諸怪志異(2)-壺中天 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575726121

感想・レビュー・書評

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  • 読み始めは、中国舞台で、馴染み無い漢字も多く、とっつきにくく読みにくいと感じるかもしれないけど、読んでたら慣れてくるし、何より物語が斬新で面白い!主には、道士の五行と弟子の阿鬼のコンビが問題を解決させていく話。とそうじゃない話が交互に。

    NOTE記録
    https://note.com/nabechoo/n/n27274606fef3

    こっちは、後半の「封禅」「篭中児」「三山図」「天開眼」が良かったなー!2巻の方が好きかな。「封禅」はまんまと騙されたし、「篭中児」は悲しみと怖さ、そしてふくみのある終わり方に味がある。「三山図」は、欲深い人間が罰を受けるのかと思いきや、意外とほっこりラスト。三つの奇岩の演出が魅力的、そりゃ惚れるわ。「天開眼」は、短編ながら、思いのほか壮大な物語に発展していったのが上がる。阿鬼と娘娘が再びも良き。ちなみに「狗屠王」は、1984年に書かれたものみたい。他は1989年~90年。

  • 「壺中天」「盗娘子」「山都」「邪仙」「巫蟲」「眼光娘娘」「狗屠王」「封禅」「篭中児」「三山図」「天開眼」

  • このシリーズは、仙人(というより、巷間の腕の良い道士?)とその弟子が主人公格で、様々な中国的怪しい世界を描いています。

  • 諸怪志異シリーズで最もお気に入りの一冊
    中国の歴史的背景を元にこんなオリジナルを作る諸星先生はさすがです。
    犬が自分を煮る鍋の準備しちゃってる。

  • 骨董店で古い変わった壺を買って帰った崔某という男。譲ってくれと訪ねて来た男の出現で、値打ち物だと気づき、夫婦ともども欲をかき出したのが運のつき。夫婦が遭遇する、それぞれの壺の中とは!?

    道士の五行と、弟子の阿鬼が魑魅魍魎相手に大活躍!!
    全11編収録!!

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著者プロフィール

1974年、「生物都市」で手塚賞入選。「週刊少年ジャンプ」で「妖怪ハンター」連載デビュー。民俗学、中国の古典、SF等を題材に、幅広い分野で活躍する漫画家。代表作に「暗黒神話」「マッドメン」「西遊妖猿伝」がある。その独創的な作風から、高い評価を受け、2000年に手塚治虫文化賞マンガ大賞、2014年に芸術選奨文部科学大臣賞、2018年に日本漫画家協会賞コミック部門大賞等、受賞歴は多い。ジャンルを越え、多くのクリエイターに影響を与えたとされる。

「2019年 『幻妖館にようこそ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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