二度寝で番茶 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 489
レビュー : 46
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575714036

作品紹介・あらすじ

向田邦子賞を受賞した『すいか』をはじめ、『野ブタ。をプロデュース』『セクシーボイスアンドロボ』『Q10』などの傑作ドラマを生みだした夫婦脚本家・木皿泉。二人が、家族、愛、自由、幸せ、孤独、個性、笑い、お金、創作、生きること死ぬこと…などについて縦横無尽に語りあう。思わず胸を衝かれる言葉が、軽妙な会話の随所に光る。日々、何度も読み返したくなるエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 嫌なこと、悩み、不安、いろんなネガティブな感情を私は自分の中で実際よりも大きく育てているのかもしれない。
    誰かに話す時に同調してほしくて大げさに話しているかもしれない。

    この本の中のかっぱさんと大福さん(ちゃん付けは親しい人じゃないとしてはいけない気がする)の話の中にもたくさんの嫌なこと、悩み、不安があるのに、それを2人はのほほんと話している(ような気がする)。
    もしかして、こたつで、お茶を飲んで、みかんを食べながら?
    はたまたお酒を飲みながら?
    そんな絵が浮かんでしまうくらい心身ともにリラックスした雰囲気が伝わってくる。

    素敵だなぁ…。
    その雰囲気も、2人の言葉も、私のことまで救ってくれるかのようだ。
    なんなんだろう?この安心感は。
    どうしてこんなにもほっとしてしまうんだろう。

    木皿さんのことを好きになってしまった。

  • ご夫婦二人で「木皿泉」という脚本家をしている。そのお二人のエッセイで会話形式になっている。
    正直、物凄く心に残る!というわけではない。でも、凄く良いことを言っている気はじわじわ伝わってくる。何気にさらっと読んだ部分でも、その時の自分の気持ちによって響く時と響かない時とがあるというか。だから、いつ読み返してもきっと響く部分はこの一冊の中のどこかにあるんだろうな~ってそんな気がする。

  • 夫婦で脚本家をしていらっしゃる「木皿泉」の対談集とエッセイ。ドラマ「すいか」を見たことがあったけれど、てっきり女性の方が書いていたと思っていたので意外だった。人と人との距離が近すぎず遠すぎず、どこかほっとして、おっとりとした感じ。そのかんじが心地よいなぁと思っていたけれど、二人のやりとりもドラマの雰囲気そのものだった。
    表紙の写真がとても魅力的。

  • 何気ない言葉がきらりと光る
    そんな会話エッセイ
    ものすごく親近感を覚えたのは神戸市に住んでおられるということだけではないね
    すっかりフアンになりました
    ≪ 考える 自分の言葉で 繋げるの ≫

  • 「なるほどなぁ」とか「自分もそう思う」ってことがいっぱい書いてあった。 すぐには解決できない問題や簡単に白黒付けれないこと、そういうことどう向き合うか、木皿さんの言葉書いてあった。 知らん振りできちゃうけど、そうしない木皿さんの言葉にはたくさん勇気をもらえました。 今、悩んでいるコトは、決してバカなことでも無駄なことでもなと思えるようになります。

    心に留めておきたいイイ言葉がたくさんありましたが、今回は引用文なしです。短く切り取ると、本当に大切なことが伝わらないので。
    読んでみてそんのない一冊だと思う。

  • すきです。木皿泉であるための生き方というか。世間的に正しいかどうかは別としてたおやかにぶれないふたりだなぁと思った。会話の中に囚われるような科白が挟まれていてはっとさせられました。

  • 生活も仕事も常に一緒って多分物凄くきつい時も多いと思うんだ。その為のあの距離感空気感なんだろうなと思った。なんでもない感じでいながら所々でちょこっとだけ心に残るエピソードがあるのがいい。

  • 面白かった!夫婦で本を書いているんですが、今回はエッセイ。ゆるーく社会の出来事を語ったり、心がホッとするような読み物です。

  • 読みはじめたときは、この本の文体やイラストに慣れず、なかなか読み進められなかったけど、
    読んでいくうちに、少しずつこの本に慣れてきて、もう少し読んでいたくなったな。
    筆者の別の本も、気づいたら買っているかもしれない。

  • 木皿泉。
    夫婦2人組の脚本家。
    お二人の会話は、他のムック本などで読んでいて
    楽しいし、好きだったから、安定のおもしろさで
    読み進めた。

    軽妙な会話タッチに進められるエッセイの中で
    ドキッとするような、
    生きること、創ることに
    大切なことが語られる。

    たとえば

    私達は自分には才能なんてないということを知っている。それが大きな武器になるんじゃないかな。(中略) 自分は自分でいいんだと思えるところからしか、オリジナルなものは出てこないと思う。

    こんなふうに、ごく自然に受け止めていたことに
    はっとする気付きが与えられる。

    これからもお二人の作品から目が離せない。

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著者プロフィール

木皿 泉(きざら いずみ)
日本の脚本家・作家で、和泉 務(いずみ つとむ)と妻鹿 年季子(めが ときこ)夫妻2人の共同ペンネーム。
『やっぱり猫が好き』から2人共作となり活動を続けている。『すいか』『野ブタ。をプロデュース』、『セクシーボイスアンドロボ』『Q10』などのテレビドラマの優れた脚本家として知られる一方、2013年に9年越しで書かれた初小説『昨夜のカレー、明日のパン』が極めて高い評価を受け、第11回本屋大賞(第2位)、第27回山本周五郎賞の候補に選出。自身の脚本によってドラマ化もされた代表作となる。
小説第二作目、最新刊として2018年4月刊行、『さざなみのよる』がある。

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