- Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575661651
作品紹介・あらすじ
初春の陽光を水面に映す深川六間堀。金兵衛長屋に住む坂崎磐音は身過ぎ世過ぎに追われる浪人暮らし。そんな磐音が新年早々、南町奉行所年番方与力の笹塚孫一に請われ、屠蘇気分も抜けぬ御府内を騒がす大事件に関わることに…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第八弾。
感想・レビュー・書評
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磐音の妹、伊代が祝言を挙げることに。
磐音への手紙にて、藩騒動で亡くなった舞や、遊里に身を投げた奈緒の分まで幸せになる、という言葉が胸を打つ。悲しみにくれるだけが人生ではない。生きている人は皆、幸せになる権利があるのだから。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
蘭医を狙う裏本願寺別院の企みもこれで漸く終わりかな。
本当にどこに行ってもトラブルに巻き込まれますね。
奉公に出るようになった幸吉がこの先どのような大人に成長するのか楽しみです。 -
時代小説
再読
今津屋、町方、吉原会所とますます懇意になり、江戸の暮らしにすっかり馴染んできた磐音さん。
上様の側近とも徐々に顔合わせ
絵師 北尾重政登場
皆のために奔走し時間もお金もない磐音に、あれこれ世話をやくおこんさん。結構居心地良さげな磐音さん。
江戸双紙に相応しく、情緒あり人情ありの楽しい1冊。
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初春の陽光を水面に映す深川六間堀。金兵衛長屋に住む浪人暮らしの坂崎磐音は新年早々、南町奉行所年番与力の笹塚孫一に請われ、屠蘇気分も抜けぬ御府内を騒がす大事件に関わることに……。磐音が悪を討つ、著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第八弾。
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各話読切ととらえれば、収まるところに収まり小気味よい。しかし、奈緒と豊後関前藩の話は相変わらず進まない。
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2020.02.20読了
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物語の中で時間はちゃんと過ぎて幸吉も奉公にでる年齢になったり、磐音の妹が嫁いだりと主人公の周りの人たちに変化がありました。
それにしても関前藩の江戸家老は性格が悪いなあ。聡明そうな藩主はなぜ彼を任命したのか。そのうちに意図が明かされるとは思うけれど不思議でなりません。 -
再読
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ちょっと前巻から間を開けて読んだけど、安心する物語の進み。
今回は1つずっと引きずっていた案件が片付いて気持ちもスッキリ。
奈緒の話が出てくると本当に切なくなる。
2019.9.1
130 -
最終巻で
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前巻が、ファンタジーな終わりかただったのでどうなることかと思いましたが、軌道修正された模様。
友人が拐かされたのを助けたり、知行所の揉め事に駆り出されたりと大活躍です。
大門の向こう側の白鶴がどうしているのか、まったく描写されないのは、磐音の視点で物語が進むことからもリアルだなぁと思います。 -
友人の中川淳庵が拉致され、助けに向かう磐音。
歴史的な背景もしっかりと描かれて、その中での人々の生き方、考え方がよく分かります。
それぞれは独立した短編の様になっていますが、全体では壮大な物語が続いていきます。 -
中川淳庵の件が解決!良かった、良かったー。新しいことをするには、それが進歩のためであっても、反対も多いものだよね。
「庭の一角に土壇が築かれ、白い衣装を着せられて顔にも白い袋を被せられた人物が寝かせられていた。まるで死んだ科人の体を使っての新刀試し斬りの光景のようだ。」―p248より
とあったが、その白装束の人物は、中川先生ではなく男衆の金造さんが脅されてさせられたものらしい。なんかしっくり来なかったけど、それだけイっちゃってたお坊さんたちだったってことかな。 -
妹が嫁に行くとなると、磐音に帰藩させるつもり?
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誠実な姿勢で周囲に認められていく生き様は凄い。
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再読ー。
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父上さまのお手紙が、どうしても平泉成さんの声で変換してしまいます
是、父の愚痴に候。候、候と、真面目な内容なのに、笑ってしまいます( ・_・;) -
磐音の愛されキャラハンパない