捨雛ノ川 ─ 居眠り磐音江戸双紙 18 (双葉文庫) (双葉文庫 さ 19-18 居眠り磐音江戸双紙)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575662429

作品紹介・あらすじ

大晦日を間近に控えた深川六間堀。金兵衛長屋に住む坂崎磐音は身過ぎ世過ぎに追われていた。そんな磐音が、品川柳次郎らと訪れた地蔵蕎麦で、南町奉行所定廻り同心木下一郎太に請われ、賭場の手入れに関わることに…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第十八弾。

感想・レビュー・書評

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  • 今回はそう大きな出来事は起きず。けど面白いのでサクサクと読了。実はもう次の巻に入っていて、これが何の巻だったか忘れたのです(笑)。おそめちゃんが今津屋奉公を辞めて、夢だった縫箔職人になるための弟子になる算段をつけたりしたかな。おそめちゃん、しっかりしたなあ。磐音と出会った頃は、まだほんの子どもだったのに。時がたっていることを実感させる一巻。しかし江戸時代から、ちゃんと技術を見につけて働こうとするおそめちゃん偉い。やっぱり女も手に職だね〜。磐音と結婚するおこんは今津屋の奉公を辞するみたいだけれど、結婚したら仕事辞めないといけないのかなあ。今津屋のおこん、っていうのがあたしは好きなんだけれど。

  • いつものように磐音が活躍。佐々木道場の師範本多鐘四郎の縁談が決まった以外に、この巻では特に大きな事件はなかった。
    しかしなぁ、そういう設定とはいえ、磐音の刀で倒れるのは何人になるのだろう?

  • 2023年1月13日
    おそめちゃんが健気。
    唐手の技が出てきた。
    磐音のあまりの強さにおどろく。
    やはり長閑な時代だったのだなぁとも思う。

  • このシリーズの4巻目「雪華の里」しか読んでいないのですが、楽しめました。「雪華の里」とは全然違っていて、読んでいてうれしくなる場面が多かったです。

  • 今津屋さんの次は速水師範のおめでた話が急速に進行する。普段はしっかりした速水さんが女性にはとっても奥手なところが可愛らしい。

  • 大晦日を間近に控えた深川六間堀。金兵衛長屋に住む坂崎磐音は身過ぎ世過ぎに追われていた。そんな磐音が、品川柳次郎らと訪れた地蔵蕎麦で、南町奉行所定廻り同心木下一郎太に請われ、賭場の手入れに関わることに…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第十八弾。

  • めでたく祝言をあげた今津屋、佐々木道場の新しい道場の普請と、浪人・坂崎磐音の身辺は賑わうが、貧苦にあえぐ下級武士の姿が物語の端々に登場し、幕政の行き詰まりを感じさせる内容に小さな影が差す。

    栄える町人と、苦しむ武家の構造は、この後、物語にどのような影響を及ぼすのだろう。

  • 大きな事件は無いけれど地味に変化が起こる巻でした。
    本多師範に春が訪れたり、おそめが心変わりせずに縫箔職人へ弟子入りを決めたりと色々ありました。
    それにしても前巻で磐音の代わりに泣いてくれたようで少し見直した武左衛門、やっぱり駄目な人でした。
    彼を見捨てずに付き合っている柳次郎はすごいな…と心底思います。

    道場の床下から発見された太刀は研がれてどのような逸品があらわれるのか楽しみです。

  • 2020.03.20読了

  • 少し地味な巻でした

    2019.10.14
    151

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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