東雲ノ空-居眠り磐音江戸双紙(38) (双葉文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575665390

作品紹介・あらすじ

朝靄にけむる芒の原が秋の気配に包まれる頃、江戸を間近に見る六郷の渡しに、坂崎磐音一行の江戸入りを阻止せんと警備を固める田沼一派の姿があった。折りしもそこに幼子を連れた旅の一行が姿を現し…。長の旅に終止符を打ち、期する想い胸に両国橋に立つ坂崎磐音、ここに新たな戦いの幕が開く!超人気書き下ろし長編時代小説第三十八弾。

感想・レビュー・書評

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  • 磐音たち一家の江戸帰着。
    丸一冊、懐かしい面々との再会が描かれ、江戸の暮らしがまた始まる。

    これまでと違うのは、田の字からの刺客に対する磐音の態度。
    道場主となったからなのか、父親になったからなのか、あるいは田沼打倒の決意からなのか。
    「さっさと去ね」と言わんばかりの毅然とした態度で、無駄な殺生をしなくなったように思う。

  • そして、やっと舞台が江戸に。

    話はほとんど懐かしい皆さんと主人公の再会の話。
    おまけに政治的反撃が少々といったところでしょうか。

    しかし、色々因縁もあろうけど、そもそも田沼側がこだわりすぎな感じなんだよね。(^^;
    将軍が代替わりした以上、反対勢力なんて、適当になだめすかしていりゃいいだけのことだと思うんだけど。

    さて、次巻からは気分良く反撃三昧ってことになるのかな。

  • 家族3.5人で江戸にもどってきた磐音さま…
    これから復活劇が始まるのでしょうか…楽しみです。

  • 空也が妙に大きくなった気がする
    まだまだこちらは子供としての扱いだが、親父は違う。
    すっかり風格というか、策士としても成長したようで、豪華な仲間に協力を惜しまずに頼んでいる。
    本巻は江戸に帰着して、少しほっとした時期であり、これからの戦いの前の静けさを思わせるものだった
    やはり人徳は大切である

  • ようやく江戸に戻り、田沼一派との決着をつけるための足固めを進める。昔馴染みの個性的な友人達と新たに知り合った大藩の有力者が少しずつ動き始めた様子に、この後への期待が高まります。

  • ようやく舞台が江戸へ。
    冒頭から品川夫妻の名演技、金兵衛さんがちょっとかわいそうでしたが見事な『敵を欺くにはまず味方から』。
    懐かしい面々との再会と挨拶回りが主な内容でした。
    しかし御三家と田沼の腹を探りあうとぼけた会話は白々しくて怖いです。政治や権力が絡む世界は…いやはや何とも。

  • いよいよ江戸に帰着した磐音一行。
    これまでも、今津屋や品川柳次郎など、江戸でのエピソードは差しはさまれ語られてきたけれど、いよいよ合流した、という感じがする。
    個性的なメンバーが顔を揃えて、いよいよ新たな展開がはじまる、という予感をさせる一冊だった。

  • 2020.05.05読了

  • 江戸に戻ってきた!
    みんなとの再会、反撃の狼煙

    2020.2.26
    26

  • 最終巻で

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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