薄毛の秋-新・若さま同心 徳川竜之助(3) (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575666014

作品紹介・あらすじ

平穏な江戸の町で、寝ていた四人の芸者が頭を丸刈りにされた、町中の洗濯物が盗まれた、犬が屋根に乗ったなどと奇妙な事件が南町奉行所に持ち込まれた。先輩同心に下手人捜しを命じられるが、なんの収穫もなく落ち込む竜之助だった。そんな時、凶悪な押し込み強盗事件が発生する。大好評「新・若さま同心」シリーズ第三弾。

感想・レビュー・書評

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  • 芸者が4人丸刈りにされた。
    犬が屋根に乗った。
    洗濯物が金目を問わずいっぺんに盗まれる。
    ヘンテコな事件が立て続けに。
    またまた竜之助は先輩に任されてししまう。
    探ってゆくと、抜け荷をしようとする大事件が!
    お腹を減らして駆け回る。

  • 2016.8.5

  • 初老の悲哀。

  • この巻は面白かった!
    トリックなんかもそれなりに納得できたし、お話がきれいにまとまってた。
    ドラマ化しても面白そう。

  • 見習い同心の竜之助に任されたのは芸者の頭が丸刈りされた、町中の洗濯物が盗まれた、犬が屋根に登ったと奇妙な事件ばかり。そんななか人質を取った押し込みが起こる。お得意の小さな事件が大きな事件に繋がっていく展開。軽快で読みやすいく惚けた味も楽しく、竜之助の周りのユニークなキャラたちも持ち味を発揮して盛り上げてくれる。特に今回もとんでもない行動力で引っかき回す婚約者の姫は清湖姫みたいだな。事件の展開は意外と大がかりで物悲しい顛末となった。タイトルは意味深だったな。やよいとの何気ない会話がほんわかする。

  • 2013/8/26

  • 新シリーズ第三弾
    竜之介の近辺で起こる奇妙な事件が結び付き、大きな悪をやっつけるいつものパターン。
    今回はやよいと許嫁の美羽姫の活躍か!

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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