南蛮の罠-新・若さま同心 徳川竜之助(4) (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575666205

作品紹介・あらすじ

蒸気の力や軽気球を使う変幻自在の手口で、厳重な包囲網をあざ笑うかのように、大名屋敷や大店の蔵から金を盗み出す怪盗・南蛮小僧。ついには「幕府の隠し金を奪う」との予告状が届いた。震撼する大目付や町奉行所。事件の解決に乗り出した竜之助が考えた奇策とは?大好評「新・若さま同心」シリーズ第四弾。

感想・レビュー・書評

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  • 2016.8.7

  • 「若さま同心 徳川竜之助」は旧シリーズよりも新シリーズのほうが断然面白い。毎度おなじみの、変な事件を追ううちに巨悪の存在に気づくという、マンネリパターンが逆に時代劇ドラマみたいで良い。ずっとこのパターンで続けて欲しい。

  • 若様の推理冴え渡るけど、まだ見習い同心なのね。

  • 2014/5/25借り

  • 新シリーズ第四弾
    幕末小栗の隠し金?を狙った犯罪
    気楽に読める本
    女性陣はやよいが活躍?瓦版屋は?

  • 怪盗 南蛮小僧が江戸で西洋の道具を使い盗みを繰り返していた。 そして南蛮小僧から幕府の隠し金を盗むという予告があり、竜之助が探索に乗り出す。大胆な盗みの真相を探っていく竜之助の推理が冴える展開だが、ちょっと無理があるような気がするけど、この緩さと軽妙さが持ち味でテンポ良くて楽しい。小道具や脇キャラもユニークで話に良く絡んでいるのも特徴。特に美羽姫のユニークさは他シリーズの姫を思い出してしまう。このシリーズの特徴として竜之助とやよいの恋心が描かれ、先は分っているだけにほのぼのとした想いに心温まる。

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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