おれは一万石(21) 世継の壁 (双葉文庫)

  • 双葉社 (2022年7月14日発売)
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本 ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784575671179

作品紹介・あらすじ

正国、倒れる──。幸い一命は取り留めたものの、短い間に二度も心の臓の発作に襲われた正国は隠居を決意、高岡藩井上家では藩主交代の運びとなった。藩主就任が間近に迫るなか、正紀は親友で北町奉行所高積見廻り与力の山野辺に請われ、干鰯〆粕魚油問屋を襲った盗賊の探索に協力することになるのだが──。大人気時代シリーズ、刮目の第21弾!

感想・レビュー・書評

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  • 2022年7月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ21作目。正国の後を継ぐ正紀を悪巧みが襲う。蟄居閉門となった正紀は果たして、悪巧みを撥ねつけることができるのか?。いつものように側近、与力の山野辺達と力を合わせるが、なかなかにはかどらず…。あっ、次に続くんですね。うーむ。待ち遠しい。

  • 藩の財政危機ではなく後継問題とそれに絡む政争。過去の敵役が暗躍し、主人公の進退が危険に晒される。今までの課題と異なるため新鮮なイメージがあり、危機感が増した感じ。
    ラストも後篇に続く。乞うご期待。という雰囲気で楽しめる。続きが気になる。

  • 大名家の藩主後継でこれだけ話を膨らませられるのはさすが。細かいところで若干疑問点はあるけど、歴史小説でなく時代小説なのでよろしいかと。

  • 色んな企みが絡み合って、抜け出せるか?

  •  たった一万石の高岡藩だが、藩主正国の体調の悪化で、次世代藩主に関して藩を分ける闘争が始まろうとしていた。

    大きなお店に年末の掛取の金が四百六十両。
    それを狙っての強盗が入る。

    それが正紀を跡取りから廃嫡しようとする勢力の目論みに繋がろうとは。

  • 正国が隠居。正紀が藩主となるのを阻もうとする企てが進行する。

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著者プロフィール

1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年、『夜の道行』で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から“第二の藤沢周平”と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中。「入り婿侍」シリーズは、評論家の縄田一男氏から「著者の新たな頂点」と絶賛を受けた近年の代表作。他の主なシリーズに「おれは一万石」「出世侍」など。

「2023年 『新・入り婿侍商い帖 お波津の婿(三)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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