本棚探偵の回想 (双葉文庫 き 15-2)

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  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575713381

感想・レビュー・書評

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  • 好評の古本エッセイ第2弾!神保町で端から順番に古本屋に入り、必ず本を買うというゲームをしたり、出版不況の日本を救うために、5万円握りしめて本屋へ向かう本棚探偵は、相変わらず本と妻と犬を愛しています。映画監督、石井輝男氏との対談「アブノーマルな乱歩世界を極める」も特別収録。函欠けだけど本にまつわるエッセイが盛りだくさんで、ためになって楽しくてとってもお買い得!のはず。(裏表紙)

    喜国さん二冊目。相変わらず面白い。
    企画を発想するだけでなく、実行に移せるのがすごい。
    読んだのは文庫だけど、いつか単行本版も見てみたい一冊。

  •  古本を購入することに並々ならぬ情熱を注ぐ喜国さんの古本エッセイ。良い意味でくだらない試みをたくさんしてらっしゃるのでとても面白いのと同時に、喜国さんの本への愛情の深さに恐れ入るばかり。色々とある中でも古本トレカはとっても楽しそうだと思った。読んだ本をトレカにしてカードファイルに収納したい!でも実現するのは大変そう。

  • 同年代の喜国さん。すみません漫画は読んでないのですが、なんか波長が合う。

    本を買うのが好き。一冊読む間に十冊買う。正しく私も同じ。違うのは、こだわりのない私は、正直に言うと金がないので、喜国さんの大嫌いな◯◯◯オフでも、山のように買ってしまう。しかも文庫を。

    でも、なるべく新刊は本屋で買うことにしてる。
    自由になる金が、月20万くらいあれば、由緒正しき「古本屋」で毎日楽しみたい。子供と妻がいなければ部屋を黒い本で埋め尽くしたい。

    叶わぬ願いを、喜国さんのこのシリーズを読むことで充してる。「最後の挨拶」で完結するのかもしれませんが、願わくは復活してほしい。
    楽しみが一つ減ってしまう。

    本だけでなく、フェチの傾向も似てる。じっくりと先の人生の楽しみに、喜国さんの、作品を楽しみたいです。

  • 広がる本の世界。
    本についてそこそこ聞きかじっているつもりでも、まだまだ知らないことばかり。

  • 再読。
    何度目かは分からない。
    読むと本屋にすっ飛んで行きたくなる。
    「秋は読書」・「巨人対怪人」・「どっきりドキドキ」がベスト3
    「秋は読書」のような一日を持ってみたい。
    「巨人対怪人」のような家を持ちたい。
    「どっきりドキドキ」ぜひ実際にやってもらいたい。
    次巻が本当に待ち遠しい、早く文庫化希望。

  • たくさん本を買ったり、読んだりするエッセイが好きです。その目覚めは筒井康隆さんの数々の「日記」だったと思う。本に埋もれた話を読んだり見たり聞いたりするのは奇妙な爽快感がある。自分でしたくてもできないことだからかな?カート転がして神田に行って、数千円もする本を次々購入する。なんて贅沢な話なんだろ。
    「月長石」を読む話はすごい好き。こういう読書してみたい。
    しかし古本収集っていうのはセレブな趣味だなあとは思う。ポケミス初版全冊セット100万円を「安い」と言い切ってしまう感覚はすごい。価値としては分かるけれど、凡人にとっては「100万」は「100万」だからなあ…家を買う時くらいじゃないかな、「100万」の価値が変わるのは。だからこそ、こういうエッセイを「読む」のが好きなんだよね。

  • 本が買いたくなる、猛烈に。
    本屋で「生還」の函装に一目惚れ。まずは前作を、と思ったら、「冒険」は品切れ。残念…古本屋で探すか。
    この秋は探偵小説や推理小説やミステリを嗜む所存です。だからといって通勤電車の中でカバーもかけずに創元推理「日本探偵小説全集」とか読んでちゃ駄目だとは思うんだが、分厚すぎてカバーするのがじゃまくさいのよ。

  • レビューを読む限り楽しそう。

  • こちらも面白かった。
    稀覯本は本棚に納めたら開かないとか…
    やっぱり分かるなぁ、って思います。
    稀覯本なんて持ってないけど…

  • 前作に変わらずトバシてます。
    古書トレーディングカードを作ったり
    アンソロジーを編んでみたり。
    読んでいると自分もやってみたくなりますが、
    誘惑に負けちゃダメだ私!

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著者プロフィール

(漫画家、雑文家、装画家、プチ音楽家、本棚探偵)
1958年香川県出身。多摩美術大学卒業。
1981年に『ふぉーてぃん』で漫画家デビュー 。
代表作に『月光の囁き』、『日本一の男の魂』など。
さらに「本棚探偵」シリーズ、『東京マラソンを走りたい』、『シンヂ、僕はどこに行ったらええんや』などのエッセイも上梓。
1997年にみうらじゅん賞、2015年に『本棚探偵最後の挨拶』で第68回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)受賞。

「2021年 『ラストシーンは崖のうえ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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