更衣ノ鷹(下) ─ 居眠り磐音江戸双紙 32 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575664232

作品紹介・あらすじ

萌えいづる草木が江戸に春の風情を漂わす頃、神保小路の尚武館道場に老中田沼意次の用人が現れる。稽古を見物したいというのだが、同道した武芸者を嗾けたことで、佐々木磐音は真剣での稽古をなすことに…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第三十二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館に行ってもいつもなくて、やっと借りれて読んだら、これはない訳だと、納得してしまいました。
    居眠り磐音江戸双紙シリーズの山場でした。
    家基が亡くなることは、歴史で明らかになっていたので、わかっていたからこそ、磐音達のことがどうなるかしんぱいでした。

    先がとっても気になります。

  • 坂崎さんは(同僚と私の間ではこのシリーズはこう呼ぶ)買った当日に読了するのが常です。
    この巻は上下巻同時発行でしたが当日に読了しました。
    が、読み終わってしばらくは凹みましたよ…(汗)
    (西ノ丸様と坂崎さんの組み合わせが好きだったので)
    上巻はまだしも、下巻は読むのがつらい…。
    いつもなら買って読了後も数回読み返すことが多いのですが、これは読み返せなかったです…。
    読み返したのは最近だな~。(尾張ノ夏が発売されてしばらくしてから)
    尾張ノ夏と孤愁ノ春を読み返すうちに、読む気はするようになりましたが、下巻はやはり腰が引け気味…。

  • 残念ですが、やっぱり歴史は変えられなかった、
    多くの仲間たちがここまで頑張ったのに、この件に関しては結果が全てなので、皆が無力さを感じるのは理解できる。
    ただ、最後の出来事だけは受け入れ難い。
    この時代の価値観ならある程度は周囲も納得するのかもしれませんが、それは無いよなという思いでいっぱいです。

  • とうとう家基が田沼意次の手の者にかかり落命。
    歴史で分かっていることですが辛い内容になりました。
    佐々木家激動の巻でしたが緊迫した内容の中、小田平助の登場する場面は少しほっこりして気持ちが軽くなります。
    いい味をしたキャラクターですね。

  • 巻末に著者あとがきがあり、磐音シリーズの転換点、とされている一冊だった。

    鷹狩りに出かける家基を暗殺しようと付け狙う田沼意次と、阻止しようと奔走する磐音たちの対決を描いている。

    護られる立場の家基が天真爛漫というかどこかのんきで、周りが命がけで東奔西走しているのを読んでいると、将軍家とそれ以外、というのはこういう関係なのかなあ、と不思議な気持ちになる。

    中盤から、なんとなくそうなるような気はしていたけれど、ラストの顛末は、読んでいて、ああ、と肩が落ちた。そうか、やはりこういう道を選ぶのか。

    剣の達人・磐音の痛快な冒険譚、として読み始めたシリーズだったけれど、ここにきて思いがけず重苦しい展開になってきた。このあと、どうなっていくんだろう。

  • 2020.04.27読了

  • 一気に急展開。

    家基の件は史実だとして薄々気付いてしまったものの、玲圓の件はなかなか悲しかったなぁ。。。

    2020.1.3
    4

  • 「激動」と呼ぶに相応しい今巻。
    武家とは、こんなに哀しいものなのか。

    実際、中だるみしていた感が否めないので、引き締まった感じにはなったけれど、その犠牲のなんと多いことか。

    これからどうなるのだろう。

  • 最終巻で

  • ここで、こういう展開になるんですね。次が読みたくなります。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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