日本推理作家協会賞受賞作家 傑作短編集(12) 1日1話で読む6つの深き謎 (双葉文庫)
- 双葉社 (2021年6月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575659061
作品紹介・あらすじ
歴史ある日本推理作家協会賞を受賞した人気作家たちが綴った珠玉の短編を、テーマごとに収録した短編集シリーズ。第十二弾となる本作は、驚きの真相に満ちたバラエティ豊かな6編の謎を収録。意外な犯人、衝撃の結末……。極上のストーリーを1日1話ずつお楽しみください。
感想・レビュー・書評
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2021年6月双葉文庫刊。日本推理作家協会賞受賞作家傑作短編集シリーズ。受賞作家さんのアンソロジーなので受賞作は載っていません。シリーズ4,5作目の妖異、幻異は読みましたが、もう12作目までになってるんですね。表紙絵は「危険がレモンパイ」です。このお話は、動機が曖昧なまま終わってしまい、少し消化不良気味です。北村さんの「しりとり」は、好きな話で楽しいです。が、全ての作品について、深き謎というフレーズは適切ではなく、どういう基準で選んだのかよくわからないアンソロジーです。結局、好みの作家さんを楽しんだだけで終わりました。【収録】岡嶋二人: 危険がレモンパイ、笠井潔:硝子の指輪、木々高太郎:死固、北村薫:しりとり、北森鴻:十五周年、連城三紀彦:二つの顔
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【収録作品】「危険がレモンパイ」 岡嶋二人/「硝子の指輪」 笠井潔/「死固」 木々高太郎/「しりとり」 北村薫/「十五周年」 北森鴻/「二つの顔」 連城三紀彦
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なんて贅沢なアンソロジー。
お目当ては北森鴻さんと連城三紀彦さんだったけど、他の作品もどれも読み応えばっちり。
「死固」だけは、ちょっと犯則技では?と思わないでもなかったけど。
北村薫さんのあれは、しんみり心に沁みる。
あんなメッセージを残されたら一生忘れない。
連城作品のあのひっくり返しもお見事。
どこに着地するかと思ったらそうだったのか。
北森さんは香菜里屋で嬉しい。
これ、シリーズで色々出ているようなので他も読んでみようかな。 -
6人の作家による、6話の短編集。
どれもこれも、なるほど! なものでした。
殺人から、日常まで。
ただ、昔の話も入っているので
今は使わないものが出てきたり。
5つ目の話もすごかったですが
さらなる…な状態なのが最後。
これは、どうしろと…。 -
木々高太郎のものは江戸川乱歩を感じてよかった。他のものも読んでみたい。
それ以外は駄作すぎてビックリした。ひどい。