紅い雪: 藍染袴お匙帖 (双葉文庫 ふ 14-4)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575662603

作品紹介・あらすじ

女医者千鶴の助手をしているお道の幼馴染み・おふみが、許嫁の松吉にわけも告げず、吉原に身を売った。真意をただそうと、おふみの両親のもとに出向いた千鶴とお道だったが…。医学館の教授方だった父・桂東湖の遺志を継いで医学の道を志した千鶴の活躍を描く、書き下ろし時代小説シリーズ第四弾。

感想・レビュー・書評

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  • 内容(「BOOK」データベースより)

    女医者千鶴の助手をしているお道の幼馴染み・おふみが、許嫁の松吉にわけも告げず、吉原に身を売った。真意をただそうと、おふみの両親のもとに出向いた千鶴とお道だったが…。医学館の教授方だった父・桂東湖の遺志を継いで医学の道を志した千鶴の活躍を描く、書き下ろし時代小説シリーズ第四弾。


    平成30年6月17日~18日

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    女医者千鶴の助手をしているお道の幼馴染み・おふみが、許嫁の松吉にわけも告げず、吉原に身を売った。真意をただそうと、おふみの両親のもとに出向いた千鶴とお道だったが…。医学館の教授方だった父・桂東湖の遺志を継いで医学の道を志した千鶴の活躍を描く、書き下ろし時代小説シリーズ第四弾。

  • 仕事の関係上、一冊読んでみることに。
    シリーズの第4弾という中途半端なところから読みはじめるハメになったが、1話完結だし、レギュラーの登場人物の人物像もすっと掴めて、とても読みやすかった。さすがは脚本もお書きになる藤原先生。セリフでもって、人物を描くのがうまい。

    1話は、吉原入りした娘、奪還計画
    2話は、報われない恋と思慕のために、身を犠牲にして奔走する切ない女の話
    3話は、訳あり父子の、これまた切ない裏事情

    思った以上におもしろかった。全然時代小説読む人じゃなかったけど、抵抗なし。
    1話はまあまあだったが、2・3話はどっちも泣きそうになった。疑わしい人はみんな、実は良い人なんだよねぇ。ただ江戸事情が、人生をあらぬ方向へ持って行くことがある。苦し紛れっていうのが分かるから、こっちも辛い。
    でも、全話とも後味は良いようにまとめられていて、さすがでした。
    主役の千鶴さんの、医者っていう立場がおもしろいし、聡明快活さも見せつつ、慎み深さも感じさせる性格が、私にはしっくりきた。他も読んでみたいと思うスタートでした。

  • どことなく上滑り感あり。
    無理やり主人公を造型し、物語を動かすようなぎこちなさを覚えた。

  • ついつい、テレビドラマの出演者に重ねてしまうんです。
    さささーっと読める時代物です。

  • L 藍染袴お匙帖4

    求馬、なんだかんだ千鶴を手伝い過ぎでは。旗本無役は暇なんだな。
    求馬の母登場でかなりのフラグ。

  • シリーズ第4弾

    求馬を意識する千鶴って、結構可愛い

  • 10/14-10/14

  • シリーズ4作目

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著者プロフィール

藤原緋沙子(ふじわらひさこ)
高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒。シナリオライターとして活躍する傍ら、小松左京主催の「創翔塾」で小説を志す。2013年に「隅田川御用帳」シリーズで第2回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。本書は土佐の絵師として人々の幸せを願い描き続けた金蔵の生涯を温かい眼差しで活写した渾身の時代小説。著者の作家生活20周年記念作品である。著書に「橋廻り同心・平七郎控」シリーズ(祥伝社文庫)他多数。

「2023年 『絵師金蔵 赤色浄土』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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