- 双葉社 (2022年5月12日発売)
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感想 : 890件
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784575525700
作品紹介・あらすじ
住宅地の奥にひっそりと佇む、おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」。この喫茶店には、がんばっている毎日からちょっとばかり逃げ込みたくなったお客さんが、ふらりと訪れる。SNSで発信される〈ていねいな暮らし〉に振り回されたり、仕事をひとりで抱え込んだりして、疲れたからだと強ばった心を、店主そろりの料理が優しくほぐします。
みんなの感想まとめ
日々の疲れを癒すために訪れるおひとり様専用のカフェが舞台となり、心の痛みを抱えた女性たちがそれぞれの思いを抱えて集まります。店主のそろりが提供する料理は、訪れる人々に必要なものをそっと寄り添うように届...
感想・レビュー・書評
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さて、質問です。
『幸せの反対語は何だと思いますか?』
さて、どうでしょうか?単純に考えると『不幸せ』という言葉が思い浮かびます。『幸せって文字の上にそれを否定する不が付いているわけですし』ね。ただ、わざわざこんな質問をしていることを踏まえるとそれでは単純すぎるとも感じます。
私たちは『幸せ』というものを希求しながら生きています。その一方で、そんな『幸せの基準はひとそれぞれ』です。誰もが羨むような生活をしているように見えても必ずしも本人が『幸せ』と思っているかはわかりません。例えば『自分が成長したって感じられたとしたら』それは間違いなく『幸せ』でしょう。しかし、『自分なんて駄目だ、と自信をなくしている状態』であったとしても、それを『この先ののびしろや、あるいは新たな形を見いだせるチャンス、と考えた』としたら、それは『不幸せ』なのでしょうか?
さてここに、それぞれの日常に行き詰まりを感じる主人公たちの物語があります。そんな主人公たちが『ある街の奥にひっそりと佇む小さなカフェ』を訪れるこの作品。そんなカフェでその先へと続く”起点”を見つける主人公を見るこの作品。そしてそれは、『がんばっている日常から、ちょっとばかり逃げ込みたくなる』、そんな主人公たちの気持ちに触れる物語です。
『ミナト運輸です』とカメラの前に立つ『小包を片手に』抱えた男性を見て『オートロックを解除』したのは主人公の小橋可絵(こばし かえ)。『海外の翻訳本を主に刊行している』出版社で『大学時代に』『アルバイトをしていた』ことをきっかけに卒業後『翻訳の仕事』を始めた可絵は、『ステイホームが求められ』るようになったことから『一日のほとんどを家で過ごすようにな』った今を思います。『いわゆる「おうち時間」を充実させることがもてはやされるようになった』中に『アラフォーと呼ばれる年齢を迎える』可絵は、『いまこそ、食べものや暮らし方にも気を配る生活に変えていくチャンスなのではと思い、ライフスタイル系の通販サイトやSNSをチェックするようにな』りました。そんな中に『sayoさんの投稿に出会った』可絵は『ていねいな暮らし』とつぶやくと『自分がその住人の一員になれたような気がして、くすぐったくな』ります。そして、届いた小包を開ける可絵が『段ボールを開けると』、そこには『このたびは当店の商品をお迎えいただき、とても嬉しいです。小橋さまの豊かな暮らしのお手伝いができますように』という手書きのカードが添えられています。『購入者ひとりひとりに書いているのだ』と感心する中に『真っ黒い鉄器』を取り出し、餃子を調理し始めた可絵。しかし、『熱を伝導しやすい鉄』に苦戦する中に『もはや餃子ではない』ものが出来上がりました。後始末の『面倒な作業』をする可絵は『疲れたな』と思う中にスマホに『「疲れに効く」と入力してみ』ます。そんな検索結果に『免疫力を高めましょう』というサイトが表示され『免疫力か…』と思う可絵。そんな時、『編集部の坂下さん』から連絡を受けた可絵は『運動不足解消がてら』編集部へと出かけます。『締め切り守ってくださいね』というプレッシャーを感じながら帰途についた可絵は、『夕飯を作る気力もない』と感じます。そして、『大通りを避け、一本奥に入った』時、『あれ?こんなところにカフェ?』と『小さな看板』を目にします。そこには『おひとりさま専用カフェ 喫茶ドードー』という看板の下に『免疫力を上げるコーヒーあります』と『マジックで走り書きしたカードが画鋲で留められてい』ました。『え、免疫力を上げる?これはまさにいまの私のための店…』と思う可絵は『誘われるように』店の中に入ると『いらっしゃいませ。ようこそ喫茶ドードーへ』と『黒い厚手の胸当てエプロンをかけた背の高い男性』に迎えられます。『こんなところにカフェがあるなんて、これまで気がつかなかったです』、『来たい人だけ来てくれればいいと思っているのです』と会話する中に『入り口に近い席に座った』可絵は『コーヒーいただけますか。あの、表に書いてあった免疫力を上げるっていう』と注文します。そして、しばらくすると『免疫力を上げるコーヒーです。ハンドルを下げてからお飲みください』と『フレンチプレス』が使われた『スパイス入りのコーヒー』が届きました。『なんか落ち着くなあ』と感じる可絵。そんな可絵が『おしきせの素敵』に気づいていく、そんな物語が描かれていきます…という最初の短編〈第一話 自己肯定力を上げるやかんコーヒー〉。主人公となる女性が『喫茶ドードー』で何かを掴んでいくというこの作品の土台を独特な雰囲気感の中に描き出した好編でした。
“住宅地の奥でひっそりと営業している、おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」。この喫茶店には、がんばっている毎日からちょっとばかり逃げ出したくなったお客さんが、ふらりと訪れる…今宵も「あなたの悩みに効くメニュー」をご用意してお待ちしております。心がくつろぐ連作短編集、開店”と内容紹介にうたわれるこの作品。美味しそうなアップルパイの描かれた柔らかい表紙が食欲を誘います。
そんなこの作品はそれぞれに異なる女性主人公が登場する五つの短編が連作短編を構成しています。そして、そんな短編をひとつにまとめ上げるのが『喫茶ドードー』です。物語の構成としては、それぞれの人生に何かしら迷いや疲れを感じる女性たちが、ふらりと『喫茶ドードー』を訪れ、そこに”起点”を見出していくという展開です。では、そんな短編共通の舞台となる『喫茶ドードー』がどのようなお店かをご紹介しましょう。
● 『喫茶ドードー』について
・『駅からまっすぐに続く坂道をのぼりきり、ひとつめの交差点を入って少しだけ歩いた先の路地。その突き当たりにあ』る
・『路地の入り口には小さな看板が出ているのに、気づく人はあまり多くありません』
・『都会の喧噪から少しだけ遮断され』、『訪れた人はこの店を「森のキッチン」なんて呼んだりもします』
・『店内は、厨房というよりも台所と呼んだほうがふさわしいコンパクトなキッチンとカウンターのみで、カウンターには五脚ほどの椅子が置かれている』
・『庭にアウトドア用のテーブルセットがひとつ』
・『店内は鍋や食器が整然と並び、木のおもちゃや植物なんかも置かれている。柱には小さな額入りの絵が飾られている。力の抜けたようなおどけた表情の鳥は、たぶんお店の名前のドードーを描いたイラストだろう』
いかがでしょうか?どことなくイメージが湧きそうです。『都会の喧噪から少しだけ遮断され』という言葉が、読者が思い描く『喫茶店』のこうあって欲しいというイメージに上手くあっているように思いますが、いずれにしてもなんだかとても落ち着けそうなお店です。そんなお店には『そろり、と名乗るこの店の主』がいます。では、そんな そろりについて見てみましょう。
● 『そろり』について
・『丸首のセーターにコットンパンツ。黒い厚手の胸当てエプロンをかけた背の高い男性』
・『三十代後半か四十代前半くらい』
・『寝癖のような縮れ毛』
・『黒縁の丸眼鏡』
こちらはどうでしょうか?小説に『喫茶店』が登場する作品は多々あり、そんなお店には必ず個性ある店主が登場します。例えば、望月麻衣さん「満月珈琲店の星詠み」の”エプロンを着けた大きな大きな三毛猫”のマスターなどインパクト最大級な存在が登場しますが、それに比べると店主・そろりは常識的なイメージという気もします。それは、ファンタジーっぽいけどファンタジーではない、というこの作品の独特な雰囲気感にはピッタリと言えるかもしれません。
そんなこの作品はコロナ禍を扱った作品でもあります。そして、その描写がかなり踏み込んでいるのも特徴です。二箇所ほど抜き出してみましょう。
・『渡した雑誌は数ページめくったっきりだ。紙類に付着したウイルスは二、三日は生存するらしい。週末まではこの雑誌は他の客に渡せない』。
・『ワクチンに関しては様々な意見があるのは知っている。接種するしないは個人の自由だと思うし、体質的に出来ない人もいる。未知のワクチンだから不安だという考えももちろん理解できる』。
いかがでしょうか?コロナ禍を描写した作品は多々ありますがこの作品はかなり細かい視点で相当の文字数を使って描いていきます。これには少し驚きました。私が読んできた小説の中でもコロナ禍に触れる描写の多さ、細かさは一、二位を争うレベルではないかと思います。この辺り、若干細か過ぎ、踏み込みすぎと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
また、この作品は上記した通り、人生に何かしら迷いや疲れを感じる女性たちが、ふらりと『喫茶ドードー』を訪れる先に何かを掴んでいくというストーリー展開を軸に展開します。私はこのような構成の作品を”起点もの”と呼んでいます。そんな”起点”は必ずしも喫茶店とは限りません。それこそが作家さんの腕の見せどころです。例えば、青山美智子さん「お探し物は図書室まで」では、” 残りの人生が、意味のないものに思えてね”など人生に思い悩む主人公たちが図書室の司書・小町を訪ねることに”起点”を見出します。また、瀧羽麻子さん「ありえないほどうるさいオルゴール店」では、”世界にたったひとつ、あなただけのオルゴールを作ってみませんか?”というオルゴール店への訪問を”起点”として何かを掴んでいきます。さらには村山早紀さん「コンビニたそがれ堂」は、”大事なものを探していて、それを心の底からほしいと思っている人だけ”がたどり着けるコンビニが”起点”を演出していきます。いずれも連作短編ですが、共通となる”起点”を作るのが場所や人、モノであるということ。そんな”起点”を元に主人公たちが再び前を向いて歩き出す…というのがそのストーリーです。そんな”起点もの”に属するこの作品はそんなお店を訪れる主人公たちにそれぞれの今にあったものが提供されていきます。それこそが、それぞれの短編タイトルに象徴的に記されているものでもあります。五つの短編タイトルをご紹介しておきましょう。
・〈第一話 自己肯定力を上げるやかんコーヒー〉
・〈第二話 心が雨の日のサンドイッチ〉
・〈第三話 自分をいたわる焼きマシュマロ〉
・〈第四話 森のおとしものと森のおくりもの〉
・〈第五話 幸せになる焼きリンゴ〉
例えば〈第一話〉では、主人公で翻訳家の小橋可絵はSNSに展開する『ていねいな暮らし』のような言葉に影響を受けるものの、その実践に疲れた日常を送っています。そんな中に訪れた『喫茶ドードー』で『なんか落ち着くなあ』という中にコーヒーを飲む姿が描かれていきます。そんな中に何かをつかんでいくというのが物語の大筋となります。これは、”起点もの”の王道とも言える展開です。一方でこの作品のオリジナリティを見るのが、”起点”となる場所『喫茶ドードー』を主人公が二度にわたって訪れるという点です。これは、少なくとも私が今までに読んできた”起点もの”の作品にはみられないものです。短編の中でそれぞれの主人公たちが二度訪ねるという中に主人公たちの心の内がどのように変化していくのか、一回目と二回目に提供されるものも異なります。そんな具合含めてこの効果はなかなかに絶妙です。”起点もの”はもう読み飽きた…とおっしゃる方にもこの新機軸で読ませてくださる標野凪さんの試みを是非体感いただきたいと思いました。
そんなこの作品は”起点もの”らしく、極めて前向きな考え方、主人公たちが顔を上げ前に進んでいくための言葉が綴られています。それは当然にそんな言葉を必要としていた主人公たちの元に届けられるものでもあります。例えば〈第二話 心が雨の日のサンドイッチ〉ではこんな言葉が綴られています。
『だから心が雨の日、つまり疲れ果ててしまったときこそ、考え方をぐるりと変えてしまえばいいんです。発想の転換ですよ。雨はつまらない、憂鬱だ、っていう考え方を、服装を変えれば雨は楽しい、愉快だ、ってね』。
短編タイトルに含まれる『心が雨の日』という言葉を起点に、悩み苦しみにどう対峙していくか、ヒントとなるような言葉を語りかけてくれる店主の そろり。この抜き出しだけではレビューを読んでくださっている方にどの程度響くものかはわかりません。しかし、主人公の世羅はもとより、そんな世羅の悩み苦しみを読んできた読者にこの言葉はスーッと入ってきます。それは決して強い言葉ではなくあくまでヒントを与えるもの。この作品ではこの点が一貫しています。
そして、この物語にはもう一つの仕掛けが用意されています。”起点もの”は、その”起点”の側には視点は移動しないという原則があります。あくまでそんな”起点”をきっかけとして再び顔を上げ前に向かって歩き出す主人公、そんな主人公に光が当たる物語だからです。しかし、この作品では、店主の そろりの側にパタパタと細かく視点が切り替わります。具体的には”*”のマークで区分された先に唐突に視点が切り替わります。
『そろりは冷蔵庫を開けて、庫内灯に照らされた庫内に頭を突っ込んで、食材を選び出しています。「きゅうりにタマネギでしょ。ハーブは絶対必要」とつぶやきながら…』
そもそもこの作品の〈第一話〉は、そろり視点から開始していますので、そろり視点に切り替わるという表現自体が逆とも言えますが、いずれにしてもこの切り替えによって読者は店主のそろりがどういった人物で…というイメージを掴んでいくことができます。それは、恐らくは多くの方にとって『喫茶ドードー』のイメージそのものであり、この店主込みで『喫茶ドードー』のイメージが形作られているとも言えます。そんな『喫茶ドードー』にホッとひと息つく物語は、最終的に五つの短編が繋がっていることにも気づかされます。”起点もの”の連作短編を読みたい!そんなあなたの選書候補に加えたい一冊、重すぎず、軽すぎず、そんな物語がここには描かれていたと思います。
『いらっしゃいませ。ようこそ喫茶ドードーへ』
店主の そろりにそんな言葉で迎え入れられる五人の主人公たち。この作品ではそんな主人公たちが『喫茶ドードー』で提供される飲み物、食べ物に”起点”を見つけていく物語が描かれていました。『おひとりさま専用カフェ』、『喫茶ドードー』を二度訪れるという点に個性を感じるこの作品。その一方で王道の”起点もの”が描かれていくこの作品。
行き詰まりを感じる世の中だからこそ、こんな『喫茶店』に行ってみたい!そんな風に感じるどこかまったりとした作品でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おひとり様専用の「喫茶ドードー」で、悩みを抱えた女性たちがそれぞれちょっとずつ癒されて前に進んでいく。コロナ禍でのお話。
年齢が近いのもあり、小夜子に一番共感できた。
「他人に寄り添うって」
「言うは易く、行うは難し」
わかる。職場でいろんな人の事情や言い分を聞いて、それぞれに寄り添いたくて仕事の配分調整して。でもそうしてるうちに自分が疲れちゃうんだよね。
ほんとに疲ちゃうのよ。
私も七輪でマシュマロ焼こうかしら。
登場人物が少しずつリンクしてるのも連作短編の楽しさのひとつ。
心が疲れたら、またこのシリーズを読んでみよう。 -
おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」。
店主そろりさんの美味しい料理と、樹木に囲まれた落ち着いた空間が、日頃から頑張りすぎて疲れてしまった心を癒してくれる。
不思議とそのとき訪れる人に必要なものがメニューになっているのだけど、押しつけることなく、そっと寄り添ってくれるように優しい。
毎日生きてくのに必死で、コロナ禍においては人との繋がりが希薄なものとなり、どこか殺伐とした社会に。そんななかでも、ホッとする時間って大切だね。
こんな素敵なカフェがあったら毎日でも通いたくなっちゃう。現実的な内容なのに、どこか童話みたいな心地よさのある物語だった。 -
街の奥にひっそり佇むおひとり様専用のカフェ、「喫茶ドートー」。ドートーは、不思議な国のアリスに出てくる飛べない鳥のことのようで、オーナーはそろりと名乗る…。そろりは背が高く黒縁メガネのもじゃもじゃ頭で、人見知りなのかな…。そろりという名前はもちろん実名ではなく、「森の生活」の作者であるソローさんからのとってそう名乗っているらしいんですね!ちょっと「森の生活」にも興味が惹かれますが…。
「喫茶ドートー」を訪れるのは、日々の生活を頑張り続けている女性たち…そろりと出会いお店の特別メニューを口にしながらそろりと会話することで、頑なだった心に風穴が開くかのような…ちょっと素敵なお話が読めます。そろりは、ちょっと独特な感じだけれど、感受性が豊かで人の心の痛みがわかるんでしょうね…そんな人に一対一で接客してもらえたらいいですよね!!
ただ、このお店、採算採れるんだろうか??と、ちょっと心配になっちゃいますよねぇ…。そして、訪れるお客さんが女性だけってのも…この後の続編では男性もお客さんで登場するのかな??と、ちょっと期待します。標野凪さんの作品は「本のない絵本屋クッタラ」と「終電前のちょいごはん」の文月にお邪魔しましたが、「喫茶ドートー」が一番好きです(けども…やっぱり、あのお店が恋しい…)。-
1Q84O1さん、
もう、コメントしちゃったんだから、
取り消さないでくださいネ(*^▽^*)
なんてね、みんなで続編が出るように...1Q84O1さん、
もう、コメントしちゃったんだから、
取り消さないでくださいネ(*^▽^*)
なんてね、みんなで続編が出るように
Halloweenの神様(いるのか??)に、お願いしましょう!!2023/10/31 -
かなさんもやっぱり読まれてますよね。笑
表紙に惹かれてつい予約してしまいました。
表紙のイラストが美味しそうだと、ふらふらーっと呼び寄せられ...かなさんもやっぱり読まれてますよね。笑
表紙に惹かれてつい予約してしまいました。
表紙のイラストが美味しそうだと、ふらふらーっと呼び寄せられてしまいますね。
今夜からこちら読み始めます!笑 では!2024/10/12 -
ぴこさん、
この作品の表紙、やっぱ惹かれますよね♡
で、この作品はシリーズもので
今3作目まで出ているんだけれど
最新作は未読だった...ぴこさん、
この作品の表紙、やっぱ惹かれますよね♡
で、この作品はシリーズもので
今3作目まで出ているんだけれど
最新作は未読だったりします^^;
楽しんで読んでくださいね!!2024/10/13
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心が癒されるだろうジャンルの本、というふわっとした知識でした。
図書館で順番が来たので読み始めましたが、今そんなにメンタル弱ってないからどうかなぁ…って思ってました。
あーすっごい疲れてたんだ、わたし。
主に仕事で疲れてしまったり、ちょっと立ち止まる事が必要な人へのそろりさんの言葉がとっても沁みました。
よし!また明日から頑張ろう!!っていうより、そうか、頑張ることだけが解決ではないんだなって思えるような内容でした。上を見て一息つく、みたいな。
出てくる食べ物もとても美味しそう。お鍋でココアをゆっくり作って、アップルパイが食べたくなりました。-
にゃんちびさん、おはようございます^_^
癒しの本…いいですね。
美味しいものが出てくる作品、好きです。
ところで、ずっとフォローさせ...にゃんちびさん、おはようございます^_^
癒しの本…いいですね。
美味しいものが出てくる作品、好きです。
ところで、ずっとフォローさせて頂いていると思っていたら、いつの間にか外れてしまっていたようです^^;
改めてよろしくお願いします( ꈍᴗꈍ)2023/12/08
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みなさんの本棚でみかけて、気になっていた作品
ほわほわ
ふわふわ
ゆらゆらって形容したくなるような…
絵本のような世界観♡
肩の力抜いていいんだよぉ〜ってな感じでマイナスイオンが読み終えるまで作品から溢れてました
ヤマナカハルナさんが手がけられている表紙カバーがとっても素敵で…♡
ヤマナカハルナさんが手がけられている表紙カバーの小説を読みたい本リストに書きくわえたのは、ここだけの話
(៸៸>⩊<៸`)-
私もこの絵に惹かれて読みたいなって思った本!
読んだんだね〜♪いいな♪
本屋さんで先月買おうかどうしようか迷った本。
(๑・̑◡・̑๑)
で...私もこの絵に惹かれて読みたいなって思った本!
読んだんだね〜♪いいな♪
本屋さんで先月買おうかどうしようか迷った本。
(๑・̑◡・̑๑)
でも、違うの買っちった(๑˃̵ᴗ˂̵)2026/01/05 -
〈〈図書館が好きなのさん
この絵に惹かれた気持ち、分かってもらって嬉しい〜♡
本を買うとき、優先順位は大事です
そうしないと、...〈〈図書館が好きなのさん
この絵に惹かれた気持ち、分かってもらって嬉しい〜♡
本を買うとき、優先順位は大事です
そうしないと、破産する(笑)2026/01/06
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コロナ禍だったなぁ。
コロナ禍じゃなくてもこのお話は成り立ちそうだけど。
まぁそれは置いといて、おひとりさまカフェっていいなぁ。
よっぽど気心の知れた人とじゃないと疲れるんだもん。
だけど読んでいてそれぞれの悩みや苦悩は共感するところは多かったけど、読み終えてなにも残らなかったな。
通り過ぎた感じ。
それを狙って書いた本なら大成功だと思う。
別に毒を吐いているわけではないので勘違いなされませんよう。 -
おひとりさま専用カフェ『喫茶ドードー』での5篇の短編連作集。
一生懸命頑張る人を癒やし、頑なになった心をそっと解きほぐす。訪れた人は笑顔でまた自分らしく歩き出せる。
こんな素敵なカフェ、リピート率100%ですよ!
季節ごとに行きますよ!いや、もっと頻繁に行きますよ!そろりさんが最後に渡そうとしてくれたエンピツもペンギンも「ありがとうございます!」で、全部持って帰りますよ!
世界観が台無しだと言われそうですが、それくらい『喫茶ドードー』に行きたい。見つけたい。
絵本のような素敵なお話でした。-
ピザまんさん、おはようございます!
私も行きたいですねぇ…喫茶「ドートー」に(*^^*)
そろりさんに逢いたいです!!
でも、おひとり...ピザまんさん、おはようございます!
私も行きたいですねぇ…喫茶「ドートー」に(*^^*)
そろりさんに逢いたいです!!
でも、おひとり様で行かなきゃだから
緊張しちゃいそうですよね!!2023/11/23 -
かなさん、おはようございます
コメントありがとうございます
確かに!緊張しちゃいますね
そろりさんとお話ししたいけど、アワアワしてしまいそう...かなさん、おはようございます
コメントありがとうございます
確かに!緊張しちゃいますね
そろりさんとお話ししたいけど、アワアワしてしまいそうです(ノ*0*)ノ
2023/11/23
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美味しそうな料理やコーヒーのよい香りが、本の間から漂ってきそうな、小さなカフェの物語。
店主のそろりは、背の高い黒縁眼鏡の人見知りな男性で、夕方から開店する〈喫茶ドードー〉を一人で切り盛りしています。
背景にコロナ禍の頃の生活が織り込まれているのですが、森の中のおとぎ話を読んでいるみたいで、心が癒されます。
疲れた時には、ほんの少しのゆったりとした時間と、発想の転換が必要なのですよね。
悩みを抱えたおひとりさまをさり気なく迎え入れてくれる、こんな素敵な丁寧な空間があったら、鬱々とした気分もすっと晴れて、軽やかになれそうです。 -
図書館の返却本コーナーにあったので、なんとなく手に取りました。
何の気なしに読みはじめたのですが、思いのほか考えさせられるところもあり、心を慰めてもらうところもあり――気づけば、1冊で心の安定を取り戻していました。
短編が5編収められていますが、特に共感したのは「第1話 自己肯定力を上げるやかんコーヒー」。
まさに“自分軸問題”です。
SNSで気になるインフルエンサーを見つけると、つい毎日そのアカウントを覗いてしまうこと、ありませんか?
投稿を見続けるうちに、その人の生活スタイルを自分の中に取り入れていく――すると、いつの間にか息苦しくなる。
第1話の主人公・可絵がまさにそんな感じなのですが、私も同じような経験があります。
私の場合は「ビジネス書」でした。
一時期、夢中になって読み漁っていたんです。
書かれていることを実践してみるものの、思うようにできなかったときのがっかり感がすごくて。
読めば読むほど、“できなかった自分”が積み重なっていく――結果、自己肯定感がみるみる下がっていきました。
生産性を上げるために取り入れていたはずの知識が、気づけば足かせになっていたんです。
振り返ると、そろりのこの言葉のような状態に陥っていたのだと思います。
「自分を取り繕ったり自慢をするのってパワーがいるんですよ。だからSNSなんかでそのパワーを真っ正面から受け止め続けるのってけっこう疲れるんじゃないかな、って。よそ見してるくらいがちょうどいいんですよ。ほら、リスみたいにね」
まさにそれ。
私はビジネス書の言葉を真っ正面から受け止めていたんです。
だから、できなかった時の罪悪感が大きすぎた。
この言葉をきっかけに、SNSや本との付き合い方に“自分なりの基準”ができました。
主観の入った情報は「参考程度に見る」のがちょうどいい――そう思えるようになったんです。
これまでモヤモヤをたくさん経験してきましたが、今思えば無駄ではありませんでした。
そろりのもう一つの言葉が、それを教えてくれます。
「他人の基準に振り回されて自分を見失ってはもったいないです。自分がいいと思えばいい。ただ、そのためには自分の研ぎ澄まされた芯を持つことが大切なんです」
SNSでも本でも、心地いい距離感を保つことが大切。
その距離感をつかむには、気になったことをまずやってみる。
やっているうちに、自分に合うものだけが残っていく――それが“自分軸”なのかもしれません。
短いお話の中に、“自分軸”とは何かをやさしく考えさせてくれる一冊でした。
その他の4編も、そっと背中を押してくれるような優しい物語です。 -
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初めて読む作家さんでした。
1話完結で、メイン人物であるカフェ店主だけは毎回登場する。NHKとかで週末の夜11時くらいから放送されて、見終わったあとはほっこりして、いい気分のまま布団にもぐりこむ。
本書を読んで、そんなドラマが脳内で出来上がりました。ところどころにナレーション風の文章が入るので、余計にそんなドラマのように感じたのかもしれません。
悪くないんです。SNS疲れとか、他人軸の「ていねいな暮らし」に振り回される感じとか(これについてはなんか身に覚えがあるな~)、コロナが出現してからの生活の変化とかうまく物語に取り入れているし、平易な文章でも、心にすっと入る素敵な言葉もある。それぞれの物語の終わりは、主人公とともに前向きになれて、極悪人が出てくるわけでもない。そしておいしそうな料理や飲み物がエッセンスとして物語の中心に据えられる。しかもそれらはただ単に「おいしそう」というだけでなく、「これ、どんな味がするんだろう」と読み手の想像力が掻き立てられるような、ちょっと外国風の料理だったりする。
・・・あれ、なんだか、既視感。どうしてもどこかで読んだことあるような気がしてなりませんでした。青山美智子さんかなー、近藤史恵さんかなー、最近読んで、いい意味でも悪い意味でもあまり癖のない作家さんたちを、こうミックスした感じが、どうしてもぬぐえなかったです。最近はこういう作品が人気なんでしょうか。なんか傾向のようなものも感じます。もし、読む順番が違っていたら。本書を先に読んで、さっきの作家さんたちの作品を後に読んでいたら。たぶん同じように思ったと思います。だから、決して悪くはないんです。それに、もしこういう作風が本当に最近の傾向であるのなら、こういった短く、優しい物語が求められているということで、なんとなく、「あぁ、みんな疲れてるのかな、読書で癒されるっていいな」、と思います。
ただ、私の中でこういう感じはしばらくいいかな、という満腹感がありました。(が、標野凪さんの作品を3つまとめて借りたので、「しばらくいいかな」と言いながらも読みますが。)
この喫茶店の名前「ドードー」はあの絶滅した飛べない鳥からとったものだとか。実は最近、この「ドードー」という鳥を検索して、そのビジュアルを見て、ふーん、こんな鳥だったのね、と思った記憶があるのですが、何がきっかけでドードーを検索したか思い出せなくて、なんかモヤモヤします。「不思議の国のアリス」にも出てきたりと度々登場する有名な鳥みたいなので、やはり読書で引っかかって検索した気がするのに思い出せない。最後はレビューでもなんでもなくなってしまいました・・・。
サクッと読めて、ほっこりしたくて、元気をもらいたい時。
そんな時のお供におススメです。 -
みんな繋がっていると感じる心優しい小説。
おひとり様専用カフェ「喫茶ドードー」で悩みを抱える人たちを少しずつ癒していく短編小説です。コロナ渦の時期gは舞台となっています。
5つの短編でやはり標野凪さんの話やは優しくて心が優しくなります。
何気に全ての話が少しづつ関わっているのに気づくともっと面白くなりました。
個人的には「自分をいたわる焼きマシュマロ」が好きでした。
自分に優しく追い込みすぎないようにしたいですね。 -
誰の目線で語られてるのかなあと、最後にやっと分かって納得しました^ ^
オムニバスだけど、他の章とゆるく繋がってるところとか好きです。標野さんの作品はコレが初めてですが、他の作品も読んでみたくなりました。 -
路地奥にひっそりと佇むカフェ「喫茶ドードー」。
ドードーは、『不思議の国のアリス』にも登場するのろまな飛べない鳥。
だけどそのおかげで自分のペースが守られていた。
そんな生き方を見つけたいと店の名前にしたという店主のそろり。
彼の美味しい料理と優しい会話が、悩みを抱えてやってくるお客の心をときほぐす。
ほんとうにさりげない感じが、なんとも心地よく思える。
5話の連作短編集になっている。
悩みを知っているかのようなメニューにやられる。
そして、もう一度足を運んでしまう。
なんとも不思議なお店。
他人に振り回されて、自分を見失っている…
これってあるかも。
ていねいな暮らし〜人それぞれだから自分が快適ならそれが理想の暮らしになるはず。
必要なのは、ささやかな時間。
そういうことをそっと教えてくれる。
自分を労わる甘いものを提供してくれる。
ゆっくりとゆったりとした時間をくれる。
そんな「喫茶ドードー」だった。
-
フォロワーさんの感想を読んで
お?読んでみたい!と早速図書館で借りた(^▽^)
クリーム色の表紙にアップルパイ!
大好きなんだよねアップルパイ(≧∀≦)
プロローグ
ねぇ。きみにとっての幸せって?
たくさんのお金?
みんなが憧れる仕事?
おしゃれな服が並ぶクローゼット?
どれも素敵だね。
でもぼくにとってはそんなことはどうだっていいんだ。
空腹がある程度満たされるだけの食べものと
スーツケース一個分の荷物。
あとは穏やかな時が過ごせること。
それがぼくのとびきり贅沢なしあわせのかたちなんだ。
「ぼく」とは誰?と思いながら読み進める
おひとり様専用カフェ?
ワタシの街にもないかな?
おひとり様専用カフェがあったら毎日通うわ
(疲れた時はコーヒーが無性に飲みたくなるから)
第一話 自己肯定感を上げるやかんコーヒー
第二話 心が雨の日のサンドイッチ
第三話 自分をいたわる焼きマシュマロ
第四話 森のおとしものと森のおくりもの
第五話 幸せになる焼きりんご
店主そろりの美味しいコーヒーや食べ物が
訪れた人達の疲れた心と体を優しくときほぐしていく短編集
最後に
「今宵もこのキッチンからそろりや訪れるお客さんを見守っているのです」とあったので
「ぼく」はドードーのキッチン?
疲れたワタシにもふわぁーっと優しい♪
1時間ほどで読み終わった
うーん(^_^;)
なんだか他で似てる?本があったかも
ちょいお疲れモードで、癒されたい人は、
さらっと読めるのでおすすめ♪
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おひとりさま専用カフェの"喫茶ドードー"は、日々の暮らしから逃げ出したいと感じているお客さんに、それぞれの心情にピッタリのメニューを出してくれる。
そして、お客は店主のそろりさんとの会話を通じ、気づきを得たり、元気をもらったりして帰っていく。
さらっと読めて、ほっこりした気持ちになれる本。
こんな喫茶店が近所にあるといいなぁ。。
-
優しい短編
凝り固まった考えや日常の悩みを
ふわっと解決してくれる。
こんな場所があったら心のトゲトゲも可愛いささくれくらいにしてくれそう。 -
柔らかな文章表現と、喫茶ドードーの主人そろりさんのおもてなしに心がほっこり癒されました。出会えて良かった作品。
続きを読むのが楽しみです。 -
忙しい日常の中に、心が休まるホッとするような短編小説。そろりさんが、個人的に大泉洋さんに思えて仕方なかったです笑
クスッと笑えたり、なるほどと思ったり。
ゆるりとした小説が好きな方にはおすすめです! -
ブクログでよく見かけた本なので読んでみる事に。
喫茶店に来てお客さん達のそれぞれの悩みのヒントを見つけるそんなお話。
似たようなお話は他の小説にもあるなと思いながら読み進めたけれど、その中でも現実的な内容で落ち着いて読む事が出来ました。
読む人によっては自分と同じ状況だなと共感出来るのではないかと思う。
疲れた時にちょっと美味しいものでも食べながら読みたくなる本です。
著者プロフィール
標野凪の作品
