歳三の首 (双葉文庫)

藤井邦夫

• 双葉社 (2015年11月12日発売)

感想・レビュー・書評

[hito-kotoさんの感想 · 2017年6月13日]

藤井邦夫さん、シリーズもの最高ですが、単品も素晴らしいです。一気に読了しました。新撰組（旧幕府軍）と新政府軍の戦い、軋轢を扱った「歳三の首」、２０１５．１１発行です。新天地、復讐鬼、五稜郭、幻の首の４つの章で構成されています。緊張感が最後まで持続します！土方歳三を慕うお仙、永倉新八に想いを寄せるおよねが魅せます。そして謎の男、森川伝七郎がいい役どころを担っています。

著者プロフィール

1946年、北海道旭川生まれ。テレビドラマ「特捜最前線」「水戸黄門」などの脚本家、監督を経て、2002年に作家デビュー。以降、多くの時代小説を手がける。「新・秋山久蔵御用控」「新・知らぬが半兵衛手控帖」「日暮左近事件帖」「江戸の御庭番」などのシリーズがある。

「2022年 『野暮天　大江戸閻魔帳（七）』 で使われていた紹介文から引用しています。」