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本 ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784575669350
作品紹介・あらすじ
唯一の身内である弟を医者にすべく、阿漕な金貸しをしてまで仕送りする姉。だが弟は修業先の京から江戸へと密かに逃げ帰っていた。姉の急病を治療した桂千鶴は、同じ医術を志す者として弟に手を差し伸べるが、その厚意は思わぬ事件へと繋がってしまう。追い打ちをかけるように、千鶴の想い人、菊池求馬に大坂勤番の命が下る。累計九十五万部突破の超人気シリーズ、激動の第十二弾!
感想・レビュー・書評
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藁一本 ― 藍染袴お匙帖シリーズの12作目
2019.03発行。字の大きさは…中。
このシリーズは、ずっと読んでいます。
毎回楽しみにしています。
2019.04.10読了詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2019年3月双葉文庫刊。書下ろし。シリーズ12作目。藁一本、桜狩の2つの連作中編。千鶴と求馬ともに仕事が忙しくなって、はたして、二人の仲はどうなるの?的な心配をしますが、きっと次巻では、なんとかなっちゃうんでしょうね。
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2話からなる。
「藁一本」
千鶴が、急患で見た患者の姉は、阿漕な金貸しの取り立てをしていた。
それは、苦労して育ってきた姉弟の2人。
姉は、弟を医師にしたいが為の金貸しであった。
しかし、京へ勉強に出た弟は、金に執着のある先生と、自分の無能力さに嫌気がさして、悪の道へ。
江戸にもどったその弟に手を差し伸べた千鶴だが、自分の名を騙り、毒薬の附子を手に入れていたのだ、、、
そして桑島屋の主人 徳兵衛が、附子でなくなった。
犯人は、、、、弟は、、、
そして、姉弟が、両親を亡くした元になったのは、徳兵衛の陰謀であった事、弟が、捕まってわかる。
何が何でも、自分が助かりたい、上へ目指したい、と、藁一本でも溺れる者は掴みたいと思う。
しかし、藁を掴んだ為に、人を思いやる気持ち、貧しい人に寄り添う気持ちが、そげてしまった事に、、、、
「桜狩り」
求馬が、大坂勤番の命を受ける。
千鶴もお目見得医師の入選に入っていると、酔楽から聞かされる。
しかし、お目見得医師に選ばれる医師が、狙われる。
千鶴も・・・・
千鶴は、「萩の屋」という春をひさぐ店に診察に出向くのだが、そこの店のお初に頼まれごとを引き受ける。
それは、自分が恋焦がれる田楽の屋台をしている巳之助の事。
巳之助は、敵討ちを捜すために、田楽を売っていたのだった。
そして、千鶴を狙う浪人が、巳之助の仇であり、成敗する。
士官に戻る巳之助は、お初を嫁にと、、、
そして、求馬も大坂へ発つ前に、千鶴に求愛を語る。
やっと、プロポーズをしてくれた!
これからが、又楽しみに! -
電子書籍〜2019-8-6読了
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第十二弾
医師を目指す弟を援助する姉、悪に落ちた弟の悲劇
大阪へ立つ求馬、遂に求愛?、千鶴が御目見え医師推薦に、これに固執する意思により危機が -
続きが気になる終わり方でした!!!!!
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お店の帰りに、巳之助さんの田楽を食べると心が安らぎました……
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内容(「BOOK」データベースより)
唯一の身内である弟を医者にすべく、阿漕な金貸しをしてまで仕送りする姉。だが弟は修業先の京から江戸へと密かに逃げ帰っていた。姉の急病を治療した桂千鶴は、同じ医術を志す者として弟に手を差し伸べるが、その厚意は思わぬ事件へと繋がってしまう。追い打ちをかけるように、千鶴の想い人、菊池求馬に大坂勤番の命が下る。累計九十五万部突破の超人気シリーズ、激動の第十二弾!
令和元年11月1日~3日
著者プロフィール
藤原緋沙子の作品





