ほろよい読書 おかわり (双葉文庫)

  • 双葉社 (2023年5月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784575526660

作品紹介・あらすじ

今夜は癒やしの一杯で、自分にお疲れ様を。麗しい女性バーテンダーと下戸の青年の想いを繫ぐカクテル、本音を隠した男女のオイスターバーでの飲み食い対決、父の死後に継母と飲み交わす香り高いジン、少女の高潔な恋と極上のテキーラ、不思議な赤提灯の店で味わう日本酒……。大注目の5名の作家が「お酒」をテーマに描いた、心満たされる短編小説集第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • ブクログを旅していると
    青山美智子さんという名前をたくさん目にして
    どんな人なんだろうと気になっていた。

    青山美智子さんが参加している短編を選んで読んでみた。
    「きのこルクテル」
    絶品だった。下戸な私だから、余計に共感できた!
    読んでよかった。終わり方もgood!

    他の作品も秀逸。
    二つ目の「オイスターウォーズ」も
    緊迫感があっていい。
    SNSの時代にぴたり。

    こうして5つな作品を読んでみると、
    お酒も悪くない。
    昭和にタイムスリップするような
    お店を選びたい。

  • お酒をテーマに描いた短編集の第2弾。

    今作もお酒を片手にドラマが始まる。
    前作同様にお酒も多種あるけど物語もそう…。

    ○きのこルクテル〜青山美智子
    麗しく謎めいた雰囲気の女性バーテンダーに惹かれる下戸の青年が飲むのはノンアルコール・カクテル。

    店主東郷の妹(バーテンダー)に魅了され、きのこを栽培し、菌友になったり…と大人しく下戸な青年の勇気に応援したくなる。彼女が実は〇〇に驚く。

    ○オイスター・ウォーズ〜朱野帰子
    本音を隠した男女のバトルの場はオイスターバー。

    Twitterでの退職エントリーツイートの炎上騒ぎから始まった2人の騙し合い。結局は…というよりも牡蠣の産地の多さや次々と出てくる牡蠣料理のほうにびっくり。これって飲み食いの対決になってる!

    ○ホンサイホンベー〜一穂ミチ
    継母とわたしの関係は…。

    父が亡くなり帰省したのは、16年ぶり。
    父のゼミ生だったホアンは当時32歳で17歳のわたしは屈託のない彼女が好きだったが…。
    父の死後にジントニックを飲み交わし、ホンサイホンベーの意味を聞く。『酔わずに帰れない』
    魅惑的すぎる。

    ○きみはアガベ〜奥田亜希子
    中学生の姪の宿題がアオノリュウゼツランのスケッチ。リュウゼツランを表すアガベの意味は高貴。

    姪は恋愛したくないと言うが、同じスケッチ絵を描く彼の良さは自分だけが知っているらしい。
    純粋すぎる青春の涙は高貴…なのか。

    ○タイムスリップ〜西條奈加
    電車に飛び乗り、とりあえず入った居酒屋で味わった日本酒に心を絆される。

    これぞ日本酒というような感じの熱燗に合う料理。
    日本酒の良いところと美味しい料理が目に浮かぶほど。
    お酒を飲み感じたこと、思いだしたことそして…。
    結末もいい。

  • 「ほろよい読書」おかわりしてしまいました。
    温かかったり、ちょっと不思議だったり、ほろよい気分でゆったり読むのにちょうどいい、5作のアンソロジーです。
    青山美智子さんのお話を読んで、きのこ栽培キットやってみたくなりましたし、ノンアルコールカクテル:モクテルのことを、ルクテルと呼ぶのも素敵だなと思いました。
    お酒と料理の描写がとても美味しそうです!

  • お酒にまつわる5つのお話…短編小説集です。

    青山美智子「きのこカクテル」
    バーテンダーの女性と下戸のライター
    取材で一目惚れしたライターが距離を縮める為に彼女の趣味のキノコ栽培を始めるのだが…

    朱野帰子 「オイスター・ウォーズ」
    Twitterで知り合った2人が大好きな牡蠣を食べる為に待ち合わせ…真の理由とは?

    一穂ミチ 「ホンサイホンベー」
    大学教授の父親の訃報で16年ぶりに帰国した娘と継母であるベトナム人女性の関係は…

    奥田亜希子「きみはアガベ」
    中学生の姪っ子の恋愛観に自分の恋愛を考える叔父

    西條奈加 「タイムスリップ」
    何故か惹かれて入った初めての小さな居酒屋。
    初めての1人飲みに初めての日本酒…

    朱野さん、奥田さんは初読みの作家さんでした。

    青山さんの話は可愛かったな〜わたしはキノコ栽培するならエリンギ♪

    一穂さんはまたまた読み手を選ぶ話笑
    おびさん…百合ですよ(;*゚-゚)

    西條さんは読んで俄然日本酒が飲みたくなった〜
    神亀酒造「仙亀にごり酒・かるくいっぱい」
    お取り寄せだわ:.゚٩(๑˘ω˘๑)۶:.。♡︎


    夏の夜の一杯を楽しみながら「ほろよい読書」いかがでしょうか♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪




    • おびのりさん
      私は、飲めると思うけど、飲まないのよ。
      ずーっと飲んでないから、たぶんもう飲まないのよ。
      田舎って、結局、運転しないとダメじゃんね。
      いつも...
      私は、飲めると思うけど、飲まないのよ。
      ずーっと飲んでないから、たぶんもう飲まないのよ。
      田舎って、結局、運転しないとダメじゃんね。
      いつも運転手だったから。
      上の娘、高校の時のバッチテストで、酒豪的な判定だった。

      ちなみに、百合は特になんとも。それじゃあ、ひまわり師匠と土瓶先輩の事言えないねえ。
      2023/07/27
    • ゆーき本さん
      わたしも飲めないけど飲み会は好きです♡
      わたしも飲めないけど飲み会は好きです♡
      2023/07/27
    • みんみんさん
      わたしも飲めるけど普段は飲まないな〜
      わたしも飲めるけど普段は飲まないな〜
      2023/07/27
  • 同一作者の短編集は星新一さんやコナン・ドイルで読んだことはあったのですが、オムニバスの小説は初めてです。
    青山美智子さんの名前があったので手に取りましたが、他の初めましての方の作品も面白かったです!新しい作者さんとの出会いがあって、たまにはこういうのも良いなあと。

  • 好きな作家さんが多かったので読んでみました。
    ほろよい読書って感じでもなかったけど、一編一編のクオリティが高いので、満足。

  • ほろよい読書 飲みごろ(仮) 青山美智子 (著/文) - 双葉社 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784575526660

    青山美智子/朱野帰子/一穂ミチ/奥田亜希子/西條奈加

    前作
    【編集者のおすすめ】『ほろよい読書』織守きょうや、坂井希久子他著 心潤す短編集、ご賞味を - 産経ニュース(2021/8/28)
    https://www.sankei.com/article/20210828-QKWL3QXXA5M35GG6564P3IHX54/

  • 贅沢な人気作家さんの作品てんこ盛りで、極上のほろよい読書でした。
    作風も違うし、でも軽快で、こういう楽しみ方もよいですね。
    ゴールデンウィークのすきま読書にもぴったりでした。

    あぁ、牡蠣が食べたい…

  • 20250610読了
    ずっとブクログの「読みたい」に積読されていた作品。私自身お酒全然強くないけど全作品楽しめた。こういう大人な飲み方してみたいなという憧れも掻き立てられる作品。
    ※感想内完全ネタバレ含みます

    ・きのこルクテル 青山美智子
    ライターで下戸の永瀬旬はピンチヒッターとしていやいやながらもとあるバーに取材に行く。そこで出会った店主の妹 いづるさんに恋に落ち…。
    永瀬の方は多少無理矢理感はあるが、趣味から繋がる恋愛っていいなって思った。最後いづるさんが真柴カイトで繋がるのも、フィクションならではだけど個人的には好きな展開だった。

    ・オイスター・ウォーズ 朱野帰子
    かつてマンスプレイニングで城戸行人に傷つけられた上原莉愛は4年越しに復讐を試みるが…。莉愛と行人とで視点が切り替わるのは私が大好きなスタイル。Twitterの炎上はどっちかもしくは両者共々問題ありの場合が多いイメージだが、二人とも優秀という設定も読んでて不快感がなくすごく良かった。

    ・ホンサイホンベー 一穂ミチ
    母親の死後、父親が歳下の、しかも若い女性と恋愛関係にあるというのは、非常に受け入れ難いし、彩葉の気持ちが手に取るようにわかる。途中、私も完全にホアンに騙されてた…。そしてラストまさかのホアンと彩葉…。途中までミステリー感全然漂ってなかったのにラストで二度驚かされる予想外の作品だった。

    ・きみはアガべ 奥田亜希子
    恋愛に対する潔癖度が高い姪の凛子と、そんな姪に温かい眼差しを向けつつ自分の過去の恋愛を回想する叔父の圭一郎。

    タイムスリップ 西條奈加
    破局した恋人のインド行きを聞いた紙田葉月は数年ぶりのひとり飲みで「十刻」(とっとき)という居酒屋を訪れる。こういうアットホームな雰囲気の居酒屋さん行きたい!と思わされる作品。親子で違う店名で居酒屋を営むというほっこりしたトリックがありつつ、葉月と両家さんも復縁し、本作の中では一番平和だけどその分ちょっと物足りなさあり。

  • ほろよい読書
    5名の作家さんの短編集。

    全体的に温かく、切なく、とても読んでいて
    懐かしい気持ちをいただけるような一冊。

    各々の作家さんの特徴も分かりやすいです。
    好きな作家さんのひとり、青山さんは青山さんらしさに満ちた作品。
    「好き」という言葉を使わずに、好きという気持ちを伝えられるのが名文だ。
    青山さんらしい言葉ですし、あらすじも青山さんらしさで満ちています。

    青山さん、一穂さん以外の作家さんの作品は初めて読みましたが、
    奥田亜希子さんの作品、とても好きでした。
    これから読んでみたいです!

  • 今はお酒呑めなくなってしまいましたが、昔は大好きでした。

    まぁ、呑めたとしてもワンオペ介護の身なので呑めないですけどね。

    どの作品も楽しかったです。
    せめてカクテル一杯でもいいから、落ち着いた呑みたいなぁ。

  • いまをときめく作家陣が、「お酒」をテーマに紡いだ短編集。
    それぞれの個性が出ていて、1も2もおもしろかった。
    お酒にくっついて、色んなお料理が出てくるところも良き。
    ふだんあまり読んだことのない作家さんも、これを機会に読んでみようかなという気になった。

  • シリーズ第2弾。
    大好きな女性作家さん達の短編集なので、楽しみにしていた。
    期待を裏切らず、どの作品も面白かった!
    甲乙つけがたいけど、青山美智子さんの「きのこルクテル」が一番好きかな。
    このシリーズ、やっぱり「ほろよい」っていうところがポイントで、普段隠している本音がお酒の力で見え隠れするところが面白い。
    また次作もあるといいな。

  • 5つの酒にまつわるお話。

    青山美智子さんのきのこルクテルが一番好きだった。ほわっと幸せな気持ちになる。

    どれも全然違っていて、面白かった。
    こういういろんな人の短編が詰まった本を初めて?読んだけど面白い!!また読みたい!

    テキーラサンライズが飲みたくなって、さっそく飲んだ。

  • キラリッ!

    僕が大好きな青山さんの作品①が若干霞んでしまうほどに、  

    それぞれに光っている、女性作家たちの短編競演。

    【冒頭のみ】
    ①『きのこルクテル』青山美智子
    永瀬は編集者から都合いいように使われているフリーライター。10年以上、ミステリー作家の真柴カイトを敬愛している。今日も編集者は、下戸の永瀬にBARの取材を振ってきた。どうせ空いているだろうと。

    ②『オイスター・ウォーズ』朱野帰子
    「牡蠣は牡蠣好きな人と食べないとダメ。たとえそれが嫌いな人であっても」それが、上原莉愛が城戸行人に会いにきた理由。かくして初対面の二人は一緒に牡蠣を食べ始めた。

    ③『ホンサイホンベー』一穂ミチ
    実家に辿り着いたのは父の訃報から5日後。「おかえりなさい、彩葉」、初めて訪れる実家で迎えてくれたのはホアン。父の後妻で私の継母だった。

    ④『きみはアガベ』奥田亜希子
    「(幼馴染の)たっくんにもう会えないって言われた」14歳の姪、凛子のグチを40歳の僕は聞いてやる。凛子の勉強を見てやりながらも儚げな王子のようだったたっくんが浮かぶ。僕は、凛子が「お腹がすいた」とリクエストしてきたタコスを作るために立ち上がる。

    ⑤『タイムスリップ』西條奈加
    どうしてこの電車に乗ってしまったのか。二本の線路の踏切の向こうに、昭和にタイムスリップしたような駅。一両だけの電車が止まっていて、待っていてくれたようない感。誘われるように足が向いてしまったのだった。

    唯一失敗したのは、「第2弾」だったんだなぁ、本作。「第1弾」読んでないのに。

    なんか変だと薄々感じてたんだけど、「ほろよい」で手に取ってしまったかな。

    ⭕️ほろよい読書
    【2024年8月12日 読了】

    【冒頭のみ】
    ①『ショコラと秘密は彼女に香る』織守きょうや
    私が幼い頃からずっと憧れていた、母の歳の離れた姉の登和子さん。そんな登和子さんの30年以上会っていない「想い人」。その人の自宅の呼び鈴を今、押そうとしている。登和子さんには話さないまま。

    ②『初恋ソーダ』 坂井希久子
    三島果歩40歳、独身一人暮らし。果実酒作りが趣味。果実を漬け込んで長く待たねばならないが、飲むときを想像すると口元が緩んでしまう。今や楽しみはそのくらいしかない。

    ③『醸造学科の宇一君』 額賀澪
    宇一君は一つ上の再いとこ。だけど、交流はほとんどない。私の実家は「桜庭酒造」で父は3代目。昔、今までのやり方を守りたい祖父に反発し、実家を出て「宇吉酒造」を立ち上げた祖父の弟。その仲が子や孫に受け継がれ、犬猿の仲はまだ続いているのだ。

    ④定食屋「雑」 原田ひ香
    「話がある」と言って亜弥を呼び出したものの、結局、亜弥の愚痴を聞いただけで終わってしまった。亜弥が悪いわけじゃない。自分にはまだ、すべてを話す勇気がなかっただけだ。夫の健太郎が家を出て行ったことを。

    ⑤bar きりんぐみ
    コロナの感染拡大で店を開けられなかった2020年のある日、“ぷうちん”と電話で呼ばれた寝ぼけ眼の有野はそのまま電話を切ろうとした。相手が20年前、同じゼミだった大塚江理子で、お調子者、いいところだけを全てかっさらっていく女・・・全くいい印象がなかったからだ。

    全体的に「おかわり」より、こっちの方が良かったかな。③の額賀さんは、いい余韻、明るい未来を仄かに感じさせる良作だったし、①の織守さんも、絶妙なほどの上品さを感じさせる良作だった。

  • 素敵な話、ほっこりする話、そしてちょっと怖い話も。美味しそうな食べ物とお酒。飲みたくなる事間違いなし。

  • 色んな作家さんの短編集を楽しめてとても良かったです!最後のタイムスリップの居酒屋のお話がとても好きでした!!

  •  第1弾も面白かったが、青山美智子さんが書かれているということもあり、第2弾も購入。
     お酒というテーマで、5人の作家が違う面白い話を書いてることに感動し、すぐに読了した。
     キノコルクテルの「「好き」という言葉を使わずに、好きという気持ちを伝えれるのが名文」これは、文だけではなく、言動もそうだと思った。
     ホンサイホンベーは、どこまでが本当で嘘かわからなかった。でも、それが良い作品なんだなとも思う。
     どの話も自分が傲慢だったり、感情を制御できなかったことなど醜態を描いてる。それに傷つき、反省した人の感情も描いてるから暖かい気持ちになる。
     ちょっとしたお酒にまつわる話を人生で作ってみたいなと思った。

  • ほろよい読書にはおかわりもあった!
    が、第1弾ほどの感動はなかった。大好きな青山先生や朱野先生が書いていらっしゃるのに・・

    ゆるい感じの話の中に、ときどきピリリとダイバーシティ(前のもあったな)。タイムスリップの話はよかった。少し前にタイムスリップの話を読んでいたから、本当にあったかと思ったが・・ちゃんと現実で安心した。

  • 6月に読了した『ほろよい読書』の第2弾なので〈おかわり〉って
    いい感じじゃないですか?
    装丁がビールからワインに。

    青山美智子「きのこカクテル」
    朱野帰子「オイスター・ウォーズ」
    一穂ミチ「ホイサイホンベー」
    奥田亜希子「きみはアガベ」
    西條奈加「タイムスリップ」

    青山さんの「きのこカクテル」
    私、やっぱり青山さん、好きだわ~

    一穂ミチさんは『光のとこにいてね』が
    とても好きだったので
    次の作品をとても楽しみにしていたのだけれど
    「ホイサイホンベー」は…

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