石榴ノ蠅 ─ 居眠り磐音江戸双紙 27 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 550
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575663440

作品紹介・あらすじ

蟋蟀の鳴き声が初秋を告げる頃、出羽山形を発った佐々木磐音と吉原会所の若い衆は、日光道中の帰路を急いでいた。江戸を目前にした千住掃部宿で、磐音はお家騒動の諍いにより窮地に陥った若侍を助けるのだが…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第二十七弾。

感想・レビュー・書評

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  • 江戸に帰ってきた磐音。
    旅先での話を聞いて、ちょっと不安というか、ヤキモチというか、そんな感じになるおこんさん。
    それに対する磐音の一言が良かったです。

  • 2023年1月27日
    家基様のすっとぼけた台詞が愉快。
    浮世離れした箱入り娘ならぬお大尽。
    様々な画策がすごい。
    おこんが同場するのも予想外。
    佐々木道場の主には秘密の仕事が待ち受けている。

  • 家基のお忍び深川散策を企てる桂川医師及び佐々木一門と、この機会に暗殺を狙う田沼一派の攻防。今回は無事に乗り切ったものの、歴史は変えようがないので、いつ運命の時が訪れるのか毎回ドキドキする。
    利次郎や霧子など、若者の成長が微笑ましいです。

  • 出羽から江戸への帰途、江戸目前でお家騒動に巻き込まれる磐音。
    今回はお家騒動ものかと思いましたがそれはさらりと終わり、利二郎の剣の迷い、佐渡へ送られた罪人が抜けて江戸へ戻る事件、西の丸様のお忍び街歩きと色々とありました。
    今まで割と影が薄かった霧子の活躍はさすがは元忍び!と思いました。これからも色々と師匠と登場するのでしょうか。
    今回はとうとう武士を辞める決心をした武左衛門が中途半端に書かれて終わっているのでそこが気になります。
    無事に新たな仕事に就けるのでしょうか。

  • 居眠り磐音シリーズ、27作目にあたる。

    かつての許嫁の窮地を救うため山形へ旅した磐音が江戸へと戻ってきた。

    将軍家世継ぎの家基からはお忍びで江戸城下へ出たいというリクエストもあり、田沼意次の謀略も底知れず磐音は相変わらず東奔西走の日々だ。

    しかし江戸一番の剣術道場の若先生の姿もすっかり板についてきて、浪人稼業のときのような気楽さはなく、今後どのような活躍をしていくのかなあ、と楽しみになる。

  • 2020.04.13読了

  • 家基様のお忍び下町散歩、のかい。
    でも結構あっさりしてたかな。

    2019.12.29
    182

  • 出羽山形から江戸への帰路で、お家騒動の渦中に立たされていた若侍を助けるところから始まります。
    まぁ、なにもかもに首を突っ込むこともないんだけれど、今までの磐音さんはお節介が過ぎるところがあったので、このお家騒動も長引くのかと思いきや、けっこうあっさり終わったというか、ほんの行きずり程度に終わって、若干肩透かし。

  • 最終巻で

  • 帰り道でもいろいろと事件があって 1 冊ぐらいかかるのかと思えば、結構あっさりと江戸に帰ってきましたね。(^^
    今回は元くのいちの霧子さんが大活躍です。(^^
    ほとんど主人公的活躍ではなかったかと。
    たまにはこんな話もいいですかね。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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