今宵も喫茶ドードーのキッチンで。 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 1098
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575525700

作品紹介・あらすじ

住宅地の奥にひっそりと佇む、おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」。この喫茶店には、がんばっている毎日からちょっとばかり逃げ込みたくなったお客さんが、ふらりと訪れる。SNSで発信される〈ていねいな暮らし〉に振り回されたり、仕事をひとりで抱え込んだりして、疲れたからだと強ばった心を、店主そろりの料理が優しくほぐします。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルと装丁に惹かれ手にした本。そんな見た目の雰囲気を裏切らないほっこりしたお話だった。店主の愛称は「そろり」。なぜその愛称なのかも作中で明かされている。標野凪さんは初読みの著者さんだが、ご自身も隠れ家的なお茶とお酒の店を神楽坂で営まれている方と今回知った。お茶どころの静岡出身で福岡と札幌にも住んでいたことがあるアクティブな方。この本に出てくる「そろり」のようなカフェを営む生活は、(現実的なことを度外視すると)とても憧れる。「そろり」は標野さんと重なる部分が多々あるのではないかと推察している。こんな温かい話を書く人が実際やっているお茶のお店、ぜひいつか行ってみたい。作中、特に今疲れている人にとっては心に刺さるフレーズが随所にある。商店街のなか突如現れる森に佇むカフェの雰囲気、美味しそうな飲み物と料理には言うまでもなく癒された。最初は謎だった語り手も、最後に誰だか分かりまたほっこりした。

  • 楽しみで発売日に買いました!少し児童書っぽいお話で心が温まりました。現在のコロナや在宅勤務などの話が多く、共感することやこういう風に考えるんだなと発見したこともありました。こんな喫茶店があったら行ってみたい!メニュー名が独特で面白かったです!続編希望したいです!

  • 読みやすい。
    こういうカフェほのぼの短編系は途中で少し飽きが来る傾向にあるが、少し疲れていたりする心にしみるこの本ならではの温かさを感じた。
    また落ち込んだ時などに読みたい。

  • 感染症で環境が変化する中、仕事や人生に迷いや悩みを抱えた5人の女性達が喫茶ドードーを訪れ、店主と交わす些細な会話や優しいメニューにより感じた気づきやヒントを力に、また前向きに歩き出そうとする連作短編集。
    な〜んか喫茶店の雰囲気が「木曜日にはココアを」に似てるかなぁと思いながら読んでました。
    でもゆったりくつろぐ優しい喫茶店やご飯屋さん?で美味しい料理と人の優しさに触れ気持ちをリセットして前向きに生きて行こうとする小説…わりと多いですよね^^;
    思えば似たような設定の小説を多々読んでいるなと…。

    どのお話も「わかる〜」と共感できたり心にチクッと刺さったり、今まさに自分これ!と気付かされたり納得したり…
    年齢、職種、プライベートな環境、感染症との共存、各々が抱えたモヤモヤ…ザワザワ…メインは「喫茶ドードー」なんでしょうが、そうでなくても5人の生き方を綴った小説として成立もありだなと勝手に思ってしまった^^;
    あと、このカバーデザイン好き(*´-`)

    食に関する著作が他にもあるようなのでまた読んでみたいな!

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著者プロフィール

作家

「2021年 『占い日本茶カフェ「迷い猫」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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