声なき蝉-空也十番勝負 青春篇(上) (双葉文庫)

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  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575668100

感想・レビュー・書評

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  • 薩摩に入るために無言の行を行い、名無しとして書き続けられる。周りを巻き込みながら諦めない頑固さは、どちらの親に似たのだろう。

  • 空也シリーズ1冊目。磐音という、自分を律し、なお人から一目置かれ愛される父に似ているが、生まれた時から逆境で育った逞しさは父には無いものだ。迷いなく剣の道のみを追い求めることが出来るという環境はまた、父には与えられなかった恵まれたものだがそれ以上に自分に課することは、重く命懸けである。この先、どんな大人に成長していくのか楽しみだ。
    それを見守る磐音を筆頭とする人々が描かれているのも嬉しい。

  • 下で

  • 2023年5月27日
    3回忌の相談をする日にまさかの書状。
    蝉は鳴き申すぞ。眉月姫
    耐えて耐えて、ひとつなし終え、「無言の行」の苦しみから解放された若者の喜びの声であろう。
    実はもう続きを先に読んでしまった。まだ若い、若過ぎる空也。
    過酷な修行がまだまだ続きそうだ。

  • 居眠り磐音の主人公の息子のシリーズ。
    剣術修業で薩摩入りがしたいために巻き込まれるあれこれ。
    外城衆徒にどうしてそこまで執拗に追われるのかが分からないまま意外な方向で上巻が終わりました。
    それにしてもすごい16歳…。

  • 坂崎空也の武者修行のお話

    剣術家として最高の境遇で育った若者に、家族や幕府の影響の全くないところで身一つから修行させるには、こういう方法しかないのかな〜 という印象

    居眠り磐音の続きというより、新しい物語として迎えたほうが楽しく読める

    プロローグという趣の巻です

  • 磐音の子供、空也の話。

    薩摩に剣の修行に行くのですが、薩摩に入るのにとても苦労をしています。

    色々な行を課して、山の中で修行をします。

    終わり方が、えっ嘘でしょ?ってなってます。

    下巻へ。

  • 全51巻にわたる居眠り磐音のシリーズが終了し、しかし、なんか終わった気がしないなあ、という幕の引き方をしたと思ったら、磐音の息子、空也の物語が始まった。
    奥付を見ると、磐音シリーズの最終巻が出版された約一年後に刊行されているから、間を置かずに出たんだな、とわかる。

    主人公は磐音から、十六歳の空也に移り、舞台も江戸や関前から、空也が武者修行に出た旅先へと移り変わる。
    そういう意味では、目先も変わって新たなはじまりなのだけど、物語の中途で居眠り磐音シリーズでおなじみの登場人物の面々が顔を出してくるので、別シリーズという感じはまったくしない。これは長寿シリーズの強みが全面に押し出されているな、と思わず感心してしまった。

    主だった舞台は薩摩藩との国境。
    外部者の入国を極端に嫌う大藩に、果たして空也は入国できるのか。

  • 居眠り磐音の続編。最終話で旅に出たあの若者が主人公。居眠り磐音は主人公が無敵すぎたので、息子はちょっとだけ弱さを見せるが、どうなることか・・・。ドラゴンボール化しないことを切に願う。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    直心影流の達人坂崎磐音の嫡子空也は十六歳で武者修行の旅に出た。向かったのは他国者を受け入れない“異国”薩摩。そこに待ち受けるのは精霊棲まう山嶺と、国境を支配する無法集団の外城衆徒。空也は名を捨て、己に無言の行を課して薩摩国境を目指す。出会い、試練、宿敵との戦い…若武者の成長を描いた著者渾身の青春時代小説が登場。

    平成30年7月12日~16日

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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