陽炎ノ辻 ─ 居眠り磐音江戸双紙 1 (双葉文庫)

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  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575661262

作品紹介・あらすじ

直心影流の達人、坂崎磐音。藩内騒動がもとで自藩を離れ、江戸深川六間堀で浪々の日々を送る。ある日、磐音はふとした縁で両替商の用心棒を引き受けるが、幕府の屋台骨を揺るがす大陰謀に巻き込まれてしまう。些事にこだわらず春風のように穏やかな磐音が颯爽と悪を斬る、著者渾身の痛快時代小説。

感想・レビュー・書評

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  • 友達の紹介から読んでみた。時代モノは「しゃばけ」以外殆ど読んだことはないけど面白かった。
    "居眠り"磐音だし、もっと平和的なストーリーと思い込んでいたけど、なかなかの死人の数。血しぶきは飛ぶし、血がとうとうと流れ、なんか凄い。
    友達は泣ける話だって言ってたのだけど。まだまだ一冊め。
    これからじっくり読んで行こうと思う。

  • 時代小説、久々。居眠り磐音って松坂桃李がやってたなあーくらいに思ったが、第一章で泣いた

  • 江戸で直心影流の修行を積んだ、豊後関前藩の剣の達人「坂崎磐音」が、陰謀に巻き込まれたてムニャムニャあって藩を出て、江戸に流れ着く。深川の長屋に暮らしながら、生活のためにいろいろな仕事を引き受けるうちに、その腕と人柄を周りの人たちに認められて・・・。というサーガの第一弾。脱藩ではなく、家出に近いため、国元の追手に追われたりはしない。そのため主人公にそこまで悲壮感が無いのがいい。江戸の浪人の暮らしぶりとか、様々な職業の内情とかが詳細に描かれていてそれも楽しめる。若干、名探偵コナンかよ!と突っ込みたくなるぐらい様々な事件に巻き込まれすぎな印象もあるが、エンターテイメントとして許容範囲だろう。

  • 直心影流の達人、坂崎磐音。
    藩内の凄絶な事件が元で藩を離れ、浪々の身に。
    明和9年(1772年)27歳の時、幼い頃からの友達3人で、共に江戸から帰り、親友の妹・奈緒との結婚を控えていた時期に、すべてが壊れたのだった。

    穏やかで謙虚な人柄。
    佐々木道場では剣法もほとんど互角で終わり、闘争心が見られなかった。
    じつは実戦に強いタイプだったんですねえ。

    貧しい長屋でやや浮きながらも、ひょうひょうと世過ぎをしていく。
    大家の金兵衛の紹介で、鰻を割くのもいつしか名人芸に。
    両国にある両替商・今津屋には金兵衛の娘・おこんが奥女中として勤めていた。
    おこんは深川育ちで生きの良い娘。
    磐音は今津屋の用心棒になったことから、大事件に巻き込まれる。
    田沼が老中になったばかりで、改革を行おうとしていたが、反対派の動きも強かったんですね。
    胸のすく活躍。

  • 中学校の歴史を復習してから読んだ方がいいのかなぁ?とか思いました。田沼意次、名前と「田沼の悪政(小見出しだったと思う)」しか覚えてないぜ……orz

    若者3人が協力して事件を解決!みたいな話しかと想像していたら、冒頭から考えをひっくり返されました。違うのか!Σ(◎Д◎;

  • 2022年11月9日
    磐音が魅力的。知恵者だし、めっちゃ強い。だけど日頃はのんびり。
    食べているときは何も耳に入らない没頭ぶり。愛すべき人柄だ。
    図書館に並ぶズラーっと佐伯泰英の文庫本。短いシリーズを選んで挑戦した次第。
    なんかハマりそうな予感。

  • 映画よりずっと自然な流れ。
    単発の作品でなく今後も続くと分かっているからという部分もあるがとても楽しめた。

    次作以降に期待。

  • 想像してたのと違った
    第一章は0章って感じだった
    剣も振れるし、頭も回るし、どことなく掴めない何だこの男
    面白い
    斬り合いの描写も脳内で映像化しやすかった
    シリーズ読むのが楽しみ


  • 2021#40

  • 最初の陰惨な導入。主人公のさわやかさ、どう続くのか楽しみになるのもよくわかる。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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