イスタンブルで朝食を オリエントグルメ旅 (双葉文庫)

  • 双葉社 (2016年3月10日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784575714517

感想・レビュー・書評

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  • 聞いたことのない料理がいっぱい
    レシピも載ってたけど…まず材料がイロイロと無理

  • メインテーマとして中東方面の特色ある料理や食材の話と、時々ちらつく著者のもともとの関心事たる音楽の話。
    トルコにかなり分厚くページが割かれ、レバノン、モロッコ、イスラエルと独立した章が続く。肉や魚のメニューも出てくるが、全体的に野菜や豆を豊かに取り入れている点が目立ったり、前菜向きのものが印象深く、感心する。

    現地の人とのやりとりなど本文部分については、案外エキゾチックに感じたりはせず、本を手に取る前の期待とは微妙にずれたが、レシピが盛りだくさんで節ごとに載せてある点は作ってみたさをそそられるので良かった。つまり、紀行本というより背景説明つきのレシピ本という感覚を私はもった。

  • 世界三大料理の一つにトルコ料理が挙げられているけど、シシカバブくらいしか知らないし、実際のところ「ほんとはたいして美味しくないんじゃないの」なんて訝っていたのだった。
    いや実際に食べたわけじゃないからわからないけど、実に多彩な料理の数々にごくりとつばを飲み込むこと数回。中東の食文化の豊穣さが、なんとなくだけどわかりました。
    文章技術も確かで、食文化だけでなくその他もろもろの情報もうまく伝えている。いい書き手だなあと思った。

    一点難を言うとすれば、写真が見づらかったなあ。もうちょっといい印刷と紙にしてほしかった。

  • 魅惑の中東グルメが沢山載ってます。国や人柄も全部ひっくるめて魅力的なものがいっぱい。
    どれも食べたいものばかりで、日本でも気軽に中東のグルメが楽しめるようになればいいなーなんて思っちゃいました。
    まだまだお店は少ないですものね。
    どこを開いても美味しそうな料理がいっぱい、空腹時に読むのは辛かったです。

  • トルコ、レバノン、モロッコ、イスラエルをめぐって料理談義。物珍しさも手伝って、食欲もそそられる。羊の腸を焼いたココレッチ、カリッカリの片口鰯を使ったハムシリ・ピラフ、ハシハシという芥子の実ペースト、西瓜スペアミント白チーズのサラダなどは特に食指が動く。個人的に大好きな街エディルネに一節が割かれているのも嬉しかった。肉で有名な街で魚を食べた話。イスラエルではベジタリアン、ヴィーガンの習慣がいささかファッション的に流行しているのだとか。そして外から見ると音楽や料理でトルコとイスラエルに共通するところを感じるのだとか。移住者やオスマン帝国の支配の影響か。国としては仲が良くない両国だが、と。中東の懐メロをアゲアゲにアレンジするHaSalonてバンドもきになる。

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著者プロフィール

音楽評論家/DJ/中東料理研究家/朝日カルチャーセンター講師。
中東やインドを定期的に旅し、現地の音楽と料理シーンをフィールドワークし続けている。 単行本や雑誌、WEBでの原稿執筆のほか、ラジオやクラブのDJ、オープンカレッジや大学での講義を行う。著書に『MEYHANE TABLE 家メイハネで中東料理パーティー』(LD&K)『イスタンブルで朝食を オリエントグルメ旅』『 おいしい中東 オリエントグルメ旅』(双葉社)『21世紀中東音楽ジャーナル』(アルテスパブリッシング)『エキゾ音楽超特急 完全版』(文化放送メディアブリッジ)ほか

「2017年 『ジャジューカの夜、スーフィーの朝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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