貝紅-藍染袴お匙帖(9) (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575665789

作品紹介・あらすじ

新大橋近くで旅の侍が何者かに襲われた。偶然行き合わせた女医桂千鶴は旗本の菊池求馬と共に助け出すが、手当の甲斐なく侍は息を引き取る。遺されたのは高価な熊胆と、おふみという女の居場所を告げる謎の文。死の直前、侍から熊胆を託された千鶴は、その無念を晴らすべく真相に迫っていく。父の遺志を継いで女医となった千鶴の活躍を描く好評シリーズ、新展開の第九弾。

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  • 作品紹介・あらすじ
    新大橋近くで旅の侍が何者かに襲われた。偶然行き合わせた女医桂千鶴は旗本の菊池求馬と共に助け出すが、手当の甲斐なく侍は息を引き取る。遺されたのは高価な熊胆と、おふみという女の居場所を告げる謎の文。死の直前、侍から熊胆を託された千鶴は、その無念を晴らすべく真相に迫っていく。父の遺志を継いで女医となった千鶴の活躍を描く好評シリーズ、新展開の第九弾。

    平成30年9月1日~4日

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    新大橋近くで旅の侍が何者かに襲われた。偶然行き合わせた女医桂千鶴は旗本の菊池求馬と共に助け出すが、手当の甲斐なく侍は息を引き取る。遺されたのは高価な熊胆と、おふみという女の居場所を告げる謎の文。死の直前、侍から熊胆を託された千鶴は、その無念を晴らすべく真相に迫っていく。父の遺志を継いで女医となった千鶴の活躍を描く好評シリーズ、新展開の第九弾。

  • 3話からなる、愛染袴お匙帖 9巻。
    「初嵐」——-桂千鶴が、貧乏人から薬礼を貰わずに、毎度の診察をしているが、足を怪我した清治の治療をする。
    この江戸に、盗賊が、鬼ざくらと、鼠小僧、それに一人働きの盗賊が、居るとのことで、探索したら、清治であったが、10両以下しか盗まず、それを、桂医院の治療費を怠っている貧乏な人に与えていた。
    しかし、鬼ざくらを逮捕でいたのは、清治のお陰だが、盗賊では、、、、火付け盗賊改めの板倉の裁量は、、、どうなる。
    「貝紅」———熊胆を持参していた旅の男が、襲われ、息を引き取る前におふみへという名を残し逝った。
    苦界に身を落としていたおふみは、助け出されるが、亡くなった晋造もいない里にも戻れないと、思っていたのだが、晋造の母親が、貝紅を依頼して、おふみを待っているとの伝言であった。
    「菊の涙」ーーー麻疹と風疹の違いが、今なお判り辛いが、この時代に流行したなら、大変であったと思う。
    まして、薬の買い占めが行われたなら余計であろう。
    おてるは、好きになった旗本の谷田川に騙され、お金も失ってしまい、包丁を手にして、苦情を言ったところ、反対に番屋に突き出されて、牢の中病で亡くなる。
    妹のおはるは、姉の敵を討ちたいと思うのだが、、、求馬と千鶴に助けられ、谷田川は、お家断絶、八丈島に流刑となった。
    残されたおはるの庭には、姉の育てた白い菊が咲いていた。

    やっと、求馬と千鶴が、一緒になれるのであろうか?求馬がお役に就けたのだから、、、
    皆幸せになって欲しいを思う。

  • 千鶴先生と求馬さま、、、そろそろ、そろそろ、、、。

  • L 藍染袴お匙帖9

    感想書き忘れ。
    清治の正体。求馬は役を得たようで別離の予感?

  • 今回も千鶴先生は走り廻ってますw求馬との間の進展をヤキモキさせながら、恋敵となりそうな人物登場。治療院界隈が一層賑やかに。にしても続巻がでるまで二年は長いです藤原先生。

  • 第九弾
    父の意志を継ぎ、町医者として、市井の人々を助ける
    短編三話構成、肩ひじ張らず、地道に

  • シリーズ9作目
    「初嵐」、「貝紅」、「菊の涙」の3編を収録
    いつもながらいい話ばかりです。

    千鶴と求馬の関係はなかなか進みません^_^

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著者プロフィール

藤原緋沙子(ふじわらひさこ)
高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒。シナリオライターとして活躍する傍ら、小松左京主催の「創翔塾」で小説を志す。2013年に「隅田川御用帳」シリーズで第2回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。本書は土佐の絵師として人々の幸せを願い描き続けた金蔵の生涯を温かい眼差しで活写した渾身の時代小説。著者の作家生活20周年記念作品である。著書に「橋廻り同心・平七郎控」シリーズ(祥伝社文庫)他多数。

「2023年 『絵師金蔵 赤色浄土』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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