孤愁ノ春 ─ 居眠り磐音江戸双紙 33 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
3.64
  • (27)
  • (64)
  • (64)
  • (8)
  • (2)
本棚登録 : 578
感想 : 52
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575664416

作品紹介・あらすじ

桜の花が咲き、江戸が晩春に移ろう頃、佐々木磐音とおこんは小梅村にある両替商・今津屋の御寮で静かな日々を送っていた。老中田沼意次の配下が昼夜を分かたず御寮を監視していたが、やがて磐音を狙う刺客が現れ…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第三十三弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 磐音とおこんが追っ手から逃げるように旅に出ます。
    追っ手もしつこそうで、今後の物語に出てくる予感です。
    磐音とおこんがどこへ行こうとしているのか。それだけが心配です。
    おこんも、普通の体じゃないんだから。

  • あれだけのことをした田沼派が磐音の存在を恐れる理由はよく分かる。歴史的にも禍根を絶つために敵方の一族郎党を始末する事例は決して珍しい話ではないし。
    ただ、シリーズのファンとしては磐音夫婦が江戸を離れてしまうのは寂しいなあ。

  • 江戸を離れ、東海道を上る磐音とおこん。
    田沼意次の命を受けた刺客が後を追い、時には逃れ、時には待ち受け、と大変な巻でした。
    遺髪を刈谷の寺へ納め、これから一行はどこへ行くのでしょうか。

  • 旅双紙

    坂崎姓に戻りしっくりくる

  • 前作で大きな転換点を迎えた居眠り磐音のシリーズ、33作目にあたる。

    田沼意次の権謀術数により隠遁生活を送ることになった磐音とおこんは、ひっそりと江戸を出る。

    かつて磐音が用心棒稼業をしていて方々をめぐった旅の空とは異なった、どこかもの悲しさのある旅情が語られる。

    雌伏の時、どうやって磐音が未来に活路を見出していくのか、楽しみ。

  • 2020.04.30読了

  • 霧子と弥助大活躍の巻

    2020.1.3
    5

  • 追われる身は辛い。

    田の字の妄執が恐ろしい。

  • 佐伯泰英さん、居眠り磐音シリーズ33巻「孤愁ノ春」読了。前巻では江戸に大きな変化が、磐音の身近な人々との別れなど目まぐるしい展開。磐音とおこんは小梅村の今津屋御寮に移り、田沼配下の監視のもと静かな生活を送る。お世話になった面々に手紙を残し旅に。。弥助から手紙をもらった皆の反応が良かった。磐音とおこんの道中、思わぬ仲間が合流。これからの旅の行方、江戸で待つみんな、道場の面々などの合流に期待です。

  • 最終巻で

全52件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

佐伯泰英の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
佐伯 泰英
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×