哄う合戦屋 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 773
感想 : 101
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575664942

感想・レビュー・書評

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  • 星2.5
    設定が面白いのだが、ラストにもっと合戦家として活躍する描写が欲しかった。

  • 何となく表紙のジャケ買いで選んでしまいましたが、
    この歴史小説はかなり面白いです。

    信濃の弱小の豪族に突如表れた天才軍師が訪れた瞬間、
    連戦連勝の大躍進を遂げ、
    突如約10倍まで石高が増えた国で起こる様々な出来事が
    リアルに描かれています。

    ラストは強国・武田晴信(信玄)との戦い。
    果たして、弱小豪族は武田軍を破ることができるのか?という
    ラストシーンは、実際の本文でお確かめ下さい。

    その他、天才軍師・石堂一徹の戦の戦略的な戦いぶりや
    天才が現れたことによる周りの人間たちの心情は、
    この小説の面白い読みどころだと思います。

    どうやらシリーズ第二段(一徹の前半生を描いた)小説も
    出版されるようです。
    そちらも今から待ち遠しい。。くらいの面白さ!

  • 評価は3.

    内容(BOOKデーターベース)
    天文十八年(一五四九年)。甲斐の武田と越後の長尾に挟まれた中信濃。土豪が割拠する山峡の名もなき城に、天才軍師・石堂一徹が流れ着いた。一徹に担がれた領主の遠藤吉弘は、急速に勢力を広げる。しかし吉弘が一徹の心の奥底に潜むものに気がついたとき、歯車が狂いだす―乱世を生きる孤高の天才の愛惜を描き、全国の書店員が大絶賛した戦国エンターテインメントの新境地。

    頭の切れる参謀の話が好きなんだが・・ココに出てくるお姫様の描写に同調出来ず今ひとつ入り込めなかった。親がココまで娘を褒めちぎっちゃうと読みながら冷めてしまう。
    一方主人公一徹の賢さ・冷静さはなかなか好だった。

  • フィクション。
    「のぼうの城」みたいな感じの戦国小節。
    軽く読めるのでそれなりに面白いです。

    いつ哄うのか、、哄わずに終わるのか、、
    と思っていたらラストでした。
    若菜とのハッピーエンドが見たかったので少し残念です。

    気に入った一言
    「さぁ軍師殿、何かよいはりごとを」

  • 誰もが知っている戦国武将(武田信玄とか)たちの狭間で活躍する人を描く戦国時代小説というのは、なんとなく、大きな時代の流れの中で、どのように「中程度」でもキラリと光る人が活躍するのかを描いているという意味で面白いものが多い。この本も、そんな小説の1つだ。

    ただ、本屋さんでの平積みのされかたや帯を見ると、そこまで極端にわくわくして面白いというわけでもなかった。むしろ、主人公である石堂一徹というキャラクターの特異な生き様に渋さを感じるかどうかが意見の分かれ目ではないだろうか。

    現代の「時代小説」の新しい書き手として台頭した筆者は今後も期待したい。

  • ヤバい♪ こんなに面白いとは思ってなかった ^^ 早く続編が読みたくて堪らなくなりました♪♪ 孔明、竹中半兵衛、山本勘助等の“軍師”の物語が好きなので、帯を見て衝動買いしたのが良かった♪ 思わぬイイ拾い物しました。キャラクターもいい♪ ヒロインがちょっとスゴすぎて「そいつはいくらなんでも」と思わなくもなかったですがw それを差し引いても面白い♪ 続編が作られるのも納得です。ラストの苦境がチョト強引な幕引きを狙っている関係で矛盾が生じてないか?との意見もあるようですが、あれはあれでいいんじゃないか、という好意的な見方をしてしまうのも、ひとえに“読んでて面白かったんだから、それが全てだ”という私の個人的な意見ではありますw  巷では、映画化された「のぼうの城」が、間もなく劇場公開で話題のようですが、あれよりも数段こっちの方が面白いと感じました。

  • 戦国の乱世の時代、孤高の天才軍師、漢の壮絶な生き様、武骨な愛。天下人になるためには頭がいいだけでも才能があってもなれないんだな。

  • いやー面白かった。石堂一徹と若菜姫のキャラすばらし。文章力もすげ。地の文の読みやすさといったら。
    そのキャラを史実の隙間にはめてこの自由さはどうよ。

  • いや、一徹が良かったね。
    「甲陽軍鑑」の山本勘助が武田の軍師なんて嘘っぱちなものじゃなく、こういう合戦屋ならいたかもと思わせた。若菜の人物像が出来過ぎだが、まぁいいだろう。いや、面白かった。

  • 武田と上杉が大きな戦力を誇るなか、小国の当主に天下統一をさせようとする軍師の話。
    猪突猛進が当たり前の戦国時代の男の中、冷静に物事を判断し次々と勝利を導くも、まわりとの衝突があり…。
    好きです、こんな話。是非、続編(以前の話)も読みたいです

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著者プロフィール

東京都生まれ。東京大学工学部卒業。会社員生活を経て、2009年に『哄う合戦屋』でデビュー。その後刊行された『奔る合戦屋』『翔る合戦屋』と合わせて、〈合戦屋シリーズ〉は50万部超のベストセラーになる。

「2019年 『天下奪回  黒田長政と結城秀康の策謀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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