あま酒-藍染袴お匙帖(11) (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575668131

感想・レビュー・書評

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  • 第十一
    短編二編、自分の失敗から息子のような若者を犠牲になりなら悪女から救う
    養子の娘の為に強盗の見張り、娘の相手は罪を被せられ
    どちらも最後はほろり

  • 早く続きを読ませてください、、、。千鶴さんと求馬さま、、、。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    往診帰り、梅香る浅草寺境内で怪我をした老爺を救った桂千鶴。その老爺平蔵は手相をみる評判の掃除人で、意に添わぬ占いに激した若者に手を上げられたのだった。今後を案じる千鶴に、平蔵はかつて大店の主だった頃に美人局に引っ掛かった過去を打ち明ける。一方、大番入りを果たした千鶴の想い人、菊池求馬に縁談が浮上。千鶴の心は千々に乱れる。累計九十万部突破の超人気シリーズ、注目の第十一弾!
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    平成30年11月3日~6日

  • 愛染袴お匙帖は、シリーズだが、完結するので、どの本を取っても、読み易い。

    今回の2話からなる。
    「あま酒」は、寺の境内の掃除人である老爺の平蔵が、手相を占った若者から、意に会わなかったので、ケガをしてしまうのだが、、、、
    平蔵は、老いてはいるが、昔は、大店の主であったのが、1つの間違いで、人生を法に振ってしまったのだ。
    良かれと思って、言ったの事に、とばっちりであったのだが、その若者も自分の店の女将と番頭に殺され、平蔵も、その証拠を見てしてしまって、殺されてしまう。
    咎もない人間を、、、、小説なのに、最近は、めでたしめでたしで、終わらないのが、残念な気がするのは、3月11日の大震災の事が、頭のどこかにあるからかもしれない。
    昨日の新聞は、特集であったが、7年経っても、残された人の悲しみは、如何に、、、と、思ってしまう。

    「一本松」は、血縁関係のない父と娘。
    古い過去の行いの事を脅かされて、娘の事を思って、悪に手を貸すの伝兵衛だが、、、、
    娘の方も、父親の心配と、そして、結婚を約束した、才次郎の濡れ衣で、犯罪者のようになっていることに、気をもむ。

    しかし、才次郎が、無実だと、証明してくれる女中がのおきりが、登場して、最後は、めでたしめでたしと、なったが、、、、おきりの登場が、余りに早くて、拍子抜けした感がある。

  • 2017年2月双葉文庫刊。書下ろし。シリーズ11作目。2編の連作。2年3か月ぶり。いつものように千鶴と求馬の関係はそのまま。続きますねぇ。

  • L 藍染袴お匙帖11

    2話を収録。「あま酒」はまだいい。このネタ、読み尽くしたネタ感はあるけど、人のいい若者と大店主人の過去を持つ老人の2つの殺しと、求馬の縁談という話だけのネタも突っ込まれてたし。
    しかし「一本松」はいただけないな。こちらもよくあるパターン系だけど、目新しいのは罪を犯した身寄りのない男と娘の親子愛くらい?あとはなんだか取って付けた感半端ない。求馬の縁談は放置だし、新たなぶっ込みと再登場に2名。次への布石なんだろうけど今更だよ。いらねー!的な。どこへ向かってんのかね。求馬と一緒になると話が終わっちゃうからかね?

  • 2017.0504 読了 図書館

    シリーズ物だつたんですね。
    女医者の千鶴先生が、江戸の様々な事件を解決する人情物。
    読みやすかったんですが、文体がなんか素人っぽい感じがしたのは、私だけでしょうか。

  • 2017.4.11
    女医の千鶴が有能、そして優しい。
    刀傷の観察は新しい物言いで面白い。監察医の雰囲気。
    文章や構成が練れてない印象。宮部みゆきや宇江佐真理の本に慣れてきたから、引っかかる言いまわしが気になった。
    これもシリーズなのかな。次作も読みたい。

  • 約2年ぶりのシリーズ11作目。今回も余り千鶴と求馬の話は発展せず、まだまだ続くのか? もうそろそろ終りにしてもいいのではって感じ。

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著者プロフィール

藤原緋沙子(ふじわらひさこ)
高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒。シナリオライターとして活躍する傍ら、小松左京主催の「創翔塾」で小説を志す。2013年に「隅田川御用帳」シリーズで第2回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。本書は土佐の絵師として人々の幸せを願い描き続けた金蔵の生涯を温かい眼差しで活写した渾身の時代小説。著者の作家生活20周年記念作品である。著書に「橋廻り同心・平七郎控」シリーズ(祥伝社文庫)他多数。

「2023年 『絵師金蔵 赤色浄土』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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