雛の仇討ち―はぐれ長屋の用心棒〔11〕 (双葉文庫 と 12-14)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575663082

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  • 内容(「BOOK」データベースより)
    両国広小路で居合を見せていた菅井紋太夫に挑戦してきた子連れの武士。話を聞くと藩を二分する権力争いに巻き込まれて江戸へ出てきたらしい。藩の騒動に巻き込まれるのを恐れ、助太刀を渋っていた華町源九郎だったが、二人の懇願に立ち上がる。一刀流の遣い手三人に、鏡新明智流、田宮流居合が立ち向かう。大好評シリーズ第十一弾。

    令和3年4月17日~18日

  • 広小路でいつものように、居合の大道芸をしていた菅井。
    声をかけてきた少女を連れた武士に、竹を投げさせると、その居合の技のうまさを知ることに。
    話を聞くと、居合の流派にも縁が。

    どうも訳ありのようで、行くところがないというのではぐれ長屋に連れてきた。
    国元から仇を追って出てきたという

    初めは、様子がわからなかったのだが、市中で里中藩の藩士が惨殺される事件を経て、藩の中での内紛が明るみに。

    今回は仇討ちとともに、藩の内紛の解決にも一役!

  • 単純で読み易い

  • 定番のストーリーだが、気楽に楽しめる

    2013/08/10図書館から借用;08/16朝夕の通勤電車で読了

  • シリーズ11話
    偶然にも仇討ちものが2冊続いた!
    純情菅井シリーズともいえる
    顔は夜叉だが優しいイイヤツ!

  • 3/1

  • はぐれ長屋の用心棒の11〜両国広小路で居合いの大道芸を行っている菅井の技を熱心に見物していた子連れの武士は羽州の出身で,身の寄せ場がないというのではぐれ長屋に連れてきたが,兄の敵を追って姪の志乃と上布したという。奥羽・里江藩は石高7万石だが木材などで内証は豊かだと聞き込んだ。藩の財政を牛耳る城代家老が大商人に特権を売り,庶民生活は困窮を極めている。志乃の父は郡奉行をしていたが,内紛に巻き込まれ,一刀流を遣う悪家老派に殺害された。元御家人の源九郎や元岡っ引きの孫六や研ぎ師の茂次,砂絵師の三太郎が協力する中,反家老は計75両の礼金を用意し助勢を請うが,長屋の連中は内紛に巻き込まれない程度の介入を模索していたが,志乃が誘拐されては黙っていられない。悪家老と結託している商人の船屋敷が怪しいと乗り込んで,娘の仇を討たせてやり,証拠を国許へ送るという誘いに乗った悪人どもを一網打尽に退治する〜シリーズ初作から読み直すと面白いのだろうが,十冊読む気力が湧いてこない。文庫のための書き下ろしというスタイルのため,ノーマークだった。見つけたら読もうとは思うけど,リクエストするほどではない

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著者プロフィール

1946年埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒。90年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。近年は剣豪・時代小説の分野で活躍し、「はぐれ長屋の用心棒」「まほろし銀次捕物帳」「闇の用心棒」「八丁堀剣客同心」「流想十郎蝴蝶剣」シリーズなど作品多数。

「2023年 『剣狼の掟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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