鑑定人 氏家京太郎 (双葉文庫)

  • 双葉社 (2025年2月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784575528237

作品紹介・あらすじ

民間で科学捜査鑑定を請け負う〈氏家鑑定センター〉。所長の氏家京太郎のもとに舞い込んだのは、世間を騒がす連続殺人犯の弁護士からの鑑定依頼だった。女子大生3人を殺害し死体から子宮を抜き取る猟奇的な事件だが、容疑者は、3人のうち1人の犯行だけは否認している。3人の殺害を主張する検察側の鑑定通知に違和感を感じた氏家は、自身の手で再鑑定を試みるが、試料の盗難や職員への暴行など、何者かの邪魔が相次いで――。警視庁科捜研と真っ向対立しながら挑む裁判の行く末は? 驚愕の結末が待ち受ける、圧巻の鑑定サスペンス!

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

緊迫感あふれるサスペンスが展開される本作は、民間の科学捜査鑑定人・氏家京太郎が主人公です。女子大生連続殺人事件の鑑定依頼を受けた氏家は、検察側の鑑定結果に違和感を覚え、自ら再鑑定に挑みます。しかし、そ...

感想・レビュー・書評

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  • 会社に持っていく本は単行本より文庫が良いです。というわけで今週はこの本をバッグに入れて通勤しました*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*
    仕事が忙しくて、なかなか読む時間が無かった割に、読み出すと集中して読める、そんな作品でした (๑˃̵ᴗ˂̵)و


    主人公・氏家京太郎は、元科捜研出身。
    科捜研で色々色々あり、現在は民間鑑定センターの所長を務めている。
    物語は、世間を震撼させていた女子大生連続殺人事件の鑑定依頼から始まる。
    子宮を抜き取られた若い他殺体が次々と発見されていたのだ。
    検察側が既に鑑定をしていたのだが、検察の鑑定に違和感を覚えた氏家が再鑑定に挑む。

    犬養さんの事件に、能面検事が合わさったような読後感*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*

    中山七里先生のどんでん返しは想像出来ちゃいましたがスカッと爽快!面白かったですっ!
    後味いいです (๑˃̵ᴗ˂̵)و


    --------

    今村翔吾さんの羽州ぼろ鳶シリーズがアニメ化されました!
    待ってました♪♪
    ドンドンドンパフパフ♪♪


    TVerで見られるので、自由時間の殆どない私はお風呂の時間に見てます!
    現在2話が終了しました*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*

    松永源吾さんが妙にイケメン(^◇^;)

    深雪さんのイメージが!
    可愛過ぎて。もっと美人系を想像してました。

    そして、鳥越新之助!子供ではないか(^◇^;)
    もう少し大人を想像してましたよ(^^;;

    今村将吾さんも声優やっていたりして(笑)
    びっくり((((;゚Д゚)))))))

    想像とは色々違いますが、ちょっと追いかけたいと思います (๑˃̵ᴗ˂̵)و

    • bmakiさん
      ともちん♪

      中山七里先生のどんでん返し、いいですよね!カエル男は、何度騙されるんだ!?って感じでした(笑)

      中山七里先生、お書き...
      ともちん♪

      中山七里先生のどんでん返し、いいですよね!カエル男は、何度騙されるんだ!?って感じでした(笑)

      中山七里先生、お書きになるペースが早いから、どんどん読まないと置いていかれてしまいますね(^◇^;)

      ともちんも気が向いた時にぜひ♪
      2026/01/25
    • bmakiさん
      雪さん

      氏家行ってみました♪
      このシリーズも良さそうです(∩ˊᵕˋ∩)・*

      ぼろ鳶、私が描いていたキャラと結構離れているんです...
      雪さん

      氏家行ってみました♪
      このシリーズも良さそうです(∩ˊᵕˋ∩)・*

      ぼろ鳶、私が描いていたキャラと結構離れているんですよね。
      そのあたりみなさん同じなのか?
      それで作画が、、、って仰っているのかもですね!?
      2026/01/25
    • bmakiさん
      どんぐりさん

      ご自身の作品だから、ちょい役で出ていたのだと思いますが、普通の声優さんかと思うくらいお上手でしたよ*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*...
      どんぐりさん

      ご自身の作品だから、ちょい役で出ていたのだと思いますが、普通の声優さんかと思うくらいお上手でしたよ*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*

      できる方はなんでもお出来になりますね♪
      2026/01/25
  • 新シリーズ登場ですね。
    過去、中山さんの作品に何度か名前が出てきた鑑定人の氏家が主人公となる物語。

    逃亡刑事で出てきた高頭刑事やヒポクラテスシリーズの光崎教授も出てきて、中山ワールドを知っている人にはたまらない設定(笑)

    女子大生三人が殺害され、子宮が抜き取れるという事件が発生。容疑者は二人の殺害は認めたものの、最後の一人は自分ではないと主張。

    検察の鑑定結果に違和感をもった氏家が何とか再鑑定を進め、その真相に迫るという展開です。
    途中、事務所が荒らされたり、職員が襲われたり..
    誰がその再鑑定を妨害しようとしているのか。

    私立鑑定センターVS警視庁科捜研
    という展開も面白い。

    法廷で明らかになる真実
    そして、そこに隠されていた真相
    何とも好きな展開でした。

    氏家所長のキャラも好きです。
    これは、次作も楽しみです。

    お勧め!

  • 中山七里『鑑定人 氏家京太郎』双葉文庫。

    民間の科学捜査鑑定人の氏家京太郎を主人公にした新シリーズのミステリー小説。

    最近、次々と冤罪事件が明るみになる傾向がある。警察の捜査にしても、管理官の胸算用で捜査方針が決められ、その方針が間違っていれば犯人逮捕には至らず、誤認逮捕からの冤罪を生み出すことになる。

    本作では冤罪ではないのだが、3人の殺人容疑で逮捕された外科医が2人の犯行を潔く認めながら、1人については頑なに犯行を否認するという話が描かれる。

    スピーディでスリリングな展開は非常に面白く、警察や検察の硬直した組織の思考に対する氏家の的を得た発言に爽快感を感じる。


    民間で科学捜査鑑定を請け負う氏家鑑定センターの所長、氏家京太郎の元に連続殺人事件の容疑者の弁護を引き受けた吉田からの鑑定依頼が舞い込む。

    容疑者の那智は外科医でありながら、女子大生3人を殺害し、その遺体を凌辱した挙げ句に遺体から子宮を抜き取り、遺棄していたのだ。しかし、那智は3人のうち2人の犯行を認めたものの最後の1人については犯行を否認する。

    3人の殺害を主張する検察側の鑑定通知に違和感を感じた氏家は自ら事件の試料を集めて再鑑定を行うが、何者かが事務所に侵入し、大切な試料を奪われてしまう。さらには鑑定結果を保有していた職員が何者かに襲われ、鑑定結果の資料を強奪される。

    そんな中、那智の裁判が始まり、氏家は弁護側の証人として、警視庁科捜研と対決することになる。

    本体価格730円
    ★★★★

  • 中山七里さんの登録50冊目。色々な作品の登場人物がここでも出てくるが、主人公の氏家氏は解説を読むまで、過去に2回登場していたことに気付かなかった。解剖の光崎教授や千葉県警のアマゾネス警部はキャラが強烈なので良く分かる。
    警察の科捜研にいた氏家は組織に適合できず、退職して氏家鑑定センターを作る。そこに同じように科捜研の優秀なスタッフが退職して集まってくる。当然、退職された警察との関係が悪い。
    今回は殺した女性を死姦し、はらわたと子宮を持ち去る連続犯。3人の死体が見つかるが、捕まった犯人は最後の死体は違うと否定。猟奇的殺人に気持ちが重くなる。
    警察の出してきた調書に疑問を感じる氏家。一歩一歩証拠を積み上げる氏家に対し、証拠隠滅で鑑定センターに忍び込む敵方。証拠を持つ部下の女性まで襲われる。
    小出しにされる情報から途中で犯人が分かってしまったので、いつものドンデン返し感は無かったのが残念。ただ、圧倒的な情報量と犯人に迫るスピード感で一気に読ませて行くのは、さすが中山作品。

  • 相変わらず難しい言葉が沢山ありますが、ストーリーは面白かった!
    途中で犯人分かりますが、ガッカリすることなく、あっという間に読了。

    他シリーズの登場人物が出てくるのも嬉しい。

    まだまだ続き読みたいです!

    • かなさん
      おはようございます。いつもありがとうございます。
      marukoさんもたくさん中山七里先生の作品読まれてますね(*^^*)
      私は今年1月に...
      おはようございます。いつもありがとうございます。
      marukoさんもたくさん中山七里先生の作品読まれてますね(*^^*)
      私は今年1月に中山七里先生の講演を聞く機会がありまして、
      その前にも読んでいたんですが、
      実際にお話を聞いたら、もうその魅力にハマってしまい
      いつか全作品を読みたいと思っているんです!
      でも、他の作家さんの作品も読みますけど、
      けっこうmarukoさんの読まれている作品と私の本棚
      共通している作品もあったりするので嬉しく思ってました。
      引き続き、よろしくおねがいします。
      2025/05/29
    • marukoさん
      かなさん
      こちらこそいつもありがとうございます!(´▽`)
      私も、かなさんと本の趣味似てるな~と思いながら本棚眺めていました。

      中山七里先...
      かなさん
      こちらこそいつもありがとうございます!(´▽`)
      私も、かなさんと本の趣味似てるな~と思いながら本棚眺めていました。

      中山七里先生の作品は、ブク友さんたちの感想読んで興味を持ち、読み始めました。
      そしたらもう沼です!

      積読本も沢山ありますが、これからも沢山いい作品に出会いたいので、またかなさんの本棚参考にしますね( * ॑꒳ ॑*)

      こちらこそこれからもよろしくお願いします!
      2025/05/29
  • また新シリーズが誕生した。
    中山七里が書くテーマの一つに「無謬性の問題」がある。「テミスの剣」では警察(刑事)と裁判所(判事)を対象にそれを描いた。今回は科学捜査を担当する科捜研の無謬性にスポットを当てるため、民間の鑑定センターとして自ら独立した氏家京太郎というキャラクターを主役にしたのだと思う。刑事などの警察官よりも科捜研の方が確かに無謬性の妄信に陥りやすそうだ。「科学」という単語が間違いのないイメージに繋がりやすいのだろうか。しかし分析・鑑定を行うのが神ならぬ人間である以上、そこに誤謬は発生する。司法判断にしろ科学鑑定にしろヒューマンエラーは起こり得ると考え、組織やシステムを過信しないことが重要だ。
    これからの世の中は生成AIが色々な場面で活用されることになる。人間ではなくAIが判断するようになれば無謬性の問題は解決するのか。否、そうではない。今後AIが進化してもハルシネーションは起こり得るし、高度化すればするほどその誤謬を人間が検知するのは困難になる。手塚治虫のマンガや映画「ターミネーター」のようなAIに人類の未来を握られるような世界にはなってほしくないものだ。
    ちなみに本作では「ヒポクラテス」シリーズの光崎教授や「逃亡刑事」の高頭冴子が登場する。中山七里作品ではよくあるシリーズ横断キャラクター登場がまた楽しい。

  • 久しぶりに中山七里さんの本を読みました。
    本の帯には「圧巻の鑑定サスペンスシリーズ第1弾」
    もう読む前から期待が高まります。
    女子大生が3人殺害され容疑者の那智は3人目の犯行は否認します。
    那智を弁護する弁護士吉田からの依頼で再鑑定を
    氏家が行います。
    氏家は民間の科学捜査鑑定所の所長で科捜研の出身。
    わりと早い段階で3人目殺害の犯人の想像はついたけれど、どのように犯人の証拠が出るのか、理由は?などを気にしながらわくわく読めました。
    次回も楽しみです。

  • 元警視庁科学捜査研究所出身の民間鑑定人の氏家京太郎は、記憶が正しければ御子柴シリーズで登場した。新シリーズとして氏家シリーズが始まる。

    女子大生3人を殺害したとされる犯人から依頼を受けた吉田弁護士から鑑定を依頼される。容疑者那智は2人の殺害は認めているが、もう1人は否認している。
    科捜研の黒木と相対する。氏家と黒木は刎頚の友である。吉田弁護士は検事を辞め、谷端検事との相対も構図としては面白い。さて、那智は3人の殺害犯人なのか?それとも1人は冤罪なのか?争点はそれに絞られるが、単純にこのテーマだけではないところが、中山七里さんらしい。相対する背景があり、どちらかというとそれがテーマのように感じた。

    逃亡刑事のアマゾネスこと高頭冴子刑事、ヒポクラテスシリーズの法医学者光崎藤次郎教授やキャッシー准教授も登場する。これも中山七里さんの作品の面白さである。また、氏家のところで働くDNA鑑定担当の橘奈翔子のミスと活躍と想いも心を揺さぶられた。

  • 3人の若い女性が殺害され、逮捕された犯人は3件目のみ否認。その3件目の謎を鑑定人が暴くというザックリとこんなストーリー。

    ストーリー的には楽しめました。犯人は薄々感じることができたけどそこまでに至る伏線やその回収の仕方はやっぱり中山七里さんはさすがだなという印象。
    ただちょっとキャラ立ちが弱いなという印象も拭えず…

  • 『鑑定人 氏家京太郎』
    著者:中山 七里

    ---

    ### **あらすじ**
    民間の科学捜査鑑定所〈氏家鑑定センター〉。
    所長の氏家は、女子大生3人を惨殺したとされる猟奇殺人犯の弁護士から再鑑定の依頼を受ける。
    容疑者の男は、2人の殺害は認めるが、もう1人への犯行は否認している。
    相対する警視庁科捜研との火花が散る中、裁判の行く末は——。

    驚愕の結末が待ち受ける、圧巻の鑑定サスペンス!

    ---

    ### **感想**
    警察小説や医療小説はよく見かけますが、本作はその中間的な立ち位置にある「科学捜査鑑定所」が舞台となる点が新鮮でした。主人公・氏家が繰り広げる鑑定サスペンスは、専門的な知識を基にした緻密な展開が魅力です。

    中山七里さんの作品らしく、徹底したリサーチによって専門性の高い内容がリアルに描かれており、科学捜査の重要性が改めて実感できます。普段はあまり知る機会のない世界ですが、捜査の裏側で鑑定人が果たす役割の大きさに驚かされました。

    また、本作では「論理と職業倫理」、そしてそれに相対する「人間の感情」がぶつかり合う中で事件が進んでいきます。理屈だけでは割り切れない人間の複雑さが物語に深みを与え、単なるサスペンスにとどまらない読み応えを感じました。

    新シリーズの第一作ということで、今後の展開が非常に楽しみです。氏家の鑑定がどのように事件を解決へと導いていくのか、次作も期待したいと思います。

  •  中山先生の作品は、こんなにたくさんありながら、どれも新鮮でスリリング。それに、もっと知りたいという気持ちをかき立てられるので、読む手が止まらなくなる。
     今回は、話の筋に予想がつき、読了して正解ですと言われたようで、気分も爽快だ。しかも、ヒポクラテスシリーズの先生まで登場し、嬉しくなった。   
    気分転換で読んだつもりだが、シリーズがもう2作品あるとかで、手をつけない自信がない。

  • 事件の本筋以外にも多くの要素が描かれ読み応え抜群でありながら、綺麗に整理されていて理解しやすく何より面白い。
    そして倫理と論理。イコールのようでイコールてないことが突きつけられた事は結構衝撃でした。

  • 中山七里さんは非常に読みやすく、現代小説を語るには外せない作家のようなので再度手にした。
    シリーズものが多いとウルトラマンさんに教えて頂いたがこちらも例に漏れず。

    犯人が典型的なサイコパスで自身の死刑判決などには興味が無く、別の個人的理由で3番目の殺人と言われている案件に対しての弁護を依頼してくる。
    徹底したキャラ作りが面白い。

    犯人に暗い過去があるような作りも好きだが、この位振り切っている構成も好みだという事が分かった。
    民間の鑑定所はまだまだ少ないのだろうか。テーマの目の付け所が良い。

    「護られなかった者たちへ」のようなシリーズもあれば、このようなエンタメ司法ものも書けてしまう。相当な多作の作家だと聞いていたが納得だ。
    このシリーズも追って行きたい。

    • atsu007さん
      ウルトラマンさん、そう言えば色々あって警察を辞めたって書いてました。前の職場のキャラも出てたんでウルトラマンさんやったら分かったんかもしれん...
      ウルトラマンさん、そう言えば色々あって警察を辞めたって書いてました。前の職場のキャラも出てたんでウルトラマンさんやったら分かったんかもしれんですね。
      上に楯突いて民間になったんですかね。かっこ良い所長になってました。
      2025/07/03
    • atsu007さん
      まきお姉様、めっちゃ面白いですわ。読みやすくて。
      まきさんでも追いつかんのやったら僕は中々でしょうね。
      すぐ新刊出てそうなんで購買派の方は大...
      まきお姉様、めっちゃ面白いですわ。読みやすくて。
      まきさんでも追いつかんのやったら僕は中々でしょうね。
      すぐ新刊出てそうなんで購買派の方は大変ですね。また出てるやんって。
      2025/07/03
    • atsu007さん
      ユキ、ほんま凄いわ。流石はお前の敬愛する方々。
      ユキ、ほんま凄いわ。流石はお前の敬愛する方々。
      2025/07/03
  • ’25年3月29日、AmazonAudibleで、聴き終えました。中山七里さんの小説、久しぶりです。

    面白かったです。過去に読んだ、あるいは聴いた中山さんの小説では、僕的にはイチ、ニをあらそう作品でした。
    ただ、専門用語のところは、聴き飛ばしてしまいました(⁠。⁠ŏ⁠﹏⁠ŏ⁠)

    続巻があるようなので、そちらもアタックしてみます。

  • 元・科捜研の氏家京太郎が立ち上げた民間の鑑定所『氏家鑑定センター』優秀な人材と少数精鋭で警視庁からは睨まれている
    『氏家鑑定センター』VS警視庁科捜研の戦い

    中山七里さんの作品の中で起こる事件は相変わらず凄惨ですが…法廷の場面はページをめくる手が止まらなかった


    主人公 氏家の「自分たちの仕事は正確な分析をすることで人を裁いたり罰したりすることじゃない」と真摯に鑑定に向き合う姿がカッコいい(愛車がトヨタ86っていうのもカッコええ)
    短所より長所に目を向けてくれる そんな所長(上司)なら部下も ついていくわなぁ…ややブラック気味でも好きな仕事なら頑張れそう

    中山作品の お楽しみ!おなじみの あの人やあの人や あの人たちも!あぁ楽しい



    子供の頃 刑事ドラマの科捜研や鑑識が出てくる場面が大好きで耳かき棒に付いている白い綿毛でドアノブや家具をポンポンと鑑識のマネをして家族に「何も出ないので もう勘弁して下さい」と ゆる〜く怒られたな。あのタイプの耳かき棒まだあるんかな。

  • こういう淡々としていながらも人情味のある主人公が大好き。東野圭吾さんの湯川教授っぽい。
    内容も難しくなく、サクッと読めた。
    この作品にも別の作品の主人公の名前が出て来たり参戦してきたりして「あーそっちも読みたくなるやん!」という衝動に駆られた...

  • 中山七里さんの小説「特殊清掃人」を読み、筆跡鑑定の下りで登場したのが、本作の氏家京太郎である。
    しかし解説を読むと、既に既読だったピアニスト・岬洋介シリーズの「合唱 岬洋介の帰還」にも登場していたとのことであったが…、記憶になく…(汗)
    氏家はまだ未読のシリーズにも登場しているとのこと。
    そして、逆に他のシリーズから本作に登場している人物もいるそうで、こうした中山七里さんワールド内のつながりは、別シリーズを読むきっかけにもなり得るし、知ったときにはまるで知人を見つけたかのような気持ちになる。

    しかし本作で扱われた事件自体は、「女子大生3人が殺害後、凌辱され、子宮を切り抜かれる」という、登場人物の数人ですら眉をひそめる胸糞悪すぎるものであり、動機や犯人の性癖がいくら説明され筋自体は通っていても、本当に気分が悪くなった。
    また“真犯人”の正体も、読んでいる途中で「いや、状況的にもどう考えてもコイツじゃん…」というのが当たった。
    その動機もまた身勝手すぎるものであり、“真犯人”をどうやって挙げるのだろう??という面白さはありつつも、本当に、しんどすぎる事件であることには変わりはなく、犯人たちに何ら同情の余地はなかった。

    犯人たちと自分たちの住む世界が全くつながっていなかったら、こんな凄惨な事件は起こらず、少なくとも自分たちの世界では被害者となった女性たちはその人生を生きていたのは間違いない。
    残酷なのは、犯人ばかりではなく、こうした世界そのものなんだと考えると、真っ当に生きることの難しさ、こんな世界への絶望感が増していった。

  • 久しぶりに中山七里さんの作品を読みましたが、やはりとても面白かったです。

    法医学がテーマのヒポクラテスシリーズのように、事件を推理する事が目的では無い鑑定人である主人公が、偏見にとらわれず淡々と自らの仕事の意義を貫く姿がとても魅力的でした。

    また、専門的な要素もあり、中山七里さんの知識の幅の広さにもまた驚かされます。

    続きが楽しみなシリーズの1つになりました。

  • 民間で科学捜査鑑定を請け負う〈氏家鑑定センター〉。所長の氏家京太郎のもとに舞い込んだのは、世間を騒がす連続殺人犯の弁護士からの鑑定依頼だった。
    女子大生3人を殺害し死体から子宮を抜き取る猟奇的な事件だが、容疑者は、3人のうち1人の犯行だけは否認している。
    3人の殺害を主張する検察側の鑑定通知に違和感を感じた氏家は、自身の手で再鑑定を試みるが、試料の盗難や職員への暴行など、何者かの邪魔が相次いで――。

    久しぶりに中山作品を読む。科学鑑定と法廷ものが一度に味わえる作品。凄惨な事件だが、おとなしめな結末。

  • 科捜研勤務から独立し、民間の科学鑑定を行う会社を立ち上げた氏家京太郎、シリーズ一作目。

    ある日、鑑定センターに残虐な連続殺人犯にまつわる鑑定依頼が舞い込んだ。犯人はうち2件の容疑は認めているものの、最後の事件は否認していると言う。
    警察と弁護士、元同僚や組織との確執を交えながら事件の真相を追っていく。
    あちこち絡んでいく人間模様も面白く、一気に読んでしまった。
    論理と倫理の兼ね合い。

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著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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