ぬか喜び-雇われ師範・豊之助(2) (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575667455

作品紹介・あらすじ

本所来栖道場の師範代・豊之助は懸命にオンボロ道場の立て直しをはかるが、弟子は遅々として集まらない。ところがある日、十数名もの新弟子志願者が訪れた。どうやら、闇討ちに遭ったところを豊之助が救った越中屋の指図らしい。喜ぶ豊之助だったが、この一件、思わぬ事件へと繋がっていく…。好評シリーズ第二弾!

感想・レビュー・書評

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  • 越中屋の危機を救ったことから、大勢の弟子を得るが、越中屋も只者ではない気配。主人公は私利を捨てて筋を通す訳ですが、わりとさらっと読めてしまう感じです。

  • 借金だらけの道場を切り盛りする、にわか道場主の豊之助。真面目で一生懸命だが、世間知らず。
    金貸しの婆さんお若と、その孫娘、お美代。
    ひょんなことから居ついた千代丸。
    北町奉行所の奉行である父、その同心北山の助力も。
    偶然助けた越中屋が弟子を多く、送り込んで、にわかに繁盛したが、その裏には。。。

    全く、物語を作るのがうまい!
    そして当時の商売に関する駆け引きや、事件を絡めて面白い作品に。

  • なるほど。ぬか喜びですね。

  • 200

  • 千野隆司さんの「雇われ師範・豊之助(二)ぬか喜び」、2015.10発行です。三千石旗本・北町奉行の三男、永田豊之助(23)は、なりゆきから「借金道場」の師範代に。借金を返すため金貸しのお若婆さん(69)の手伝いや用心棒をしながら門弟集めをするもなかなか集まらない。海産物問屋の旦那が襲撃され、救出した件をきっかけに門弟は増えるものの、そこにはとんでもない事件がからんでいた・・・。お若婆さんにはやりこめられるけど、その孫のお美代(19)が陰に日向に豊之助を助けます。

  • 2015年10月刊。文庫書下ろし。豊之助が、事件に遭遇し、道場を取り巻く人々と解決に奔走する様が、今回も面白く楽しめました。次回も楽しみです。

  • 第二弾
    過去の事件に隠された冤罪を暴き、せっかくの道場立て直しがふいに
    糞まじめで要領の悪い師範代の今後は

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著者プロフィール

1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年、『夜の道行』で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から“第二の藤沢周平”と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中。「入り婿侍」シリーズは、評論家の縄田一男氏から「著者の新たな頂点」と絶賛を受けた近年の代表作。他の主なシリーズに「おれは一万石」「出世侍」など。

「2023年 『新・入り婿侍商い帖 お波津の婿(三)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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