橋の上-居眠り磐音江戸双紙帰着準備号 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 320
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575665253

作品紹介・あらすじ

明和六年、関前藩主福坂実高の参勤上番に従い、二十四歳にして初めて江戸の地に立った坂崎磐音は、佐々木道場入門を控えたある日、両国橋で厄介事に巻き込まれる-。剣術家への第一歩を踏み出す若き日の磐音を描いた書き下ろし中編小説「橋の上」他、著者メッセージ&インタビュー、地図と浮世絵で振り返る"磐音が歩いた江戸"などを収録、「居眠り磐音」読者におくる江戸帰着準備号。シリーズ10周年記念特別刊行。

感想・レビュー・書評

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  • 居眠り剣法の達人、坂崎磐音を主人公に据えた人気時代小説シリーズの番外編にあたる一冊。
    本編を読み終えたので手に取ったが、本来は、磐音が江戸を離れていた流浪の旅から江戸に戻ってくる直前に刊行され、そのタイミングで読んでほしい、という意図の内容だった。

    番外編、というよりはファンブックのような内容で、収録されているのは若かりし磐音が江戸に来てすぐ、佐々木道場に入門したての頃の短編が収められているだけで、あとは、磐音が活躍した時代の江戸の情景であったり、それまでに刊行された内容の振り返りがまとめられていたりする。

    巻頭に、江戸の地図に磐音ゆかりの場所が記載され、現在の地下鉄駅などが重ねられて、往時と現在を重ねて俯瞰できるカラー口絵があって面白いのだけれど、これも、著者や編集部が作ったのではなく、居眠り磐音シリーズのファンである一個人が作り、出版を予定している者の抜粋である、とあって、長寿小説のすそ野の広さに驚かされた。

  • GOOD

  • あれ、これだけ感想書いてない
    若かりし頃の(多分江戸に来たばかりの)磐音の話が載っていますが、若くても磐音は磐音。若干鰻屋修行していた頃からすると若輩者でまだ無敵感は薄いです。

  • 磐音と共に歩く神田。若かりし磐音を知る事も出来、充実の内容。このままフラリと本所辺りを散策したい気分だ。

  • Amazonの説明より:明和六年、関前藩主福坂実高の参勤上番に従い、二十四歳にして初めて江戸の地に立った坂崎磐音は、佐々木道場入門を控えたある日、両国橋で厄介事に巻き込まれる――。剣術家への第一歩を踏み出す若き日の磐音を描いた書き下ろし中編小説「橋の上」他、著者メッセージ&インタビュー、地図と浮世絵で振り返る“磐音が歩いた江戸”などを収録、「居眠り磐音」読者におくる江戸帰着準備号。シリーズ10周年記念特別刊行!

    やっと江戸に戻って来るのだなー、と思いながら読んだのだと思ふ。

  • 20161222読了

  • 偶然読んだ巻数のタイミングは良かったが、一気読みしてるものでおさらいの必要はなく短編もサービスぽくさらっと読みました。

  • 2015/6/29
    後半の付録みたいのは飛ばし読み。
    書き下ろしは佐々木道場に入門したての磐音の話。
    玲圓先生もおえいさんも生きてるし奈緒が許婚。
    幼馴染の二人も出てこないけど生きてる。
    何の憂いもない希望に満ち溢れた時代だけど、もはやこの頃には戻れないんだな。私も。
    ふーんってなもんだ。
    ただ巻頭の江戸の地図!
    東京の距離感はよくわからんけどおそらく道場は結構遠いんだね。
    昔の人は歩くね!

  • 家基が毒殺され、義父母が自さいし、道場は閉鎖、磐音夫婦は出奔なんて話、まだ読んでない所まで知ってしまった。
    ショック

  • 若くて怒られてる磐音が新鮮ですよ。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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