塩の道-おれは一万石(2) (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575668551

感想・レビュー・書評

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  • 面白い時代小説のシリーズものを求めて、二巻目も読んでみたが、一巻目で得た感想以上のものがなく、このシリーズは読み止め。剣客商売、鬼平、居眠り磐音、近藤重蔵始末、レベルのシリーズはないだろうか。

  • 財政は上向くのか?

  • 下総の若き小大名が、藩の財政危機を乗り越えるため、塩取り引きの中継地点を構築。塩と情熱で未来を切り拓いて行く物語。ミステリーの要素も取り入れた時代小説です。
     
    江戸時代には、塩がどのように取り引きされ、どのように流通していたのか、とても細やかに描かれています。西国から運ばれる下り塩も、江戸の湾岸から運ばれる地廻り塩も、水運が重要な役割を果たしていました。
     
    塩という身近な調味料を巡る物語で、江戸時代の人々の暮らしと息づかいを感じることができます。教科書で学ぶのとは違う、塩の歴史とロマンを味わえる一冊ですよ。

  • 正紀はコメの他に、何か収入の道を探る。
    京もまた、それまで考えたことのない国元のことを知ろうと、勉強してるようだった。
    川の近くにあることを利用して、商いの中継地点にできないかを探る。

    この19歳の若者は一生懸命に己が婿入りした小藩のことを考え周りも巻き込んでゆく。
    それまで、何か他人行儀だった夫婦仲も少しづつ雪解けのように心が通じてゆくのであった。

    仄々とした味わいも残しながら、推理と剣劇も加わった小説になっている。

  • 第二弾
    新田開発が無理な場所、藩費の増収を図るため河岸を使った倉庫業を、関係のできた塩問屋と共に、これには塩の独占を目論む一派が藩重役と組み妨害を
    色々な仕掛けをかわしながら敵を追い詰める。
    妻との仲は今後もいろいろあるのか

  • おれは一万石シリーズ第2弾。 
    今回は下り塩仲買問屋の乗っ取り?を絡ませ、弱小藩高岡藩に婿入りした主人公が藩財政困窮の危機を乗り切ろうというお話。 
    絶妙のタイミングで周囲からの助力があり、ハッピーエンド。 
    NHKの土曜時代ドラマを見るような小気味の良さです。 
    今回は、ライバル?の下妻藩はちょっとしか登場しませんでしたが、次回は登場するかな? 次作も期待です。 

  • 読みやすいので一気読み。初々しい夫婦のぎこちなさは今作も健在。面白かった。
    あらすじ(背表紙より)
    凶作のため高岡藩の米収穫高も例年の七割しかなく、藩財政がさらに困窮することが予想された。年貢を増やしてこの危機を乗り切ろうと図る江戸家老に反対した正紀は、正式に井上家に婿入りし、世継ぎとなったにもかかわらず、自ら新たな財源を探しに奔走する。ところが、そんな正紀の行動を面白く思わぬ者もいた―。好評シリーズ第二弾!

  • 2017年10月双葉文庫刊。書下ろし。シリーズ2作目。前作とよく似たシチュエーションですが、面白い。正紀のがんばりと妻の京とのかけあいが楽しい。

  • 千野隆司さん、美しくて、ちょっと気が強くて賢くて、そして真心のある女性を描いたら天下一品と思います。おれは一万石シリーズでも登場します。第2巻「塩の道」、2017.10発行。婿入りして一万石の若殿になった正紀と2つ年上の妻お京のやりとりが面白いです。仕事熱心な正紀は、根津権現に紅葉狩りに行く約束をすっかり忘れ仕事に。その日を心待ちにし、その日の朝着物を2着準備し正紀にどちらがいいかと尋ねたお京の落胆はいかほどか・・・。正紀は失態回復ができるのでしょうか(^-^)

  • 高岡藩世子の井上正紀。不作で年貢が減収となり、なんとか藩財政を立て直そうと、船着場を整備し、商人を呼び込み、経済を活性化しようと奮闘。自分を疎む、国家老の妨害、先に助力した商人の手助け、付き人や友人の奮闘、分かり合えぬと思っていた妻の思わぬ援助、合力してくれる藩士の助けを得て、いざ結果は…と。できぬと言われれば、ではどうするかだな、と前向きに考え、妻との約束をすっぽかし機嫌を損ね、友人に相談すれば、お前らしいしくじりだなと言われ、国家老には「陣屋へ戻れ、その方へ追って沙汰をいたす」と厳しく詰め寄るシーンも。

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著者プロフィール

1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年、『夜の道行』で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から“第二の藤沢周平”と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中。「入り婿侍」シリーズは、評論家の縄田一男氏から「著者の新たな頂点」と絶賛を受けた近年の代表作。他の主なシリーズに「おれは一万石」「出世侍」など。

「2022年 『新・入り婿侍商い帖 お波津の婿(一)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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