お化け大名-大富豪同心(6) (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575665154

感想・レビュー・書評

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  • 6作目も快調!今回は大名家のトラブルに巻き込まれ、卯之吉を狙うお峰はそれに乗じて彼を亡き者にしようとするが、最後は卯之吉が1枚上手。しかし、美鈴さんを怒らせた?

  • 退院後の自宅療養中に読了。
    入院中の読書用にと、本好きの叔母から全巻揃いで供与。
    なにせ時間があるので、ここぞとばかり連続読破中。

    シリーズ6作目。
    江戸にいながら、山陰地方の玉御崎藩で起きた事件の謎をといた、同心の八巻卯之吉。卯之吉にほれ込んだ藩主に上屋敷に招待されるが、玉御崎藩では内紛が起きているようだった。ありあまる財力と奇想天外の発想で難事件を解明する八巻卯之吉。
    (↑手抜きコピペ)

  • 美鈴さんがとてもかわいく思えた1冊
    ドラマ化されていない物語なので読んでいくのも楽しいし
    新しい登場人物たちも特徴的で良い
    全巻一気読みしたいけどこらえてこらえて少しずつ進もう
    作者はこの2年ほど書いていないようだから

  • 卯之吉にも苦手なものがあったなんて。
    当時の舞台の仕掛けを見てみたい。
    仕掛けが動く様子が面白くてわくわくした。

  • どこまでもすっとぼけな卯之さんは健在でしたが、案外出番が少なくてがっかり。それに、その仲間たち、荒海の親分なんて、ちょっと最後に出てきたっきりだし、水谷様、徳右衛門さんなんて、今回は全然登場しない(T-T)やっぱり、全員集合して卯之さんをサポートしなきゃ。お殿様の御乱行を質すのも大変ですね。いつの世も…。美鈴さまの男っぷりはほれぼれ。今回大活躍でしたね。しつこいのに狙われてしまってますが、卯之さん、財力と美貌だけで切り抜けられるのでしょうか?(笑)

  • またまたお大名さまと仲良くなっちゃった。

  • 大富豪同心シリーズ、6作目。

    大富豪の放蕩息子と見せかけだけの辣腕同心ぶりとのギャップが上手くストーリーにハマっていて、シリーズとして安定感のある面白さになっている。周りを固める脇キャラも絶妙。読んでて楽しい。
    今作以降はお峰の暗躍が目立ってくるのかな。卯之吉の正体を知っているだけに、どう対決していくか楽しみ。

  • 大富豪同心シリーズも6作目になりました。
    サクサク読めるので、良い娯楽になってます。

    初っ端から「ゴギミンサマ」なる怨霊騒動になったので、
    ちょっといつもと調子が違うかなと思いました。
    「ゴギミンサマ」とは「五義民様」で、
    藩の悪政に苦しむ領民の為、公儀に直訴して処刑された5人とか。
    でもそれは前の領主の時代の話。
    で、転封して新たな領主となった大名家の現当主が吉原の常連って。
    またまた吉原の人脈が卯之吉を事件に引き寄せます。
    いや、逆か。
    吉原での放蕩が趣味という卯之吉が事件を引き寄せているんですな。
    そう考えると自業自得とも言えます。

    今回、卯之吉は散々だったと思います。
    普段死体は平気で手やら鼻やら突っ込んでいるのに、
    幽霊は大の苦手だったことが判明。
    大嫌いだと言っているのに幽霊話に引きずり込まれ、
    嫌々幽霊屋敷に赴けば、家老殺しの下手人と疑われる始末。
    何でバレないのか不思議なくらい、へなちょこっぷりを晒しています。
    そこいくと美鈴さんは格好良かった。
    卯之吉の気を引くため、キャーッと抱きつく練習をしていながら、
    実際に幽霊騒ぎが起こったら誰よりも男前でした。
    最後にはちゃんと裏のからくりを解いて一件落着しますが、
    いつも与えられるまま流されてきた卯之吉にとって、
    ちょっと考えさせられる出来事だったようです。

  • 今や卯之吉の剣客、凄腕同心という噂は大名にまで轟いている。
    ある大名の屋敷で起きた幽霊騒動を解明するよう藩主に頼まれてしまった卯之吉は、屋敷に赴くが大の怖がりなのでドキドキ。しかもそこには彼を狙う一味の罠が待っていた…
    相変わらずダメダメな放蕩者だが、周囲の助けや誤解で事件を解決してしまう卯之吉。今回は美鈴さんが大活躍で可愛い。

  • シリーズ第六弾。 怨霊に取り憑かれ怯える玉御崎藩藩主。吉原遊びで八巻卯之吉の辣腕同心としての名声を聞いた藩主は、江戸にいながら、山陰地方で起きた事件の謎をといた、卯之吉にほれ込む。上屋敷で幽霊騒動が起き、藩主は化け物退治を依頼し上屋敷に招待する。お化けは大嫌いなのだが、持ち前の野次馬根性に目覚め、銀八と女剣士の溝口美鈴を引き連れ、騒動に大混乱する家臣たちを尻目に大名家に乗り込む卯之吉。その卯之吉と一行の前に、化け物が登場し美鈴も翻弄される…。先を先をと読みたくなる、素晴らしい構成、謎解きに納得。

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著者プロフィール

一九六八年、栃木県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒業。テレビ局嘱託職員を経た後、CM製作会社勤務。イラストレーターとして広告に挿絵などを描いていたが、一九九五年、フリーライターに転じ、実録物など、数多くの媒体で活躍。二〇〇八年「天下御免の信十郎」シリーズで、時代小説作家として文壇デビュー。人気を博す。

「2021年 『騎虎の将 太田道灌下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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