仇討ち免状-大富豪同心(10) (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575665758

作品紹介・あらすじ

南町奉行所同心八巻卯之吉の名を騙り、武芸達者な侍を斬り殺す事件が頻発。奉行所内で嫌疑をかけられた卯之吉は、閉門蟄居を言い渡され、吉原での大尽遊びもできず困惑する。下手人の狙いは何か?裏で操る者がいるのか?敵の正体を暴くべく荒海三右衛門一家が奔走する。大好評シリーズ第十弾。

感想・レビュー・書評

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  • とうとう10作目。今回も特に今までの敵とは直接的には関わらぬ一件。相変わらず何もしない卯之吉だが、ますます名声が高まっていく。そして、なんと美鈴に遂にいい人が?

  • 久々におもしろかったなぁ。
    新しい登場人物とその師匠の単細胞加減がよろしい。
    良質の落語をきいているかのようで。

  • 相変わらず、人々が卯之吉の事を勘違いして、益々実情と乖離して評判になっていくのが面白い。
    悪人が大物感あって、策を弄して卯之吉を追い詰めていくのが面白かった。

  • 美鈴さまより強い相手が現れたってことじゃないの?

  • 大富豪同心シリーズ、10作目。

    今回は、卯之吉を騙る偽同心が現れ、武家人殺しの嫌疑が卯之吉に掛けられることになる。

    嫌疑を掛けられはするものの、肝心の奉行所の人間が誰一人、信じていないところが可笑しい。兄の仇討ちに江戸入りした田舎侍の弟をウザキャラとして描かれており、それが見事にウザかった(苦笑)。今回は卯之吉本人よりも、その弟や、偽同心に扮する万里五郎助のキャラが個性的で目立ってたかな。今作一回限りの登場ではちょっと勿体ない気も。

  • 卯之吉を陥れるために偽者が侍を斬り殺す事件が発生し、疑いをかけられた卯之吉は蟄居を命じられる。本人は相変わらず何もわかっていないが、荒海一家は偽者を暴こうと奔走。一方殺された侍の弟は仇はどうやら卯之吉らしいと知り…
    今回は卯之吉を仇と狙う田舎侍がメインで、卯之吉はいつも以上に何もせず影が薄い感じ。ストーリーもわりと淡白で、人斬り大好きな万里さんなど面白いキャラを出しているのにちょっと残念。

  • 大富豪同心シリーズ10作目です。
    今回は偽物同心が現れて、卯之吉に辻斬りの嫌疑がかかります。
    あと、暑苦しい田舎侍も登場します。

    まあ上役は卯之吉の正体を知っているので、
    人斬りができるとは思ってないですが、
    嫌疑がかかって蟄居となり切腹の危機だというのに、
    卯之吉の極楽とんぼっ振りにはヤキモキしました。
    そこいくと三国屋徳右衛門は、やらかしてくれます。
    可愛い卯之吉の為、
    お金の力で老中様の大名行列を差し止めて直談判。
    楽しませてくれます。
    毎回気になってるんですが、
    確かシリーズ1作目で孫は沢山いる設定だった気がします。
    卯之吉1人を溺愛しちゃって他のお孫様達はどうなってるんだろう・・・。
    卯之吉の見目が良いからか、器用貧乏臭いところか。
    はたまた無欲さが珍しいのか。
    超度級のケチが1人だけに湯水のように大金使って、
    親族一同怒りそうなものです。

    暑苦しい田舎侍の方は、遠目で見る分には楽しいけど、
    絶対お近づきになりたくないタイプでした。
    人の言う事聞きゃしない。
    一件落着してほっとしました。
    卯之吉はいつにもまして働いてなかったです。
    体はいつも動かしませんがちょっとは頭を使うのに、
    今回は本当に人の働きに乗っかるだけでしたね。
    ちょっと物足りなかったかな。

  • 6月27日~29日

    南町奉行所同心八巻卯之吉の名を騙り、武芸達者な侍を斬り殺す事件が頻発。奉行所内で嫌疑をかけられた卯之吉は、閉門蟄居を言い渡され、吉原での大尽遊びもできず困惑する。下手人の狙いは何か?裏で操る者がいるのか?敵の正体を暴くべく荒海三右衛門一家が奔走する。大好評シリーズ第十弾。

  • 第十弾
    本当に調子よく事件が解決していく。
    本人の意思とかかわりなく、廻りの人によって進む
    かえって心地よいか

  • 相変わらずの誤解の嵐、面白かった。
    美鈴さんは、今回かわいそう。

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著者プロフィール

一九六八年、栃木県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒業。テレビ局嘱託職員を経た後、CM製作会社勤務。イラストレーターとして広告に挿絵などを描いていたが、一九九五年、フリーライターに転じ、実録物など、数多くの媒体で活躍。二〇〇八年「天下御免の信十郎」シリーズで、時代小説作家として文壇デビュー。人気を博す。

「2021年 『騎虎の将 太田道灌下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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