本棚探偵の生還 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 132
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575714197

作品紹介・あらすじ

本棚探偵、古本を求め、ついに台湾へ! ロンドンへ! もちろん聖地・神保町も忘れちゃいない。
ここをスタート地点として三鷹まで、マラソンしながら古本を買ってみた。いや、古本を買いながらマラソンしてみた(?)。
さらにパワーアップした古本エッセイ第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • 「本棚探偵の回想」を読んでからもう8年経ってたみたい。
    ブクログには登録されてはいないが「冒険」も面白かったので、この「生還」もずっと読みたいと思っていた。が、積読本の山に埋もれて中々見つからなかった。我が家では30年くらい埋もれている本は結構あるが、先日ようやく「本棚探偵最後の挨拶」とともに救出したので、至福の読書タイムを過ごせました。

    「回想」の感想でも触れたが、本を買うのって、その行為そのものが楽しいんですよね。本書では探偵さんはさらに進歩して、探書の範囲が海外にまで広がり、楽しみ方もより進化している。マラ本マンは真似したくないが、電車に乗って一日読書は試したい。コスプレするおじさんとは乗りたくないが(笑)

    「最後の挨拶」はいつ読もうかな。

  • 待ちに待った文庫化。

    今回は本が目的の旅行記が多く羨ましい。
    バスカヴィルへの旅は羨望、恐怖の旅は爆笑。
    今回も大満足な企画で飽きる事なく読み進んだ。

    ミステリー一辺倒の作者にぜひ怪奇・幻想小説の世界にハマって欲しい。

    次巻も早く文庫化希望。

  • 本棚探偵第3弾。いやあ、楽しい面白い。
    古本にまつわるアレコレに挑戦するこのシリーズ、今回はマラソンしながら古本屋巡りをしたり、台湾やイギリス(あのヘイ・オン・ワイにも!)で古本巡りをしたり、膨大な本を有する人の本の引っ越しを手伝ったりと、どれもこれも楽しそう。(いや、マラソンは御免被りますが)
    何より本で遊ぶことの楽しさを共有できるのが楽しそうなんですね。人見知りだという著者は一人で楽しめるものにも目を向けますが、同じ趣味趣向の人たちとワイワイやることの面白さも提示してくれます。こんな風に古本仲間がいれば楽しいだろうなあとシミジミ思ってしまいます。

  • 本棚探偵は古本を求め、ついに世界へと旅立った。行先は台湾!ロンドン!もちろん聖地・神保町も忘れてはいない。マラソンが新たな趣味に加わった著者は、古本とマラソンを一度に愉しもうと、古書店で本を買いながら八王子を目指す(「マラ本マン」)。このシリーズでお馴染みのアノ人の蔵書整理もあり(「二つの本の引っ越し」「奇遇な交差点」)。さらにパワーアップした古本エッセイ第3弾。(表紙裏)

    1弾は深く深く。
    2弾は広く深く。
    3弾は広く広く…というように、それぞれを感じました。
    熱量には落ち着きが見られますが、とは言え、じゃあできるかと言えばそんなことはなく。
    4段の『~最後の挨拶』もとても楽しみです。

  • 2015/7/14購入
    2015/8/11読了

  • ヘイは遠いなー。

  • やっぱり面白い本棚探偵。
    次回作の文庫化が待ち遠しい!

  • 文庫化に伴い、再読。
    このサイズになると意外とコンパクト。

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著者プロフィール

(漫画家、雑文家、装画家、プチ音楽家、本棚探偵)
1958年香川県出身。多摩美術大学卒業。
1981年に『ふぉーてぃん』で漫画家デビュー 。
代表作に『月光の囁き』、『日本一の男の魂』など。
さらに「本棚探偵」シリーズ、『東京マラソンを走りたい』、『シンヂ、僕はどこに行ったらええんや』などのエッセイも上梓。
1997年にみうらじゅん賞、2015年に『本棚探偵最後の挨拶』で第68回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)受賞。

「2021年 『ラストシーンは崖のうえ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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