冬桜ノ雀 ─ 居眠り磐音江戸双紙 29 (双葉文庫) (双葉文庫 さ 19-33 居眠り磐音江戸双紙 29)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575663754

作品紹介・あらすじ

木枯らしが吹き、江戸が寒気に包まれる頃、佐々木磐音、おこんらは神保小路の尚武館道場で穏やかな日々を過ごしていた。そんな折り、武家の諍いを通りすがりの磐音が仲裁する。茶道具の貸借が騒ぎの因らしいのだが…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第二十九弾。

感想・レビュー・書評

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  • 居眠り剣法の達人、磐音の活躍譚、29作目。

    名物茶道具である鼠志野の茶碗をめぐる武家同士の騒動やら、南町奉行所与力の笹塚孫一が持ち込む騒動など、江戸では次々とトラブルが起き、磐音が解決のために尽力をする姿は浪人時代と変わらない。

    ただそのトラブルがどうにも江戸幕府の管理の甘さやゆるみを感じさせるようなものが多く、時代の危うさや暗さを感じてしまう。
    幕府を牛耳る田沼意次が放つ刺客も続き、磐音と田沼の対決もいよいよどうなることやら。
    まだまだこのシリーズは先が長いことはわかっているのだけれど、これからどうなっていくのだろう。

  • 磐音さん、強すぎる!と思いました。まさか、こんな人を相手にするとは。

  • 2023年1月30日
    怪しげな丸目隆継と孫娘の歌女。
    悪霊のようで
    ちょっと違う話になってきた。

    読売の記事が面白い。
    ハラハラしたけど丸く収まってめでたしめでたし。

  • いよいよ家基が危なくなってきた。
    とても魅力的な人物に描かれているので、この作品の中だけでも将軍になって幕府を立て直して欲しいと思ってしまいます。
    それにしても武左衛門のどうしようもない性根は、読んでいて腹が立つ。
    これもシリーズのアクセントとして必要なのかな。自分はそろそろ無くても良いと思いますが。

  • 冬桜の見物で鼠志野の茶碗を巡る騒動に巻き込まれ、武左衛門の酒の失敗の尻拭いをし、妖術使いのような老剣豪と対決し…と相変わらず忙しい主人公でした。

    武左衛門の家族を顧みない後先を考えない行動に辟易し、夢に入り込む妖術使いじみた丸目高継にげんなりしてあまり楽しく読めませんでした。
    現実離れした設定の時代物は一気に興醒めしてしまいます。

  • 2020.04.18読了

  • 妖術系は好きじゃないなぁ。
    なんか違和感。

    2019.12.30
    184

  • また怪しげな術を使う敵、登場。
    まぁ、磐音は江都一の剣道場の若先生なので剣しか使えないのは判る。その磐音がやることなので仕方ないのだが、剣を一閃すれば撃退できるなんて、都合よく感じてしまい興醒めする。

    それから武左衛門も。この人はどうも苦手だ。

    今巻は、そういうだぶるぱんち。

  • 最終巻で

  • レギュラー、準レギュラーの登場人物を縦横無尽に駆使してエピソードが展開される。勢いのある筆致が戻ってきた感じです。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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