紅椿ノ谷 ─ 居眠り磐音江戸双紙 17 (双葉文庫) (双葉文庫 さ 19-17 居眠り磐音江戸双紙)

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  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575662337

作品紹介・あらすじ

菊花薫り、江戸が秋の風情をただよわす頃、深川六間堀、金兵衛長屋に住む浪人、坂崎磐音は日々の生計に追われていた。そんな磐音が、両替商・今津屋吉右衛門とお佐紀の祝言に際し、花嫁行列の案内役を務めるのだが…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第十七弾。

感想・レビュー・書評

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  • 2014/9/27
    おこんさんと結ばれてやたら嬉しそうな磐音が笑える。
    大はしゃぎの域。
    幸せそうで何よりです。
    奈緒を送り出したことを知った武左衛門が泣いて怒ったのが印象的。
    初めて武左衛門を好きだと思った。いい奴だ。
    私もホント言うと奈緒と逃げて欲しかった。

  • 磐音とおこんの話で終わった。距離がおもいきり近づいた。

  • 大役を果たした後に燃え尽きてしまったおこんさん。
    周りのみんなが気遣って磐音と湯治に出かけるのですが、普段の威勢の良さは鳴りを潜め、町娘と武士の身分の違いや奉公人の立場から遠慮する様子や、メンタル不調を認めたくないところ、それでも周囲の人の温かさに感謝する気持ちなど、強さと可愛らしさを併せ持つおこんさんの魅力を存分に味わえる作品でした。
    ついに磐音と結ばれて、心の病からも回復できて本当に良かった。

  • 菊花薫り、江戸が秋の風情をただよわす頃、深川六間堀、金兵衛長屋に住む浪人、坂崎磐音は日々の生計に追われていた。そんな磐音が、両替商・今津屋吉右衛門とお佐紀の祝言に際し、花嫁行列の案内役を務めるのだが…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第十七弾。

  • 江戸一の両替商、今津屋の主人と後妻の婚儀が執り行われる。
    後添え探しから関わってきた居眠り剣法の達人・浪人の磐音もめでたい席を成功させるべく、今津屋の後見として走り回るところから物語は始まる。

    そうこうしてひと段落ついたところ、それまで一手に今津屋の奥向きを取り仕切ってきたおこんが張り合いをなくしたのか不意に元気をなくしてしまう。

    おこんを思う磐音の気持ちと、普段は気丈なおこんの弱さが何とも言えずほほえましくも切なくもあり、前作の磐音と奈緒の顛末を描いた16作目から引き続き、これは、時代小説ながら「胸キュン」というやつなのでは・・・とにやついてしまった。

    豊後関前藩の騒動から始まった本シリーズもひとつの段落を迎え、今後の展開がどうなるのか楽しみ。

  • 今津屋先妻の三回忌に続いて後添えのお迎え。すべてが終わり気鬱気味のおこんのために磐音と二人で湯治へ。
    そこで結ばれる二人ですが翌朝の磐音のはしゃぎっぷりが微笑ましかったです。
    奈緒が山形に嫁した話を聞いて涙を流した武左衛門、磐音の代わりに泣いてくれたのでしょうか。初めてこの人が良い人だと思えました。

  • 2020.03.18読了

  • 武左衛門が初めていい奴に思えた。

    2019.10.12
    149

  • 最終巻で

  • 今津屋の前妻の三回忌からの後添えとの祝言。
    佐々木道場の改築話。
    おこんとの婚前旅行。

    奈緒様押しなわたしですが、(まぁ、一区切りついてるわけですし)磐音だけをずっと想っていたおこんのことも結局ずっと見ていたので、結ばれてよかったね、とは思いました。

    次はどうなるかしら。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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