驟雨ノ町 ─ 居眠り磐音江戸双紙 15 (双葉文庫) (双葉文庫 さ 19-15 居眠り磐音江戸双紙)

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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575662221

作品紹介・あらすじ

陽光煌めき、江戸が盛夏を迎える頃、深川六間堀、金兵衛長屋に住む坂崎磐音は身過ぎ世過ぎに追われていた。豊後関前藩より助力の礼にと招かれた今津屋吉右衛門らの案内役として下屋敷に向かった磐音は、父正睦より予期せぬ事を明かされ…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第十五弾。

感想・レビュー・書評

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  • 2023年1月2日
    武家社会から町民社会に戻り、一挙にくだけて面白くなった。
    武家社会では漢字がやたら多いし、堅苦しくて、身分差が細かくて、いやいや読み飛ばすところ満載だった。
    おこんさんとどこで互いの気持ちを確かめたのだろう。
    そこが一番興味あったのに、先に進んでしまってちょっと残念。
    それが武士なのかなぁ。

  • 日光社参における磐音の活躍に対して家治将軍からの関前藩に対する褒美は良い話でした。
    ただ、今回の主役は坂崎父です。堅物と思っていたのに、磐音とおこんさんの仲を見事にまとめた手腕はさすが国家老でした。

  • おこんとの仲が進み、船戦が出てきたり、今までとすこーし趣向が変わったてきたか。

  • 時代小説
    再読

    磐音の父、豊後関前藩国家老 坂崎正睦の江戸滞在も残り僅か、おこんを磐音の嫁に、という話がまとまる。
    関前藩江戸屋敷では、粛清が行われる。

    目出度さと厳粛さが入り乱れる巻

    後半は、磐音さんひたすら南町のお手伝いに奔走…

    直心影流佐々木道場と今津屋が懇意になる

  • 陽光煌めき、江戸が盛夏を迎える頃、深川六間堀、金兵衛長屋に住む坂崎磐音は身過ぎ世過ぎに追われていた。豊後関前藩より助力の礼にと招かれた今津屋吉右衛門らの案内役として下屋敷に向かった磐音は、父正睦より予期せぬ事を明かされ…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第十五弾。

  • 立ち姿はそよ風のようでありながら凄腕の剣法の達人である浪人・坂崎磐音の物語、十五作目にあたる。

    日光社参も無事終わり、江戸の日常に戻った磐音と、江戸随一の両替商・今津屋の奥向きを支える今小町おこんとの関係が急速に変化する一冊だった。
    こんな風に外堀から埋まっていくものなのか、武家社会っていうのは、と現代の感覚からするとやや驚く。

    いつものメンバーでの大立ち回りの道中記もあり、さらさらと安定して読める。
    それにしても、ここ数冊で、酒飲みの貧乏御家人、竹村武左衛門のどうしようもなさにさらに磨きがかかった気がする。このおじさん、大丈夫かな。

  • 磐音の父とおこんの父が顔合わせ。
    磐音とおこんは夫婦になるのでしょうが奈緒が不憫で何とも言えない気持ちになりました。奈緒もどこかで報われて欲しいです。

    今回は幸吉の挫折と武左衛門の屑っぷりが際立っておりました。大人顔負けに背伸びして生きてきた子供と子供のような大人、何とも対照的…。

  • 2020.03.15読了

  • また一つ問題が片付いた。
    幸吉くんはなんともまぁ。。

    2019.10.11
    147

  • 最終巻で

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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