんというか、これは言ってはいけないから出ないという思い込みをつかれた。

  • なんだかんだで救われる。
    上手くいきすぎてるような気がしないでもない。
    でも面白い。人間描写がとても丁寧。

  • 表紙が綺麗なイラストだったので、怖さ弱めのミステリかと思ったが、描写が細かく夜1人で見るには少し怖かった

    実際に考えたらありえないトリックだが、それぞれの抱える内情や関係が面白かった

  • 犯人の動機に対して手段が行き過ぎな感じがするとか、展開が犯人にとって都合良すぎる(学校内の捜索を断られたら令状とってやるでしょう)などありましたが、全体的にテンポ良く読めました。
    告白文の使い方が上手くて、違和感を感じながらも騙されました。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。東京大学在学中の2014年、「夢のトビラは泉の中に」で、第13回『このミステリーがすごい!』大賞《優秀賞》を受賞。15年、同作を改題した『いなくなった私へ』でデビュー。21年、『十の輪をくぐる』で吉川英治文学新人賞候補、『トリカゴ』で大藪春彦賞受賞。

「2023年 『東大に名探偵はいない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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