まずはこれ食べて (双葉文庫 は 33-03)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575526547

作品紹介・あらすじ

池内胡雪は多忙なベンチャー企業で働く三十歳。不規則な生活で食事はおろそかになり、社内も散らかり放題で殺伐とした雰囲気だ。そんな状況を改善しようと、社長は会社に家政婦を雇うことに。やってきた家政婦の筧みのりは無愛想だったが、いつも心がほっとするご飯を作ってくれて――。現代社会の疲れを癒す、美味しい連作短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 原田ひ香さんの「まずはこれ食べて」を読みました。
    「まずはこれ食べて」のタイトルをみて、ホッコリ系かと思いきや・・・

    最後までどうなるのか?果たして全部つながるのか?ドキドキしながら読み進めました。

    最後の章とエピローグで・・・・
    ドキドキハラハラ、いろいろな人間模様。

    人と人。
    ちょっと許せない人も出てきますが、面白かったです。

    さて、次は涙活。
    「ラブカは静かに弓を持つ」を読みま~す。
    楽しみです。。

    • aoi-soraさん
      いるかさん
      またまた原田ひ香さんの面白そうな本ですね♪
      先程「ラブカは〜」を買いに書店へ寄ったら、この本が積まれてて。
      買いたくなったけど踏...
      いるかさん
      またまた原田ひ香さんの面白そうな本ですね♪
      先程「ラブカは〜」を買いに書店へ寄ったら、この本が積まれてて。
      買いたくなったけど踏みとどまったところです(笑)
      2023/05/08
    • いるかさん
      aoi-soraさん
      おはようございます。
      この本はこれまで読んだ原田ひ香さんのものと少し違った感じです。
      というのもちょっといやな人...
      aoi-soraさん
      おはようございます。
      この本はこれまで読んだ原田ひ香さんのものと少し違った感じです。
      というのもちょっといやな人間が出てくるので。
      今朝の通勤から「ラブカは~」読み始めました。
      楽しみですね。。
      2023/05/09
  • 表紙と題名に騙された…というと語弊があるかな…?
    ほっこり話だと思ってたら、全然違う!

    見えない掴みきれない強い誰かに、精神的に日常を引っ掻き回される登場人物たち…。そう、みんないい人ではあるけど、強いものに引っ張られてしまう弱い部分を持つ人達。
    それでも日々頑張っていて、そこで食べ物を通じてお互いに繋がりあう人達。

    …出汁が心にしみるんだよなあ。出汁って大事だもんなあ。現実も少なからずそうなんだよなあ。上手く言えないなあ。

    ま、とりあえず、まずはこれ読んで。

  • 学生時代からの繋がりで立ち上げたベンチャー企業を、1人の家政婦が食事を通して暖かく変えていく物語、かと思っていたら、それだけではない。

    連作短編の形で、後半怒涛の繋がりを見せていき、引き込まれました。
    この小説の中で、キーワードになっているのは、自分がいかに恵まれているかを、認識できているかどうかということかなと、私は思いました。

    つい、目先の不幸に目がいって、大局を見失ってしまう。よくあること。よくあることなんだけど、いかにそこに感謝の気持ちを持つかで変わっていくのかなと思いました。

    個人的に、そこを見失ってしまったのが柿枝なのかなと。生活に困らず、素敵な仲間に囲まれていたのに、その事に感謝の気持ちを持たず、ずぶずぶと自惚れてしまった。でも、そのことには本人は気付けないのだから、悲惨だ。

  • 登場人物に誰も共感出来なくて、あんまり話にのめり込めなかったのが残念でした。

    筧さんの作る料理が美味しそうで、ほっこりした。忙しい時に筧さんに来てもらって、ご飯と夜食作って欲しいって思ったほど。あと山での辛ラーメンぜひともやりたい!

    けど物語の展開が急すぎてついていけなかった。最後もあんまりすっきりせず。

    私の好みの小説ではなかったかもです。

  • 「まずはこれ食べて」という題名と原田ひ香さんの作品ということで購入。「ランチ酒」が面白かったので、そのイメージが頭の中で先行していた。しかし、どうもイメージと合わなかった。

    学生時代からの仲間で起業し、病院を相手にIT ソリューションを提供する事業を展開していく会社が舞合。仲間のそれぞれの視点で過去と日常が語られ、会社の状況についても説明される。そのような会社で雇われた家政婦が登場。人物としての背景は明らかではないが、仕事はてきぱきしており、何より彼女の作る料理がことのほか美味しい。

    そうこうしている内に失踪中の仲間の一人の話や家政婦の過去の話も混ざってきて、様々なストーリーが混在。ストーリーの主軸があやふやになってしまう。

    私ごときが言うのも申し訳ないのだが、登場人物の設定、描写の仕方。ストーリーの設定・展開。これまで読んできた原田さんの作品とは何となく異なる印象を受けた。

    おそらく会話主体でストーリーが展開するので、様々な場面での描写・表現が粗いように感じたのかもしれない。どうも登場人物やストーリーに「とってつけた感」を受けてしまった。

    もちろん最後まで読んだのだけれど、あまりすっきりとした感じにはならなかった。(読む前から期待していた私の印象のせいかも知れませんが)

  • 気軽でやさしいタイトルに癒しを求めて読んでみたけど、入り口と出口が全く違った。でもこの裏切り感、イヤじゃないです。

    無愛想な家政婦、筧さんのキャラが温かく、
    一緒に起業した仲間たちをおいしいご飯で癒していく過程にほっこりしていたら、ミステリー要素が加速していき、怖さを感じた。
    苦楽を共にした仲間も、あるカリスマの求心力によって繋がっている関係にすぎなかった。
    カリスマを盲信し支配される者と、この関係に依存するカリスマ。この歪みを当の本人はなかなか気付いていない、もしくは認めたくないのだろう。
    田中は仲間を守るため、柿枝と決別するのだが、それでも柿枝に対し罪悪感を持ってしまう。尊敬する友達って厄介。。

    こういった関係性はDVや宗教といった解りやすい形だけじゃなく、社会にはゴロゴロ転がっているということに怖さを感じる。
    ヒヤリとした読後感だった。

  • 多忙なベンチャー企業に雇われ家政婦筧さんが来てくれて、掃除や食事作り(お夜食まで!)をしてくれるなんて、素晴らしい会社だなと思ったら、読みすすめるにつれて、闇の部分がどんどん出てきてビックリ。
    人間の本質はわからないものだよなと恐ろしくなった。
    とはいえ、美味しいごはんを一緒に楽しめる仲間は本物だと信じたい!
    筧さんのごはんはどれも美味しそうで挑戦してみたいと思った。
    早速、ドレッシングを作ってみよう。

  • 社員がそれぞれ美味しい料理に癒されてほっこり。。。。ではない結末がきて、筧さんの過去にびっくり。そんな彼女だからこそ無戸籍の青年に寄りえる。悲しい過去だからこそ、その辛さを人の役に立てることで自分も癒されていく姿が見える。さらにみんな筧さんの料理でホッとお腹いっぱいになりそのお返しの温かさに感動でした。

  • どんな立場になっても、悩みは尽きないよなぁ。
    つまり、相対的なものじゃなくて、絶対的なものなんだろうな。
    ミステリー要素もあり、それぞれの悩みもあり、悩みを溶かす料理もありで、楽しめました。

  • 美味しいご飯に癒される話と思っていたら最後は雲行きの怪しいことになり驚いた。筧さんの件は何とかなりそうだけど、グランマはどうなるんだろうか。

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著者プロフィール

1970年神奈川県生まれ。2005年『リトルプリンセス2号』で、第34回「NHK創作ラジオドラマ大賞」を受賞。07年『はじまらないティータイム』で、第31回「すばる文学賞」受賞。他の著書に、『母親ウエスタン』『復讐屋成海慶介の事件簿』『ラジオ・ガガガ』『幸福レシピ』『一橋桐子(76)の犯罪日記』『ランチ酒』「三人屋」シリーズ等がある。

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