桜紅葉ー藍染袴お匙帖(7) (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 118
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575664584

作品紹介・あらすじ

江戸で大評判の伽羅油「花の露」を扱う桔梗屋の主、吉蔵が多額の借財を残して姿を消した。心労で倒れた内儀のおすずのもとに駆けつけた女医者の桂千鶴は、かつて繁盛していた桔梗屋の変わり果てた様子を目の当たりにし、吉蔵捜しを買ってでるが…。父の遺志を継いで女医者となった千鶴の活躍を描く書き下ろし時代小説、大好評シリーズ第七弾。

感想・レビュー・書評

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  • 切ない話。
    現代の豊かさとかけ離れた話で、みんな幸せになってほしいと祈らずにいられません。

    内容(「BOOK」データベースより)
    江戸で大評判の伽羅油「花の露」を扱う桔梗屋の主、吉蔵が多額の借財を残して姿を消した。心労で倒れた内儀のおすずのもとに駆けつけた女医者の桂千鶴は、かつて繁盛していた桔梗屋の変わり果てた様子を目の当たりにし、吉蔵捜しを買ってでるが…。父の遺志を継いで女医者となった千鶴の活躍を描く書き下ろし時代小説、大好評シリーズ第七弾。

  • 藍染袴お匙帖シリーズの7作目。いきなり7作目から読んでしまったが、この7作目だけでも『螻蛄鳴く』・『幼馴染み』・『桜紅葉』の3話収録されており、問題なく読んでいくことができた。

    江戸時代に女医者となった桂千鶴先生。女だからこその苦労もある。作者の藤原緋沙子先生にも女だからこそ苦労したこともあるんだろうか。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    江戸で大評判の伽羅油「花の露」を扱う桔梗屋の主、吉蔵が多額の借財を残して姿を消した。心労で倒れた内儀のおすずのもとに駆けつけた女医者の桂千鶴は、かつて繁盛していた桔梗屋の変わり果てた様子を目の当たりにし、吉蔵捜しを買ってでるが…。父の遺志を継いで女医者となった千鶴の活躍を描く書き下ろし時代小説、大好評シリーズ第七弾。

    平成30年7月26日~29日

  • 女流れ作家らしいつつましやかな裏長屋暮らしの支えあう情けの上に 悪党どもが暗躍する 3つの物語であるが やはり 最後の 桜紅葉が一番好きだ 親と兄の仇を討ったおぶんと清四郎国にかえつてこれから幸せになるんだろうかな

  • L 藍染袴お匙帖7

    求馬、相変わらずタイミングの良い登場。いつもどこかに潜んでるの?(笑)
    今までの菊池家との進展もまったくなく事件ばかり。やはり表題作はいい。隅田川ほどの哀愁はなくともこのくらいの話はないとね。

  • あんまり求馬さんの出番がなかったので残念。病と心は関係がある、だから患者の身の上に親身になるという千鶴の信念がわかった巻であったと思います。

  • 11/13-11/15

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著者プロフィール

藤原緋沙子(ふじわらひさこ)
高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒。シナリオライターとして活躍する傍ら、小松左京主催の「創翔塾」で小説を志す。2013年に「隅田川御用帳」シリーズで第2回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。本書は土佐の絵師として人々の幸せを願い描き続けた金蔵の生涯を温かい眼差しで活写した渾身の時代小説。著者の作家生活20周年記念作品である。著書に「橋廻り同心・平七郎控」シリーズ(祥伝社文庫)他多数。

「2023年 『絵師金蔵 赤色浄土』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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