ミステリなスイーツ 甘い謎解きアンソロジー (双葉文庫)

  • 双葉社 (2024年6月12日発売)
3.26
  • (7)
  • (34)
  • (81)
  • (9)
  • (2)
本棚登録 : 1225
感想 : 61
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本 ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784575659092

作品紹介・あらすじ

濃厚なチョコレート、あたたかなスコーン、とろけるようなプリン……おいしいスイーツには謎解きがついてくる! デパ地下の和菓子店に訪れるお客さんの謎めいた行動の理由、家庭科準備室で消えたチョコレートの行方、オフィスで饗されるアフタヌーンティーに隠された秘密など、5人の人気作家による、スイーツにまつわる物語を詰め合わせました。甘いスイーツと謎解きを、どうぞたっぷり召し上がれ。思わず顔がほころぶ口福なミステリアンソロジー!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 畠中さんの初期の作品を久しぶりに読み返しました。本が入っている本棚の前に本を積んでるので、出せないので再読、楽しかったです。
    坂木さんのあんちゃんシリーズもアンソロジーにはいるのは妥当だと。

    美味しいものを食べると幸せになるから、こうしたアンソロジーは大歓迎(^^)

  • 5人の作家さんによる短編集。
    坂木さんの「和菓子のアン」は単行本で読んでいたので割愛。

    「チョコレートが出てこない」
    犯人の謎事態は解けたけど、ただの逆恨みというか因果応報な感じがした。あと保健室の眠り姫の謎が一番よくわからなかったな。

    「チヨコレイト甘し」
    時代劇風な小説はあまり読み慣れないからちょっと構えたけど、起承転結がはっきりしていて緩急があり読みやすかった。ビスケットを使って囮を作るとかちょっと面白い発想だった。

    「3時のアッコちゃん」
    一番読みやすく、お腹が減った。
    全国の会社の会議にアフタヌーンティーを導入すべき!!
    お茶やスイーツは心を和らげるし、アイディアも生まれやすいと思う。そしてアッコさんは何物なんだ。さばさばキャラでインパクト強めだった。単行本あれば読んでみたい。

    「不審はプリン事件」
    ドタバタコメディな感じ。
    刑事もの小説に無理矢理グルメ要素詰め込んだみたいで騒がしい。
    結局須崎の娘にひと泡吹かされたって顛末っぽかったけど、お金に目が眩んだ人間の力ってスゴいなって思ってしました。しかしプリンを軽井沢へ行きたくなる。

  • ジャーロ2008年冬号坂木司和菓子のアン、スイーツレシピで謎解きを2016年10月集英社文庫スイーツレシピで謎解きを刊友井羊チョコレートが出てこない、2011年講談社文庫アイスクリン強し刊畠中恵チョコレイト甘し、2014年3月柚子麻子3時のアッコちゃん、2014年6月中公文庫刊御子柴くんの甘味と捜査刊若竹七海不審なプリン事件、の5つのスイーツミステリアンソロジーを2024年6月双葉文庫刊。坂木さん、柚木さんは好きなシリーズでした。友井さんがやや面白で、畠中さん、若竹さんは奮わず…かな。

  • 読んだことのあるものが混ざってたのが残念で、
    星を1つ減らしました。
    新しいものが読めると思ってた……

    坂木司「和菓子のアン」
    友井羊「チョコレートが出てこない」
    畠中恵「チヨコレイト甘し」
    柚木麻子「3時のアッコちゃん」
    若竹七海「不審なプリン事件」

    アッコちゃんシリーズは初めて。
    思いがけず2から読んでしまったが、面白くて最初から読みたいなと。
    アッコちゃんのイメージが思っていたのとは違った。

    若竹さんの事件、わちゃわちゃしてるのに、わかりやすく読めて、スイーツの雑学もあり、他も見てみたいと思った。

    和菓子のアンは二回目でしたが、これはこれで面白いアンソロジーだったと思う。

  • 5つの短編集。
    一番最初の和菓子のアンが一番好き❤️
    高校卒業しても、そんなに焦らなくてもいいのよねって、変なところで感心しちゃった。

  • スイーツにまつわるアンソロジー
    美味しそう&おもしろくて読みやすかった
    3時のアッコちゃんはシリーズを読んでみたくなりました

  • ミステリとスイーツ。読むしかない!

    坂木司の「和菓子のアン」は最新作まで読了してるけど、記念すべき第1作の1話目。アンちゃんと椿店長、立花さん、桜井さん、そうそう、出会いはこうだったよね〜と、とても懐かしかった!

    「3時のアッコちゃん」も、シリーズ全部読んだ。面白いし好きだけど、これミステリーかな〜??とちょっと思う。それはともかく、私もアッコさんの3時のお茶を体験してみたい。

    友井羊の「チョコレートが出てこない」。吃音に悩む女子高生の菓奈が、手作りチョコを盗まれた真雪くんのために奮闘する。まさに青春時代といえる高校生活の、眩しいところも、暗い部分も描写されていて、とっくに大人の私は甘酸っぱい気分にさせられた。

    実は1作も読んだことのない畠中恵の、「チヨコレイト甘し」。明治の世に、西洋菓子の店を開いた真次郎。元藩士の息子のイザコザに巻き込まれて、店の将来を左右するパーティ料理とスイーツを、パーティ当日に台無しにされてしまう。読んでいるこちらも絶望してしまう場面から、怒涛の展開が始まり‥自分もその場にいるような臨場感で、ドキドキしながら読み進めた。真次郎の、神がかった采配ぶりは実に爽快だった。一件落着となり安心できたものの、あの狼藉を働いた奴等はお咎めなしか?とちょっと不満。

    最後を飾るのは、若竹七海の「不審なプリン事件」。唯一、殺人の起こる話だ。といっても、雰囲気はライトで、軽井沢スイーツの紹介にも怠りはない。長野県警の御子柴くんと警視庁の玉森のコンビの、ちぐはぐ具合が笑わせてくれる。

    サクッと読めて、でも読み応え抜群の一冊だった。解説を読むと、作家それぞれのシリーズの紹介もされていて、今後読みたい本がだいぶ増えたのも嬉しい収穫!

  • タイトルに一番相応しいのは「チョコレートが出てこない」かな。続きが読みたくなったのは「和菓子のアン」

  • 沢山のお菓子がでてきて、自分のしらないスイーツの話が沢山あるんだなぁと知れた
    次はこの人のこの作品を読みたいなぁと全員おもわせてくれて楽しかった

  • 【収録作品】
    坂木司「和菓子のアン」
    友井羊「チョコレートが出てこない」
    畠中恵「チヨコレイト甘し」
    柚木麻子「3時のアッコちゃん」
    若竹七海「不審なプリン事件」

    全てシリーズもので、既読。
    みんな好きなシリーズものなのに、いたたまれないのはなぜだろう。

全61件中 1 - 10件を表示

アンソロジーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×