2001夜物語(文庫版) SPACE FANTASIA (1) (双葉文庫名作シリーズ)

  • 双葉社 (1995年11月1日発売)
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本 ・マンガ / ISBN・EAN: 9784575720303

感想・レビュー・書評

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  • 素晴らしい。安く結構買えるわりに中身が凄い。
    もっと評価されていい。

  • 重厚なSF漫画。

    「2001年宇宙の旅」にインスパイアされているところ大だが、
    男女の情愛を基礎とした話の展開、世代間の闘争を基礎とした展開、
    と人類が立ち止まるところはいつも同じである。

    その点で、人類の進化(他の種の指導による)を描いた「2001年宇宙の旅」とは異なる。

    この漫画では世代を重ねた人類が、結局旧人類と同じ権力闘争をする。

    (序盤で語られる)ロビンソン夫妻の種が芽吹いたオズマの子供たち、そこにたどり着いた旧人類と新世代、この三つの人間が出会い別れる場面はとてもすごい。

    昔人類が宇宙に放った矢に、新しい技術で届き、追い抜いてしまう、という哀しみを描いているわけだが、
    そのテーマをわかりやすく示した「KARC」(HALによく似ている)の話も寂しくてよい。

  • 文庫版を見つけた瞬間に手にとってレジへ向かいました。太陽系内の開発から始まる人類の深宇宙・太陽系外への進出と、その行く末を描く作品です。飛躍的な進歩を遂げた航行技術でたどりつく先には何があるのか、何のために進歩するのか。
    「2001年宇宙の旅」、「われはロボット」と並んで、工学を目指すきっかけになった本です。

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著者プロフィール

1975年、「はるかなる朝」で手塚賞入選。週刊少年ジャンプで「ブルーシティー」連載デビュー。代表作は「妖女伝説」「2001夜物語」「ヤマタイカ」。スケールの大きなハードSFから古代史まで、幅広いジャンルで活躍している。1992年、星雲賞コミック部門、2008年文化庁メディア芸術祭・マンガ部門優秀賞等、受賞歴多数。

「2019年 『MILKY WAY』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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