- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575671988
作品紹介・あらすじ
美しき義理の兄妹の恋愛模様がどんどん変化していくシリーズ第3弾! 再度縁談を持ちかけられている諸星家から、理世は花見の宴に誘われる。宴には多くの者が参加し、将太はそこで縁談相手の杢之丞と初めて顔を合わせ、好感を持つ。元々の許婚である才右衛門は新しい許婚を連れていた。理世に嫉妬した許婚は後日、悪意をもって理世の素性を暴露するが、気にせずかばってくれる将太に、理世は自覚していなかった想いに気づく。江戸の青春シリーズ、禁断の状況が芽生え始める最新刊!
感想・レビュー・書評
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将太も理世も変に思い込んでないでちゃんと両親に相談してみたら意外とすんなりいけるんじゃないかと思ったりするので、変にぐだぐだしているなぁと思う。
自分の気持ちがしっかりして無いから、おれんに対しても不実な優しさを発揮する事になっちゃってて、こちらはこちらでイラッとする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
案外、才右衛門がいちばんイイ男なのではないかと
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将太と理世は、理世の結婚のために、大平家の養女になったので、兄妹の関係だが、……
理世の結婚が流れ、その相手の弟から、付き合いを申し込まれる。
理世を思い慕う将太は、複雑な思いも…
ちょっとお転婆な理世だが、神経は繊細!
遊女の感覚も、江戸と長崎では、周りの感覚が違うことも、この本で知り得た。
世界への目を向けた長崎。
通詞、役人、学者が、憧れた長崎である。
でも、以前読んだ本の一説には、外人相手の遊女は、長崎で日本人相手をしてはいけないとか、…
決まりがあるようだ。
少し、遊女を花魁のように描いているみたい。
しかし、女の嫉妬と言うか、由良が、皆の前で、理世を口汚く、そして親の事を言うのには、辟易とする。
そして、それに反論した将太にも、厄介者!と……
才右衛門が、由良に夫婦約束を反故した場面は、なかなか、人を見る目があると、感心した。
将太と理世 そして杢之丞の3人の恋の行方は、どう展開して行くのだろう。 -
久しぶりに読了(笑)新吉さんが勇気出したら、将太と理世の2人がうまく行ったりはしないのかな
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現代でいう自閉症の将太。その不可解な言動に鬼子と呼ばれていた子供時代。
どこの手習でも見放されていたが、白瀧親子の手習所で初めて居心地がいい場所を得る。
矢島家の道場で、剣を習い、心身ともに充実していき、それが周りの人間や環境とも、少しづつだが対処ができるように。
ひょんな事から養女となり義理の妹となった長崎出身のおりよ。おりよとの、関わりから一段と成長を。
恋を知らない将太だったが、いつしか心におりよの存在が。
自傷行為を繰り返す大店の娘や、騙された縁談などで環境は変わってゆく。
恋心の変移を綴るとともに、将太の成長を中心のシリーズ3巻は第1シリーズとはひと味違うお味わい。
著者プロフィール
馳月基矢の作品





